2021/11/22

19世紀後期 木綿”井桁模様”型染併用経緯絣裂  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代(推定) 19世紀後期 江戸時代末〜明治時代
素材/技法 木綿、天然染料 / 経緯絣、型染(灰色の片面染め ※濃藍に見える部分)
サイズ 幅(緯)32.5cm、長さ(経)33cm

経緯絣により上下左右に井桁模様が藍・白交互の連続文様として織り描かれ、織りの片面から型染によりモザイク様の模様が重ね染めされた19世紀後期作の木綿染織。

本布は”絣(織り)”と”型染(染め)”のふたつの技法が併用された特殊な作例で、布裏を目にすると経緯絣のみでも充分に井桁模様が判別できるにも関わらず、敢えて片面(布表)から模様の形状・輪郭をより明瞭にするために型染が施されたものとなります。

経緯絣と染めが併用された染織としては、17−18世紀にインドから舶載された古渡りインド更紗中の”格天井手(ごうてんじょうで)”の存在が知られますが、本布はそれに着想を得て製作された可能性を指摘することができます。

繊細な紡ぎ糸を素材に、井桁ひとつが1.5cm角の小ぶりかつ細密なディテイルを有する模様として端整に表されており、裂地からは”茶の湯好み”の風雅が匂い立ちます。

30数cm四方の小裂ですが、サイズを超えるスケール感と格調の高さが感じられる一枚です。


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(光学顕微鏡による画像)
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