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2008/11/15

iluminação de Natal  2008年リスボン日記

今夜のリスボンはいつもと違う、みんな目を輝かせてウキウキしながら、恋人達は肩を寄り添わせて嬉しそうに街を歩く。今日からクリスマスイルミネーションが点灯したからだ。
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(アウグスタ通りのブルーのイルミネーション。昨日の写真と同じ物が十字路に吊るされて、通りを彩る。)
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(サンタ・ジュスタのエレベーター前には、見上げる視線にあわすように雪の結晶のイルミネーション。)
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(バイシャ・シアード駅へ続くこの道では、かわいいデザインのイルミネーションが続く。)

今夜は私もいつもより早めに部屋をでた。ゆっくりと通りを歩きながらイルミネーションを眺める。日本と違って人でごったがえす事はなく、カフェテリアのオープンテラスでゆっくり座って楽しんでいる人もいる。私も思わずカフェに立ち寄って、大好きなパステイシュ・デ・ナタを食べながらぼんやりと眺めていた。

師匠といつもの待ち合わせ場所で会って、リベルダーデ通りを車で進む。街路樹がイルミネーションで彩られ、立ち並ぶ銀行などもイルミネーションで輝いていた。

「ポルトガル人は美しいものが好きだね。ファドもこのイルミネーションも。」と師匠に言うと、「そうそう、そして美しい女達も。」と言って笑った、間違いない。冗談はさておき、ポルトガル人は確かに美しいものが好きだ。日本人とは違う美意識がある。普段の生活から何かというと「美しい」という言葉を口にする、表面的なことに限った賞賛ではない、考え方や心根を見てのことだ。それに紐づくように心のどこかにロマンがある、それを特に語ったりするわけではないが、そんな匂いがするし、そういったことを大切にしている。私の周りのファド関係者が皆そうだ。

ファドにはご承知の通り、「fado alegre」(喜びのファド)と「fado triste」(悲しみのファド)がある。どちらも同じように大切で、どちらの方が重要ということはない。でもそれ以上に大事なのはそこにある「美しさ」だ。

詩の美しさ、メロディーの美しさ、そして気持ちの美しさ、これに真摯に向き合うのがファドへの愛情であり誇りだと私は彼らのファドを聴きながら教えられてきた。

そんなことを思いながら今日もファドを聴き、ファドを歌う。他人の歌いまわしが美しいと思えば「bem!」と口にする。歌うときには自分の心にあるfadoを裏切らないこと、自分の声を出すこと、人生に大事なことと同じに思う。



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