2011/4/22

手織りの木綿が用いられた初期銅版更紗  染織



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製作地 インド・グジャラート州 アーメダバード  製作年代 19世紀後期〜20世紀初頭
素材/技法 コットン(手織り)、ターキーレッド他合成染料/銅版プリント

インドにおいても、19世紀後期頃の銅版プリント布については、輸入物なのか国産物なのかを判断するのが難しい(判断材料が乏しい)場合が多いように思われますが、本作例のような未漂白の木綿糸を素材に手織りされた布が用いられた銅版更紗については、国内製作のものとほぼ特定できるものがあります。工業化一歩手前の半手仕事のプリント布です。

そして下のカッチ地方で手掛けられた婚礼用の扉飾り布”サキヤ”は、国内(アーメダバード)製の初期銅版更紗が何種類かまとめて用いられている点で、資料的に興味深い作品となります。

カッチ地方の人々は、この種の銅版更紗を総じて”マンチェスタープリント”と呼んできましたが、これは江戸後期〜明治初期の日本で、舶来物の銅版プリントを総じて”ロシア更紗”と呼んでいたことと似ており、実際の製作地を示すものではないと判断できます。

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アーメダバード製の初期銅版更紗が用いられた婚礼用の扉横飾り布




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