第41話 敗れる最強 放送日 2006.11.19
監督:石田秀範 脚本:米村正二
初っ端、ワームの擬態能力を一時的に奪うAMB(Anti Mimic Bomb)の試用実験のプレゼンテーション。おい、インフォームド・コンセントは取ったのか?ZECT相手にそーゆーイチャモンは無理か。
それにしても、この会議室に召集されたのはどういう面子かネェ?ZECT執行部とか幹部会とか・・・天道総司(水嶋ヒロ)はまだ司令官やってるんだろーか?司令官ごときはお呼びがかからないんだろーか?対ワーム最終兵器AMB3発の1発は実験に使い、2発目をエリアC3のワーム一掃に使うのだとか。“友人たち”のことを心配する加賀美陸(本田博太郎)。
次なる加賀美陸の登場シーンは、警視庁前。冬服の警視総監だね。
が、その前に
“友人たち”を秘密裏に移送する任務を担ったのが、運送屋に擬態した田所(山口祥行)、岬祐月(永田杏奈)、加賀美新(佐藤祐基)。それが、ワームに襲われ“友人たち”はネイティブ・ワームの正体露見。さらに、新はネイティブの一人に「トップの息子」と呼ばれ、動揺しまくり・・・それで、いつでも真っ向勝負の加賀美新は、オヤジに問いただそうと警視庁に押しかけたわけです。
「お前から見たらただの父親かも知れん。・・・が・・・この場では警視総監だ。分をわきまえろ」。
ZECTのトップ・加賀美陸の側近・三島正人(弓削智久)は、警視庁ではどういう立場の人間かわからないけれど、新を蹴っ飛ばして気絶させまして・・・
この後の時間経過がよくわからんのですが・・・Bistro la Salleでは天蓋付のベッドでミサキーヌが神代剣ぼっちゃま(山本祐典)に添い寝されてお目覚め。天道が、「さあ、朝飯だ」。
ちょうどその頃、ZECT本部(たぶんネ)で新がお目覚め。一晩、椅子で寝てたのかい。
新の問いに対して、新を見つめていた陸は向きを変えてこっちを向く。こいつ完全黙秘を決め込んだかと思いましたヨ。が、口を開いて「終末は近い」。そして、ZECTとネイティブの関係、35年前から決まっていた新の運命について短い言葉で、しかし、つらそうに語るのですねぇ。それにしても「わが魂はネイティブとともにある」って何?このシーンの加賀美陸は、警視総監姿のときより何歳も歳を取ってみえます。新は、陸の手を振り解いて走り去り・・・(えぇい、ここでCM入れるな!)
四度目の加賀美陸。今度は、天道総司が「ライダーに赤い靴を仕込んだのは誰だ」。それに対する陸の答えが、「私は惜しい友を失った」。ほ〜お!“赤い靴”というのは、ワームもネイティブも見境なく殺しつくさないと止まらないんだっけ。それでもって、陸は天道に恨まれても仕方がないと言うんだから、日下部夫妻殺しの下手人はこいつか?いや、直接やったのはネイティブだから共犯者か?加賀美(新)を恨んだりはしないといって去ってゆく天道。瞬きもせず見送る陸。余韻といいましょうか、疑惑といいましょうか、意味ありげに見えてしまう表情でありました。
それにしても、岬姐さんは大したものです。行動を律する基準にブレがない。
生物学的背景はなんであれ、食文化を共有する者とは行動をともにできるが、そうでない者には「分かった?あなたとは住む世界がちがうのよ!」納豆文化に属さないヤツはすげなく袖にするのだ。一方、田所さんは田所さん。岬は蕎麦好きだからね。加賀美新は、ネイティブと付き合うのはこれが初めてじゃないだろーに、そんなにウロタエなくても。
そのほか、備忘録:
キック矢車想(徳山秀典)とパンチ影山瞬(内山眞人)の地獄の兄弟は、岬にふられたお坊ちゃまクンを加えて、地を這うゼクター3兄弟に。
今度出てきたカブトガニ・ワーム乃木怜治(坂口拓)は、人間姿でもつぉ〜い!生身アクションがかっこいい。
加賀美陸は、あとは第42話予告に登場でしたねぇ。キャッチボールしてたでー!

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