『死刑確定IV』
レンタル・リリース 2006.07.14(セル発売 2006.07.21)東映・東映ビデオ、RIKIプロジェクト
監督:宮坂武志 脚本:小谷暢亮
キャスト:竹内力、濱田万葉、中倉健太郎、吉岡毅志、アンドレ、松永裕子、根岸大介、脇知弘、諏訪太朗、館昌美、中山弟吾朗(東映ビデオHPには山口祥行の名前もありますが、出てないよ)
そして、本田博太郎
本編の前に、映画の宣伝やら近日リリースのお知らせやらがあるのだけれど、その中にちゃんと『死刑確定V』もあって
「あのときの刑事が俺と同じことしてるんだからな・・・よく似てる。ああ、俺たちはよく似てる」とつぶやいてるのが本田博太郎さん、野田大吾という男。白バイ警官のナリをして苦虫噛み潰したような顔で見つめるのが、竹内力、如月優二、交番勤務のおまわりさん。
でも、これは、『死刑確定IV』のほとんど終わりに近いシーンです。
夜10時半をまわった街角。若い男女が何となくタムロしているところに現われて、女の子たちに「早く家に帰りなさい」といってまわるのが野田。そして、困ったことがあったら何でも相談にのるとかいって名刺を配りまくる。見た目、『本気!』シリーズ後期の染夜みたいなウロンなオジサンだから、女の子たちは気味悪がって「行こ・・・」。そういうところに、優二の姪の可奈(松本裕子、カワイイ

)も、連絡の取れなくなった友人・美雪を探しに来ている・・・ま、おじさんが警察官なんだから、結局、交番にやってきて優二に美雪を捜してほしいと頼んでいく。
まもなく、美雪が戻ってくる(早速、野田が擦り寄ってくけど、女の子たち逃げちゃいます)が「ホームレスが殺された」とつぶやくのみ。これが、人狩ゲームの存在を優二が知る発端です。ターゲットは、ホームレスや家出少女など社会や家族のネットワークからはずれた人たち。美雪はそのゲームから逃げ延びてきたのです。
一方、武蔵府中警察署には連続白バイ事件解決のために捜査本部がおかれ、本庁から警部補・荒井理沙(濱田万葉)が乗りこんでくる。優二の後輩・矢野主任(中倉健太郎)など、理沙のパシリ状態ですわナ。
野田も、美雪に話しかけて人狩ゲームのことを知り動き出す。優二が白バイの死刑執行人なら、野田は・・・何だ!?
優二のほうは、姪や情報屋の話から人狩ゲームのグループ(仕切ってるのは、吉岡毅志演ずる・・・名前、何ていったっけ?)の存在にたどり着く。
そして、美雪とあゆみがホームレスと共に狩られる森で優二と野田が遭遇するわけです。
なんやかんやありまして、人狩りグループのアジトで前述のシーン。動きもなく静かなシーンだけれど、凄い緊張感と迫力。
野田大吾は、自室で新潮文庫『沈黙の春』の間から一葉の写真を取り出して見入ってましたな。誰でしょう。それに、優二が野田を逮捕した事件は何だったんでしょう。
あれやこれや事件や疑問は未解決のまま、『死刑確定IV』は、“続”!
『死刑確定V』はレンタルもセルも8月4日(金)リリース。

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