本田博太郎さん観賞ノート

2007年4月〜6月は、新作連続ドラマが2本に新作2時間ドラマが3本。
『その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル』はレギュラー警務課長・近藤時男、『よろずや平四郎活人剣』は初回と最終回2時間特別編と第3回“道楽息子”のイレギュラーなレギュラー（？）鳥居耀蔵。
2時間ドラマは、TBS月曜ゴールデン『楽園のライオン』の押しかけ助手のような古本屋・浪花立夫。そして、明日6月30日同じ時間帯に放送される
『美人三姉妹の推理旅行　長崎ハウステンボス疑惑の花嫁・挙式翌朝新郎が殺された！教授と妻と愛人…連続殺人に超絶トリックが!!』テレビ朝日・土曜ワイド劇場
“教授と妻と愛人”の井上教授
『どうぶつ119　救え動物の命を！日本初！動物の救急車が走る！奇跡の感動生んだ熱き男達！』日本テレビ・夏ドラ！スペシャル
老犬クロの飼い主・木下達夫（また、“タツオ”かい）
博太郎さんは「役者には十人の顔がある」とおっしゃるそうですが、五者五様の役柄。

さて、同じ時期のテレビドラマ再放送は〆て46タイトル。
特別多く再放送されたものは見当たりません。もっとも多いのが
『新船長の航海事件日誌・超豪華客船殺人航路』（テレビ朝日・土曜ワイド劇場2006.07.08）
『約束〜いつか、虹の向こうへ』（BSジャパン、テレビ東京・水曜ミステリー９　2005.07.31）
で5回。ただし、『約束〜いつか、虹の向こうへ』は5回のうち2回はBSジャパンなので、再放送した局は4局。
4テレビ局での再放送は、
『ジェラシー』（日本テレビ・火曜サスペンス劇場　2004.06.29）
『十年〜妻が夫を裏切った日！』（BSジャパン、テレビ東京・女と愛とミステリー 2004.01.25）
『密会の宿・北鎌倉不倫殺人旅行』（BSジャパン、テレビ東京・女と愛とミステリー　2003.07.27）
『家政婦は見た！第10話　秋子，江戸前寿司屋の後妻に…』（テレビ朝日　1997.12.11）
『京都迷宮案内III　第13話　スクープの罠！保険金殺人の秘密!!』（テレビ朝日・木曜ミステリー　2001.05.10）
『新・赤かぶ検事奮戦記４飛騨路を火魔が走る！』（テレビ朝日・土曜ワイド劇場　1997.04.12）
『二つの嘘・同窓会殺人事件』（BSジャパン、テレビ東京・水曜ミステリー９　2005.08.14）
タイプの違う刑事、セクシーな悪役、悲惨な計画に手を染める夫や父親、変なヤツ・・・
『十年〜妻が夫を裏切った日』、『京都迷宮案内III　第13話　スクープの罠！』、『密会の宿・北鎌倉不倫殺人旅行』は、1月〜3月に引き続き再放送多し。

あまり再放送されないドラマで、少々うらやましかったのが
長崎文化放送での『三陸海岸婚約旅行殺人事件　みちのくローカル線に死神が宿る』（テレビ朝日・土曜ワイド劇場 1987.07.25）
青森朝日放送での『京都始末屋事件ファイル　第7話　欲望の罠！カジノにハマった女!!』（テレビ朝日　1999.08.19 ）
TVQ九州放送での『電話の向こうに誰がいる？電話が怖い！』（日本テレビ・火曜サスペンス劇場 1990.01.23）など。

先週金曜日（2007年6月22日）、そう『エラ嫁』DVD boxの特典映像『山本波男診察室』観賞にうつつをぬかしていた日のニュースです。

2007年6月21日、石川県庁で映画『能登の花ヨメ』（監督：白羽弥仁　脚本：国井桂）の制作発表が行われた由。記事は、中日新聞、毎日新聞などなどの北陸・石川版のものがネットで見られますが、
注目は北國新聞の記事
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070622104.htm
引用しますと
“金沢市出身の女優田中美里さん、俳優本田博太郎さん、白羽監督と親しい松尾貴史さんや女優菊池麻衣子さんも企画に賛同。出演は未定だが製作に協力するという。”
田中美里・・・ん、副署長である“その男”の妹、京都河原町署交通課の佳子サンではないか！警務課長殿もご賛同か。

もともと能登半島を舞台とした『海辺のテーブル』の撮影の準備が進められていたところに、3月25日に能登半島地震があり、震災からの復興をテーマとして脚本を練りなおし『能登の花ヨメ』というタイトルで映画製作することになったのだそうです。
県や能登地区の九市町などが支援委員会を発足させており、地元エキストラを動員し、キリコ祭りを大々的に取り上げるとか、『眉山』風。能登の町々に博太郎さんの手になる幟旗が翻ることになるんだろうか？
『能登の花ヨメ』は7月に配役が決まり、10月から撮影、来年早々に完成試写会を開き、石川県内で先行上映後、2008年秋の全国公開という予定だとか。
白羽監督の日記は ⇒　 こちら

う・・・ん。
出演は未定だが制作に協力・・・ファンとして、何だか悩ましい。7月の石川県のニュースに気をつけなければ。
のとねっとスタッフブログには“撮影風景や撮影場所も随時発信”とあり、時々見に行こうかな。（2007.06.28追加）

今度の土曜ワイド劇場（テレビ朝日）の
『美人三姉妹の推理旅行
長崎ハウステンボス疑惑の花嫁・挙式翌朝新郎が殺された！』
http://www.tv-asahi.co.jp/dwide/20070630.html
は2004年5月ごろの撮影だそうですが・・・
予告編を見たら、井上教授はかなりの短髪で前髪を立たせた髪型。確かに2004年版。
そう！『猿飛佐助　闇の軍団』の小助や、雑誌Ｓｈｉ−Ｂａ（2004年9月号）インタビュー記事の博太郎さん。その後、『相棒III』の朱雀さんも短髪だった。『警視庁鑑識班18』の沢村技官まで思いっきり短髪だった。

同じ時刻に日本テレビ系で夏ドラ！スペシャルとして
『どうぶつ119』
http://www.ntv.co.jp/119/index.html
こちらは、ごく最近版の博太郎さん・・・なのか？

同時に見て、見比べたくなってしまったなぁ。
　こうやって？

こういうのは、作品リストでは何に分類すればよいのか。
テレビ朝日系のドラマ『エラいところに嫁いでしまった！』（2007.01.11〜2007.03.08　全9話 ＤＶＤ：TDV-17206D）の山本波男先生を主役にしたスピンオフ・ドラマ。これが本田博太郎主演でなければ、作品リストのＤＶＤの項に注釈として“特典映像に『山本波男診察室』全4話”とつけて済ませるかもしれませんが、本田博太郎主演ですからねぇ。それに、テレビドラマには出てない人が出演してるし、脚本は別の人が担当してるし・・・
こりゃ、オリジナル・ビデオとしてリストアップですね。で、注釈として、“テレビドラマ『エラいところに嫁いでしまった！』ＤＶＤの特典映像としてリリースされた”。

『山本波男診察室』は『エラいところに嫁いでしまった！』ＤＶＤボックスのdisc2から5に渡る連続ドラマになっています。（Disc1の特典映像は『ボーノのうきうきハッピーダンスダイエット　初級編』。ボーノのエクササイズは、そのうちやってみるさ。今、巷じゃビリー隊長が話題になっていますがね。）
各サブタイトルは
　第1話　栄太郎と末期ガン
　第2話　奈緒とホスト
　第3話　波男と弥生
　最終話　保のヒミツ
エラいもので、最終話の後には本編同様クレジットが流れる。
　山本波男：本田博太郎
　弥生：仁平裕子
　竜一：尾嶋直哉
　山本栄太郎：橋本さとし
　守山保：温水洋一
　脚本：海老原誠二
　ナレーター：沢田敏子
　（中略）
　プロデューサー：桑田潔
　演出：片山修

ものものしいナレーションで始まり、毎回違う患者がやってきては、深刻な問題を波男先生に突きつける。爆笑もの 最後に、保を診察室から送り出した波男先生は、さわやかに深呼吸するのでありました。なんだか太極拳か気功ふう？
博太郎さんは少しひげが伸びて、『どうぶつ119』（来る2007.06.30 21:00日本テレビ系で放送予定）の木下達夫と同じような感じですね。

各ＤＶＤのメニューは通常版に加えて、君子版、磯次郎版、志摩子版。ここまでは番組サイトと同様ですが、以下、波男、守山家、栄太郎夫婦、奈緒、源之介版まである。それぞれ、そのキャラクターらしいメニューになっていて楽しいです。『山本波男診察室』はどのキャラクターのメニューにもありますから、心配御無用。波男版の、チャプターリストや人物紹介がどうなってるか、まあ、ご覧あれ。ウッフッフ・・・

うらめしや〜と現れる幽霊のターゲットになる博太郎さん。『かさねヶ淵』のほかにもう一つありました。ただし、純正の怪談ではない。

『遠山の金さん vs 女ねずみ』
第11話 怨念！ おいらん幽霊小判まく
放送日：1997.05.03　テレビ朝日系
監督：齋藤光正　脚本：大野靖子

千鳥ヶ原に花魁と禿の姿で現れる幽霊。幽霊がまく小判には“怨　七べえ　へい九ろう”と刻まれていた。
その幽霊の正体は、そして、“七べえ”、“へい九ろう”とは何者か。

10年前の『遠山の金さん vs 女ねずみ』ですが、今でも再放送されるので詳しくは書きません。女ねずみ・お小夜（古手川祐子）は、千鳥ヶ原のあばら家に住む魚売りの少年と姉代わりの女おつや（佐藤友紀）を気にかけ、岡っ引きの勘平（前田吟）はこのごろ市中に出没する盗賊を追い、金さんこと南町奉行遠山金四郎景元（松方弘樹）は北町同心・宮部平九郎（伊吹剛）に目をつける。平九郎は石川島の人足寄場の見回りをしているが、“しちぞう”（本田博太郎）という人足とはお互いに相性が悪いらしく、たびたび衝突しては“しちぞう”を折檻小屋に閉じ込める。ところが、平九郎と“しちぞう”、互いに見交わす目と目、ほくそ笑む“しちぞう”。実は、勘平や南町奉行所で手を焼く盗賊団の親分が“しちぞう”で、霞のように姿が掻き消えるところは、3年前に処刑された“霞の七兵衛”ジツハ錺り職人・半次郎（土井健守）さながら。

“しちぞう”は人足寄場でごねて暴れたり、黒装束黒覆面の盗賊となったり（同じ姿の盗賊が何人もいるけれど走る姿は本田博太郎）、いろいろな姿の博太郎さんが拝めますが、いずれも極悪非道、いかにも悪そうに見えます。嫖客としてあやめ太夫（伊藤葉子）の前に現れたときも、身なりは洒脱でも目つきが恐ろしげ。お奉行様の前でもふてぶてしいことこの上ない。
ところで、折檻小屋は崖の岩屋だけど、石川島にあんな崖があっていいものか？

このシリーズの遠山金四郎は南町奉行。鳥居耀蔵が失脚した後の金さんなのですね。

東映ＴＶの『怨念！ おいらん幽霊小判まく』はこちら

徳島（の隣の隣）の知り合いが教えてくれたんだけど
徳島県美馬市のうちわ屋が『眉山』グッズ・・・ロゴ入りのを売り出してるんだってサ。
映画『眉山』タイトル・ロゴじゃなくて、昨年、徳島の町中に立てられていた幟やエキストラとか関係者に配られた手ぬぐいに使われたロゴだって言うから、博太郎さんのお手になる“眉山”の二文字ではないか！
ググって見たらありました！↓
http://www.awauchiwa.com/bizan.html

そのうちわ屋さんは、映画『眉山』を応援してるんだそうです。この映画は、阿波踊りの大群衆シーンは感動的だったけど、すごく応援したい映画というワケではではないのだナ、ワタクシにとって。それに、興行成績も結構なものではないですか。公開から1ヶ月以上になるけれど、先々週の興行成績のランキングでは邦画・洋画をあわせた中で堂々の8位を保ってる。もっと応援しがいのある映画を応援したいものです。

とはいえ、
Ｔシャツ、ミニタオル、携帯ストラップ・・・携帯ストラップは欲しいかも。
しかし、金時芋のスイートポテトやパイまんじゅう・・・これは、どうよ。ま、知人には、ウチに遊びに来るならどっちか持ってくるようにと申し渡してやりましたヨ。

YAHOO!ニュースに日刊ゲンダイの記事として出ていましたね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070616-00000004-gen-ent
北野武ではなくビートたけしが、テレビ朝日のスペシャルドラマで主演するとか。
テレビ関係者の言葉というのを引用すると
「たけしは松本清張原作の『点と線』に刑事役で出演します。共演者は柳葉敏郎、平泉成、本田博太郎ら。脚本はNHK大河『利家とまつ』の竹山洋で、監督は元日テレの石橋冠です。完成度の高い本格派ドラマになると思います」。

本田博太郎さん入りの本格ドラマ・・・楽しみだなぁ！

博太郎さんとたけしの共演は、映画では
『すっかり・・・その気で』（1981.12.20）
『修羅の伝説』（1992.01.15）
『残侠』（1999.02.13）
と、オリジナル・ビデオ
『ナニワの用心棒』（1999.06.21）
テレビドラマでは・・・思い浮かびませんゾ。

放送はこの秋か冬とか。テレ朝のメルマガによれば、2007年秋2夜連続でスペシャルドラマとして放送されるそうです。

公式サイトは
http://www.tv-asahi.co.jp/tentosen/
まだ、たけしだけ。（2007.06.20追加）