『医龍3 #4』
“誰も知らないカルテ!天才の光と伊集院の涙…そのチームは誰のため”という意味不明のサブタイトルみたいなものがついてる。
放送日:2010年11月4日 フジテレビ
演出:葉山裕記 脚本:林 宏司 (原作:乃木坂太郎 原案:永井 明・・・といっても、テレビドラマはテレビドラマのストーリーになってるようです。)
“ビッグコミックスペリオール”に載ってるのは見たことがあるけれど、ドラマ『医龍』は1も2も3も見てないので、いきなり内科医・黒木慶次郎(遠藤憲一)によるカテーテル術の見世物が出てきて唖然・・・なんじゃ、こりゃ?
どうやら、IMA(とか、いってましたっけ)の審査員に明真大学付属病院の医療技術のレベルを示すためのデモンストレーションらしい。医療技術、合理的経営、医療の質の3点で審査されるのだそうで、一定のレベルにあると認められるとIMA認証とか星三つとかもらえるのかしらん?
医療の質については審査員が病院内を見て回り、職員にイキナリ質問ということもあるのだそうで、鬼頭学長(夏木マリ)以下みんなピリピリ。ワタシャね、救急車で運ばれてくる横田辰夫(本田博太郎)が覆面審査員じゃないかなぁと思ったんですよ。ミシュランの覆面審査員みたいにね。でも、病院正面玄関に黒塗りの車が横付けされて三人の審査員が降り立ったんで、裏口から潜入の覆面審査員はナシ。博太郎さん演ずる横田さんは、単に裏口(救急入口)から運び込まれたやんちゃな患者でした。
無精ひげはやして競馬新聞と赤鉛筆はちゃんと持って救急車で運ばれてくる。肩の痛みで、救急車使うなんて困ったもんだけれど、そのほうがはやいと思ったからと平気な顔。それだから、ERの手伝いに回された心臓外科医にあたるのです。しかし、それが横田さんには命拾い。
何かと無茶を言ったり、気の毒な伊集院センセ(小池徹平)をブン殴ったり、横田さんのような役は博太郎さんの十八番、おなじみだけれど、最近はちょっと少なくなっていますかね?
それはそうと、ブン殴られた伊集院センセは検査前にちゃんと横田さんに説明して同意を得たのかな?急性冠症候群acute coronary syndrome (略しましてACS)の疑いがあるから云々、時間をおいて血液検査を云々。検査を受けることによる不利益は、今日はもう競馬場あるいは場外馬券売り場へ行く時間はないヨ、とか云々。
このドラマの主役は朝田龍太郎(坂口憲二)のハズだけど、この回は時々出てただけで何もしてませんでした。
このドラマ、黒木と荒瀬(阿部サダヲ)、なんで二人も金髪だか白髪だかワケのワカラン頭をしてるんだろう。特に意味はなさそうだし、馬鹿馬鹿しいほど似あってない。黒木役の遠藤健一は、こんな漫画みたいな頭でなかったらもっと凄味も陰影も出せたと思うのだがナ。馬鹿馬鹿しいほど似あってないといえば、野口賢雄(岸部一徳)も髪に違和感がある。う〜む・・・

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