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2008/12/20

a pornúncia  2008年リスボン日記

ポルトガル語の発音は日本語と大きく異なる、ポルトガル語で歌う私にはこれが一番の壁だ。こちらに長く住まれて、ポルトガル語が話せる日本人の方々でも発音はやはり難関のようだ。

今夜もパテオで歌っていた。お客にポルトガル人のグループがいて、私が歌いだすと、一人の若い女性が笑い出し、何人かが一緒になって笑っていた。彼女たちには私の歌う姿と歌が滑稽だったのだろう。日本と同じく「失礼だろう」と本人の前でこういった反応をする人はあまりいないが、時々こういったことはあって、彼女が初めてではない。3年半前もあったし、最近も声は出さないにしても冷ややかな視線で私を見る人は少なからずいる。外国人の私が歌うことを応援してくれて、心で通じ合える人がたくさんいるが、同時にそうではない人も少数だがいる。自然なことだろうと解釈しているし、あまり気にしすぎてもよくない。もちろん、こういう反応は心に突き刺さってしまって辛いことではある。

ファディスタのアントニオさんが「気にしないでいいよ、バカなんだ。」と私に言った。「ナーバスになっているか?」とも付け加えた。「いや、慣れてる。」と返事をした。これからもこういったことはあると自覚している。それでもこの店で歌わせてくれるオーナーたちに感謝している、習得してみせるというエネルギーが生まれる。

控え室に戻ると、テレビに映画「アマリア」のメイキングが流れていた。彼女の人生を見ていると、私の悩みは「嬉しい悩み」でしかないなと思わされる。貪欲にやっていこうと私は決めている。高い目標を達成できるかはわからないけれど、自分の習得できることに差は出てくるはずだ。こうやって笑われたことが、私に生かされてくるのは間違いない、そう確信している。いつか「ありがとう」と思えるはずだ。私の中にファドが存在している以上、外国人であろうと一人の歌い手として歌いつづけることは変わらない。



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