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2008/10/21

Aqui é nosso Fado Maior!(ここはファド・マイオール!)  2008年リスボン日記

今夜はアルファマのカーザ・デ・ファド「Fado Maior」(ファド・マイオール)で歌ってきました。こちらは私にとってとても大事な場所です。3年前の滞在中に、ファド・カスティーソの魅力とその素晴らしさを教えてくれたのがこのお店でした。

こちらはファディスタのジュリエッタ・エストレーラさんと、ご主人のルイス・カストロさんのお店です。ファドへの深い愛情をもったお二人のこのお店は、日本人ファド・アーティストのほとんどがお世話になっていて、今日もあたたかく迎えて下さいました。

ジュリエッタさんはファド博物館で歌のレッスンを受け持っている方でもあります。そして、ご主人はAssociação Portuguesa dos Amigos do Fado(ファドの友協会リスボン本部)の会長で、ファドに関する貴重な資料や写真をたくさんもっていらっしゃり、ファド博物館の展示にも関わっていらっしゃる方です。

お二人ともお変わりなくお元気で、思わず涙ぐんでしまいました。

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(ルイスさんご自慢の名ファディスタの写真が壁一面に。)
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(演奏場所にはお馴染みの絵のアズレージョ。)

一年半前にリリースしたファーストアルバムをやっと渡すことができました。前回はポルトガル語で会話をすることが難しかったのですが、今日はいっぱい話をすることができました。ジュリエッタさんがそれをとても喜んでくれたのが本当に嬉しくてなりませんでした。ご主人のルイスさんは、今回も写真を片手に、他のお客様に「日本人のファディスタなんだ、歌もいいよ。他にもこんなに日本人が歌ってるんだよ」と話してくれました。

前回伴奏をしてくれたギタリストたちも私を覚えてくれていました。今夜は3人目のファディスタとして歌わせてもらいました。最初は3曲のはずが、「もう一曲!」とジュリエッタさんから声がかかり、なんと4曲も歌わせてもらいました。「2年前より格段にいいわ」と言ってもらえました。「あなたのおかげ」と伝えたかったのに言葉がわからない自分の不甲斐なさ・・・、明日大学で教わってきます。

トリはもちろんジュリエッタさん。「ああ、やっぱりこの深い愛情がこの人のファドなんだ!」と一曲目から聞き惚れました。お客様がおもわず微笑んでしまう歌、でも凛としていて媚もしないその姿、私が目指したいファディスタです。

ラストの曲はその名も「Fado Maior」。ジュリエッタさんが最近作詞・作曲をされたものだそうです、今回初めて聞きました。このお店のための、ここでしか歌えない、ここでしか聴けないファドです。歌う喜びを、今夜訪ねてくれたお客様と共に分かち合う、そんな愛に溢れたファドでした。

  Aqui é nosso Fado Maior

というサビをギタリストも他のファディスタもご主人のルイスさんも、メロディーなんかわかってないお客様もみんなで歌う、そうさせてしまう!そう、「ここは私たちのファド・マイオール!」

ファドは悲しいだけなんてとんでもない、もっともっとこの喜びと深い愛のファドが伝わっていきますように!!



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