本田博太郎さん観賞ノート

10月25日に緑山スタジオで『雪之丞変化』の収録の合間に主演の滝沢秀明のPR会見が行われたそうです。その様子を伝えるスポーツ紙などの記事は↓
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2007102602059288.html
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200710/gt2007102610.html
http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20071026-274621.html

ついで（！？）にNHKドラマニュースのURLは
http://www3.nhk.or.jp/drama/html_news.html#yukino

来年、2008年1月3日（木）21:00〜22:45　NHK総合・デジタル総合
1時間45分ですね。
“正月時代劇”とか“新春”とかオメデタイ特別なドラマ気分にはちょっと短い。かといって、テレビ東京の新春ワイド時代劇は10時間で、これは、毎年のコトながらまともに見続けるにはあまりにも長い！

まだ、博太郎さんの役は不明。島抜け法師かと思った泉谷しげるは、雪之丞の剣術の師匠、脇田一松斎ですとさ。

1994年7月9日〜1994年9月24日に11回にわたり放送された『遠山金志郎美容室』（日本テレビ土曜グランド劇場）、少なくとも最終回にはご出演でした、博太郎さん。中日新聞のラテ欄にはあまり情報がなかったのですが、日テレの連続ドラマですから、読売新聞を漁ったらありました。

1994年9月23日（金）の朝刊。9月24日の朝刊は休刊だったようです。
最終回ということで結局メデタクまとまったんじゃないかと思いますが、栗原家の家をめぐる大事件が起きるのです。大事件の仕掛け人は家の持ち主である五十嵐氏。演ずるは本田博太郎。五十嵐が、家を壊して賃貸マンションを建てると言い出したのです。みんなが反対する中、小夏一人が賛成で、金志郎と小夏が大喧嘩。

栗原家というのは、春子（夏木マリ）、小夏（かたせ梨乃）、千秋（本田美奈子）、冬美（中谷美紀）に浩一（松岡俊介）の5人きょうだい。遠山金志郎（西田俊行）は、もともと理容室をやっていたのですが、弟の銀平（上島竜兵）が借金返済のため店の権利を勝手に売ってしまった。栗原春子がそれを買って、店に乗り込んで美容室にしてしまった・・・というのがこの連続ドラマの始まりでした、トサ。仕方泣く泣く、金志郎は住みなれた家を出て、喫茶店を営む徳大寺重宗（津嘉山正種）のマンションに転がり込んだりしてたのですが、最終回には、男嫌いだった春子は徳大寺と挙式、銀平が小夏に突然プロポーズとか・・・

五十嵐氏の登場は最終回だけだったのか、家の持ち主としてちょくちょく出没していたのは不明。第1回には出ててもいいような気もしますが？？？

サブタイトルは
第1回 7月9日　大災難が・・・ドバッ
第2回 7月16日　シャンプーする？
第3回 7月23日　涙・・・女の命の髪を・・・
第4回 7月30日　姉妹げんかvs金
第5回 8月6日　失恋・・・金さん絶叫
第6回 8月13日　妻の秘密にウォー
第7回 8月27日　強盗vs桜吹雪
第8回 9月3日　姉のお見合い
第9回 9月10日　涙に濡れた桜吹雪
第10回 9月17日　金志郎家を出る
最終回 9月24日　ギャッ家族が11人

最終回「ギャッ家族が11人」11人の内訳は・・・遠山家の2人＋栗原家の5人＋春子と結婚した徳大寺で8人、それから・・・？あ、翔太（荘田優志）という子供もででくるようです。全11回の中盤あたりで、冬美の東大生のボーイフレンド啓祐（角田英介）とか、浩一が交際する子持ちの麻由子（洞口依子）とか出てきますが、これも勘定に入ってしまうんだろうか？第6回「妻の秘密にウォー」では金志郎の亡妻・幸子（坂本冬美）の兄で海外で井戸掘りをしている信男（松方弘樹・・・遠山金シロウといえば、フツーこの方）は勘定に入らないんだろうな。金志郎の幼馴染のエリート商社マン・健一郎（内藤剛志）ってのも春子のお見合い相手にはなっても家族にはならなかったようです。

1994年夏というのは、異常に大家族ドラマが多かったのだそうです。朝日新聞（1994.08.15　夕刊）によると“七月以降に始まった民放のテレビドラマは計二十本弱にのぼる。そのうち、一つ屋根の下に大人数が同居する「大家族」ドラマは八本を数える。”この『遠山金志郎美容室』もその一つ。どのドラマも視聴率的には大変だったようです。

『遠山金志郎美容室』のキャスト、わかってるだけ
西田敏行、夏木マリ、かたせ梨乃、本田美奈子、中谷美紀、松岡俊介、上島竜兵、荘田優志、津嘉山正種、内藤剛志、坂本冬美、根津修平、松方弘樹、角田英介、洞口依子、岡本夏生、そして、本田博太郎
演出：水田伸生、石橋　冠、倉田貴也　脚本：深沢正樹、松木ひろし、輿水泰弘、石井信之

2007年9月15日（土）からテレビで放映されていたガス・パッ・チョ！『ミスティ・福沢諭吉篇』は10月17日（水）で終わったようですが、（東京ガスのＨＰでは見られます。）
ＣＭ総合研究所による銘柄別CM好感度調査でも、い〜い線いってたようです。
9月後期（調査期間2007年9月5日〜2007年9月19日）6位
10月前期（2007年9月20日〜2007年10月4日）5位
10月後期（2007年10月5日〜2007年10月19日）4位
東京キー局で放映されたＣＭについて首都圏1500人を対象として調査された結果です。
ＣＭ総合研究所のサイトのランキング表では、10月前期・後期は東京ガス／ガス・パッ・チョ！ 全3作品となっていますから、福沢諭吉以外のＣＭも入ってるワケですね。
http://www.cmdb.jp/ranking/1500/200710_cmtop10.html
毎日新聞（2007.10.22　東京朝刊）経済面の“人気！！ランキング：話題のＣＭ部門”という記事の中では、ガス・パッ・チョ！のＣＭの出演者は妻夫木聡と本田博太郎になっているから、福沢諭吉篇のようです。毎日新聞のほうは9月度（2007年8月20日〜2007年9月19日）のデータで、ガス・パッ・チョ！は第8位。9月前期（2007年8月20日〜9月4日）には東京ガスのＣＭはランク外なので、9月15日に放映開始されたばかりの“福沢諭吉”がトップ10内に好感度を押し上げたんでしょうね。

ここんところ、博太郎さん出演のＣＭは常に好感度が高い！
（桃子ちゃん＝北川景子の出演ＣＭ、ＮＴＴドコモの基本料いきなり半額はもっと好感度のランクが上だけどね。）

6月に、日刊ゲンダイの記事にテレビ朝日が『点と線』をビートたけし主演で制作し、それに博太郎さんが出演するというのが載って
7月に、公式サイトにリリース情報第二弾として一部出演者が紹介され
8月のリリース情報第三弾で、どっと出演者が明らかになり、博太郎さんの役もわかって以来、2ヶ月・・・

ホンマにこの秋やるんかいな？ま〜2週間か10日前まで夏みたいなモンだったから秋は始まったばかりか・・・それにしても、いつ放送するんだね？
と思い始めた今日この頃

公式サイトに
http://www.tv-asahi.co.jp/tentosen/
11月24日（土）・25日（日）よる9時
2夜連続放送
と朱書されてました。金曜日の夜は『モップガール』で土曜、日曜の夜。忙しいねぇ！

今朝のフジテレビ系“めざましテレビ”の広人苑IIに笹野高史が登場、『次郎長三国志』の撮影風景がちょっと出ました。津向の親分、博太郎さんはいなかったヨ（でも、このブログ記事、何が何でも博太郎さんに持っていくノダ）。次郎長宅の前に、次郎長役の中井喜一、お蝶役の鈴木京香に、大政役の岸部一徳など、そして法印の大五郎役の笹野高史。津川雅彦、いや監督だからマキノ雅彦は、笹野高史を“天才”で日本一うまい役者と評していました。

さて、うまい役者の3タイプ
その１、大天才。その2、遊んで遊びぬいてそれを肥やしに上手くなるタイプ。その3、努力に努力を重ねて上手くなるタイプ。
その中の遊びも努力もなしで上手い天才役者に、笹野高史を分類したわけですね。

勝新太郎は、ＮＨＫ大河ドラマ『独眼竜政宗』で共演した折、津川雅彦にこの3タイプを挙げて、「俺は何で、お前は何だ？」と尋ねたそうです。（出処は『「津川雅彦物語」カツドウ屋血族』）。
津川雅彦は、勝新太郎にお前は努力家だと言われ、自分は不器用でよく努力してるなぁと納得したとか。

では、博太郎さんは、3タイプのどれ？
遊びではなく、ガテン系やらバーテンやらアルバイトが肥やしになってるタイプ？
待て待て。ワタクシは本田博太郎をうまい役者だと思ってるのかな？どんな役でもスルッとやってしまうとか、努力の跡も見せずにこなしてしまうという感じは受けないのです。鉈のあととか噛みあととか、刻み込まれたような印象を持ってるんですが・・・。
マツ・カンパニーの松野充伸氏は、クソまじめで不器用な人と見ているらしい（産経新聞2002.03.06　大阪夕刊マネジャー風雲録）。

『モップガール』ＥＰ：2　セレブ花嫁は殺人がお好き!?
放送日：2007年10月19日　テレビ朝日系
演出：片山　修　脚本：荒井修子（原作：加藤実秋）

きょうは一日中頭を抱えて考えていたが（ウソ）・・・う〜ん、ワカラン。タイムリープの副作用か？

「あのことがあってから災難続き」とぼやいてＥＰ：1を回想する桃子ちゃん（北川景子）。
“あのこと”とは、おにいちゃん（林泰文）が父さん（本田博太郎）付で桃子の部屋に現れて、勝手に桃子の運命の相手を見つけてあてがっていったこと・・・だと思うんだよナ。
「ねぇ、父さん」とおにいちゃんが声をかけるとイキナリ戸口に立ってる、長谷川隆治イヤサ博太郎！重々しい太鼓入りで、且つ、エコー入りで、「お前は、名誉ある・・・」。威厳や重厚さがギャグですねぇ。
桃子の運命の相手が出たところでチャチャン。（チャンチャンではなく琵琶のチャチャンってのはよいですね。）

長谷川ウィリアムズ病院っての、病床数も多く患者は金持ち（長谷川ウィリアムズ記念総合病院になってる病院は297床、患者は金持ちかどうかは不明）。正面に長谷川のとおちゃんとウィリアムズ先生と思しき胸像が！これは笑ったね。隆治氏は和服で病院に通勤してるようだし、この像も和装です。とにかく和モノで色づけされたキャラクターのようですね。

さて、結婚を控えたセレブ・モデル城之内綾乃（酒井彩名）の毒殺現場に遭遇した桃子。綾乃が大事にしていたブーケを手に取ると、タイムリープ。戻った時点は、
おにいちゃんが父さん付で桃子の部屋にやってくるところ。ありゃ？
「ねぇ、父さん」とおにいちゃんが声をかけるとイキナリ戸口に立ってる、長谷川隆治イヤサ博太郎！今度は綾乃殺害を阻止しようと外に飛び出す桃子。ぶち当たられた隆治氏、「そう来たか。」チャチャン。

桃子は大友将太朗（谷原章介）を巻き込んで
筋肉男のフラワースタッフ・清島徹（浜田学）に再び遭遇し、使用人・神林幸弘（松田賢二）に些細なことで平手打ちをくわせる綾乃に再びゲンナリし、タイムリープ前には綾乃の殺害第一容疑者だった婚約者の本宮和彦（西村清孝）を追うが・・・

てぇことは、おにいちゃんと隆治氏が桃子の矢場荘に現れたのは事件当日の朝っちゅうことかいな？おかげで、二通り長谷川隆治氏が拝見できました。

ＥＰ：2のキャスト：
北川景子、谷原章介、高岡蒼甫、浅見れいな、佐藤二朗、池津祥子、マギー、林泰文、渡辺夏菜、堀まゆみ（冒頭のクレジットには名前があるんだけど出てました？）、花形綾沙、酒井彩名、浜田学、西村清孝、松田賢二、谷津勲（検査待ちの爺さん）、竹森りさ（看護師）、本田博太郎　ほか

壱多富竜一座は、座長・津川雅彦、副座長・奥田瑛二
1999年6月5-6日に熊本市の片岡演劇道場で旗揚げ特別公演してます。
六平直政、伊藤敏八、杉田成道、ロッキー、浅利香津代、加藤真由子、渡辺恭子、玄海小竜、玄海竜二などのメンバーで『遊侠三代』など。
2001年6月23日、熊本県山鹿市八千代座での玄海竜二芸能生活４０周年記念公演にも壱多富竜一座のメンバーが何人も出演したそうです。

壱多富竜一座は、『「津川雅彦物語」カツドウ屋血族』（安達英一　報知新聞社刊）によれば、
1996年暮れの俳優仲間の忘年会で「無芸大食の“芸無し役者”からどう脱皮するか」などという議論が盛り上がって、大衆演劇の玄海竜二の指導を仰ぐことで意見が一致したことが発端だそうです。玄海竜二の芸は、浅草・木馬館の全国座長大会で津川雅彦、奥田瑛二が見て感嘆したのだとか。その忘年会のメンバー、津川雅彦、奥田瑛二、渡辺謙、勝野洋、本田博太郎、沖田浩之、梅津栄、六平直政など。
身体で覚える芸を磨こうと玄海竜二を招いた壱多富竜一座旗揚げ第1回勉強会は、1997年4月5日。津川雅彦、渡辺謙、中井喜一、勝野洋、沖田浩之、梅津栄、六平直政、草薙良一などが参加。ヤットン節のおけいこ。（ネットで検索すると玄海師匠の模範演技に、皆、絶句、平伏したハナシなど見つかるかも）
で、第2回が1997年5月6日。さらに、田中健、浅利香津代、鷲尾真知子、本田博太郎らが加わって。扇子の使い方などの稽古。

『「津川雅彦物語」カツドウ屋血族』は、1997年に報知新聞に連載したものに加筆、出版された本なので、1999年の公演やその後のことは書いてないです。
マキノ雅彦監督でただいま現在撮影中の『次郎長三国志』は、壱多富竜一座の映画のようですネ。

『モップガール』の放送を待ちながら・・・