Bem vindos ao site da Fadista Kumiko               Kumiko Tsumori                                                                               em Português

2006/2/4

Tudo isto é fado.  2006年2月リスボン日記

2月4日(土)晴れ

 今日はリスボン最後の日。朝早く宿を出て、フィゲイラ広場のカフェ「スイッサ」でガラオン(ミルクコーヒー)を頼んでテラスでぼんやり・・・。いろいろ思ったり、何にも考えないでハトを眺めたり。約1時間ボーっとした、この時間がとても好き。
 お昼はレストランに入ってバカリャウのコロッケを食べました。日本の味付けのほうが美味しいとよく人に言われますが、こちらのお店は普通に美味しかった、親切だったし安かったし、最後の日にラッキーでした。

 夜はもちろんパテオへ。今日はリアナがマデイラ諸島でライブの仕事があるので、パレイラも伴奏で遠くマデイラまで行って不在です。今日はペドロがポルトガルギターでした。ファディスタのシーコも不在、なので変わりにジョゼ・マヌエル・バレットさん登場!最後の日にこの方にも会えて本当に嬉しかったです。
 彼はまろやかな声でロマンティックに歌ってくれます。「何?明日帰る!?」とお叱りをうけました。ありがとう、バレットさん。
 最後の日ももちろん歌いました。定番の曲と、ビオラのギリェルメさんが私に必ず歌わせたがるカスティーソを歌ってからみんなにさよなら。オーナーのリナがまたギュッと抱きしめてくれました、本当に嬉しかった。

 夜中の0時過ぎからは、名司会者ジョアオンが誘ってくれた場所へ高柳さんと待ち合わせていきました。フィゲイラ広場の近くの場所に、スクール(?)のようなところがあって、ファドが聴こえてきます。カルチャースクールみたいな感じで、ファド好きの人たちが歌う会がひらかれていました。もちろんジョアオンが司会です。飲み屋と違ってご婦人方がたくさんいらっしゃいました。今日はどうやら発表会という感じでした。ステージがあるわけではなく、大きな部屋の中央付近に伴奏者がいて、そこへ立って歌う形です。カフェも併設されているので、お酒を片手にみんなで夜を過ごしていました。
 プロではないけど歌うことが好きという方々が思い思いに歌います。伴奏もプロではないので失敗が多いのですが、この雰囲気がまたいい。「リスボンの人たちのファド」って空気。81歳になる品のいいおばあちゃまの歌もすごく味があって素敵でした。
クリックすると元のサイズで表示します
(81歳のおばあさま、ファルセットが響いてびっくり!)

 私も高柳さんも歌わせてもらいました。みんなでも歌える曲を選んだせいもあったと思うのですが、スタディングオーベーションをいただいてしまいました。国籍は関係なしにファドを共有しあって楽しめる空気が会場に広がっていて、この感覚がとても嬉しかったです。一人二曲しか歌わないところをアンコールをいただき、もう一曲歌わせていただきました。本当にありがとう。
 夜中2時に会が終了しました。すると、この会の主催者の方に「2月25日にあるポルトでの大きな会に出ないか?」と誘っていただきました。
 何で出国前夜に!!と悔しい思いで「明日かえらなくちゃいけないの。」と言うと、「帰るな!ずっといろ!」とみんな言ってくれました。この声も本当に嬉しかったです。高柳さんは参加することになりました。報告が楽しみです。

 最後の夜に地元の、特に、普段はお家で家事をこなす女性達のファドに触れられて本当によかったです。観光客のためではなく、リスボンの地元の人たちの中にあるファドに触れられました。
 リスボンの人たちが心開いて接してくれたおかげです。ありがとう、本当にありがとう。さて、帰国です。



コメントを書く


この記事にはコメントを投稿できません




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ