『その男、副署長 京都河原町署事件ファイル Season 2
File 5 ストーカーを殺した女は、なせ1万6800円もする安眠枕を通販で5つも買ったのか?』
ラテ欄には
“消えた凶器!!縁切り寺に隠された過去”
放送日:2008年7月31日 テレビ朝日系
監督:藤岡浩二郎 脚本:真部千晶
もう、File 5なのか!
ストーカー被害にあってるのに河原町署は何もしてくれないとねじ込んできた堀内加代子(沢田亜矢子)。ブラジャーを副署長(船越英一郎)の鼻先に突きつけるんで、自分のデスクで長閑にしていた警務課長・近藤さん(本田博太郎)もオヨヨッと目が釘付け。
加代子の相談を受けた署員は似顔絵まで作って捜査したようだが、それらしい人物は見つからなかったという。副署長がその似顔絵を平松刑事(宇梶剛士)に渡しているところを覗き込む警務課長殿「どこの誰ですか?」なんで「大泉洋って知ってますか?」って副署長は似顔絵を指すのかなぁ?
その似顔絵そっくりの男が刺殺体で見つかり、まもなく加代子が自分がやったと自首しています。いつも真犯人に自首させようと動き回る副署長ですが、今回は、水撒いて、ストーカー探しを平松に下請けに出しただけで自首するヤツが出てきてしまった。
似顔絵の男は、カメラマンの日吉亨(真田幹也・・・だと思う。大泉洋ではありません)。
加代子の自首の仕方が変だとか何だとか、例によって捜査に首を突っ込みたがる副署長は、例によって署長室から閉め出されてドアに張り付いて聞き耳を立てる。そこへ通りかかるのはトイレ帰りの警務課長。取り繕って逃げ腰の副署長の腕はサッと掴んで逃がさない。けれど、署外に出る口実を見つけてしまった副署長は警務課長の手をすり抜けて行ってしまう。警務課長と副署長のリズムがいい感じ。「おーい、無視するなって」とハンカチを振りまわしてお見送りする警務課長もいいですがネ。
で、出かけてしまった副署長は、ケータイで警務課長に呼び戻されますが、副署長の着ボイスは近藤警務課長の着ボイス「副署長、電話です」じゃないワケですね。
副署長は、近藤さんからの電話に出ていたおかげで、加代子が通販の安眠枕を5個も買っていたことを知るのでした。
安眠枕のテレビショッピングのMCを担当しているのは三塚桜(浅川稚広)。加代子には殺人の前科があり、そのときの被害者・岡村昌志(並樹四朗)の娘が桜なんだとサ。週刊タイムスの記者・島英明氏(的場浩司)はなんでも知ってるねぇ。
留置房で加代子が“となりのトトロ”を口ずさむのを聞いて副署長が自席に戻ると、警務課長がトイレを往復するのに距離のワリに時間がかかりすぎると副署長にお小言。
次の警務課長の出番は、
「トイレはきれいに使いましょう」と戻ってくる→副署長の不在に気づく!
なのですが、その前に、新しいトイレ標語を提案したくなる光景。加代子が日吉殺害のニュースを見て勤め先のクリーニング工場を抜け出し河原町署に出頭するまで、距離のワリに時間がかかりすぎている。加代子は何をしていたのか・・・疑問に思った副署長は、平松刑事と上田刑事(鈴木一真)にその時の加代子の行動を調べさせる。しかしねぇ、ヒミツの捜査会議をトイレの個室でやるとは!結局、せまい個室に副署長、平松、上田の三人。
“個室は一人で使いましょう!”
さて、副署長の不在に気づいた警務課長殿、「私の我慢も・・・ゲン!カイ!デス!」
『仮面ライダーカブト』の警視総監にしてZECTのトップ・加賀美陸のお言葉、「ボン!モウ!キョー!」を思い出してしまいました。梵網経のときは、ホントにびっくらこいた。
真犯人が自首してきたときには、副署長はおとなしく決済作業中。警務課長殿は、ニヤッと笑ってお茶をすすってあっち向いて、メデタシメデタシ。殺された日吉って悪いヤツだったんやでぇ。12年前、加代子に殺された岡村昌志も人非人。

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