『ヘブンズ・フラワー エピソード2 a boy awaking her 暗闇に差す光』
放送日:2011年1月28日 CBC Friday break
脚本:野高みゆき 脚本協力:泉澤陽子、大林利江子
演出:岡本伸吾
冒頭、銃を向けあうアイ(川島海荷)と真中(荒木宏文)、アイの傍らにはハル(石井蒼月)・・・って、何でこういう状況になったのか、前回のハナシがチィーとも思い出されない。
ホントの冒頭は、物々しげで思わせぶりでもっと悪いことにさっぱり要領を得ない前回までのおさらいで、次が語り部役みたいだけどこれまたドラマ理解には何の役にも立たない汚らしい二人組のシーン。こういうことだから、しょうがないので、第1回を見直してたら、ツマラナサに段々腹が立ってきた。
で、ドラマは追わないことにして、早回しで厳小剛(本田博太郎)のところだけつまみ食いネ。この先もそうなるね。
オペラグラスであらぬ彼方を見ながら誰かと交信中の小剛さん「アルカナのタネの手掛かりはまだつかめていません」。誰かって、“あなたがたキューセーショーシャ”?オペラグラスでハッタと息子・普賢(森宮隆)を睨んだ小剛さんが言うには「私が何を言いたいかわかるか?」権力の陰に常に厳家有り云々との普賢の答えに満足した小剛さん指を鳴らして「そのとおり」。これもいいけど、思い切り勿体ぶって「ラン」と呼びかけるのもいいね。物々しいのも意味ありげなのも、芸として完成してりゃ文句はないのよ。
鋼鉄の天使に対しては、兵法三十六計中の第十五計「調虎離山」。計略で虎を山からおびき出してやっつけろというわけですが、鋼鉄の天使ってアイのことかね?まだ、アイが鋼鉄の天使(なんかIron Maiden連想させない?そういうヘビメタもいるけど、拷問道具のほう)とか虎みたいに素晴らしく手ごわいところを見せてもらってないんで(殺しまくってても相手がデクの棒なんだもん)、小剛さんの力のこもった「行け」も、ちょっと空回り気味かも。
さて、調虎離山作戦。シオン(綾野剛)は、とあるビルに厳小剛たちが入ってゆくのを認めアイに潜入を支持する。どこで、シオンは映像を見てんだよ?何で見れるんだよ?地理的関係とか、空間の構成とかさっぱりわからんドラマじゃ。ま、そのビルでアイを待ち構えていたのはランだったってハナシ。この二人の立ち回りがヘナヘナなのは仕方ないけど・・・いや、こういうシーンは、途中を適当に切り縮めて緊迫感&スピード感を出すもんじゃないのかい?

0