『刑事ガンさん1 (京都サスペンスマップ)
京都葵祭り失踪事件 老舗の若旦那をめぐる怪事件にはみ出し刑事草野岩平が挑む!!』
放送日:1992.07.06(JNN月曜ドラマスペシャル)
監督:原田雄一 脚本:保利吉紀、石村嘉子
キャスト:山城新伍、萩尾みどり、斉藤隆治、横須賀昌美、中丸新将、逢坂じゅん、川村一代、栗原悠、西山嘉孝、牧冬吉、丹阿弥谷津子、鶴田忍、岡江久美子
そして、本田博太郎
葉巻を燻らし独楽を飛ばす変な刑事、ガンさんこと草野岩平(山城新伍)が活躍するシリーズの第1作目。
組紐屋・巴喜一殺人事件の捜査本部は解散、未解決事件担当の特捜班(鶴田忍、山城新伍、斉藤隆治・・・斉藤由貴の弟)にゆだねられることになった。特捜班ってのは、人員3人、ヨソの部局からはじき出された者のあつまりだそうです。
巴喜一は、組紐の第一人者で巴屋の六代目。2年前、その喜一が殺害され、養子の啓介(中丸新将)が姿を消した。喜一には真治(本田博太郎)という実子がいるが、啓介が養子となった翌年に生まれたのである。現在、巴屋は真治が七代目となり、圭介の妻・紀和(萩尾みどり)ともに切り盛りしている。
博太郎さんは、組紐屋ですからネ、和服姿です。端然と落ち着き払った若旦那。でも、巴屋で働く女の一人と出来ていながら、義兄の妻・紀和にも言い寄ろうという男。
ガンさんたちが捜査に乗り出すと、かつて喜一の事件を担当していた元刑事のだんご屋シマさんこと水島が不審死を遂げた。ガンさんの情報屋ゲンさん(逢坂じゅん)は、その夜、だんご屋の前から走り去る車を目撃したという。さらに、水島に1000万貸していた高利貸・寿ローンのタキモトも殺された。水島、タキモト、いずれも、帯締めによる絞殺。啓介もタキモトから2500万借りていたのだなぁ。
喜一は、殺害される半年ほど前、後継者を決めるために啓介、真治を競わせようとしたという。職人気質で技量の優れた啓介と遊び好きの真治。喜一はもともと啓介を後継者とするつもりでいた。それなのに、啓介は姿を消し指名手配されることとなった。真治は、啓介が自首し罪を償った後は、巴屋を譲ってもいいという。
ガンさんの別居中の妻が岡江久美子、その母が丹阿弥谷津子。殺され役は誰でしょう、栗原悠、西山嘉孝、牧冬吉?タキモトが西山嘉孝、元刑事・水島役が牧冬吉ではないかと・・・古い方なんでヨクわかりません。
ほっそりと端正な旦那姿だけでは、本田博太郎の意味がない。そうでしょう?だから、首に帯締め巻かれてのたうちまわるシーンもちゃんとあります。危うし真治。

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