第46話 さらば剣!!
放送日 2006年12月24日
監督:長石多可男 脚本:井上敏樹
今回、一番のシーンは海から出てくる神代剣(山本裕典)。
サソリワーム、いや彼の最終編なので正式名称を書こう、スコルピオワーム(SCORPIOWORM)にして仮面ライダーサソード。初めて出てきた頃は、ひより(里中唯)ではないけれど、「俺様が二人か。疲れるな・・・」でしたが、いつ頃からか実に愛すべき存在に。何話だったか、ミサキーヌこと岬祐月(永田杏奈)に拒否されて、屋台を引いてしおしおと退場しようとするけれど、あまりに滅入りすぎてとうとう前転してしまう。あのシーンからワタクシは神代剣の味方になってしまいました。
しかし、ワームですからね。今回、“すべてのワームの頂点に立つ男”といってますからね、それに「俺の望みはただひとつ」だそうですしね、生き延びる目はないと思っていましたけれど。
もーひとつ挙げるなら、「やめなさい」と外光を背に銃を構えるミサキーヌ!岬姐さん、カッコイイよ

不仕合せな恋で一皮むけて、よいですねぇ。
Area Mでしたかな?この工場の煙突が劇場版『仮面ライダーカブトGod Speed Love』の“天空の梯子”を想起させます。そういえば、乃木怜治(坂口拓)と大和鉄騎・仮面ライダーケタロス(虎牙光揮)って、ちょっと雰囲気似てない?
神代剣は、加賀美新(佐藤祐基)からガタック・ゼクター奪い人質にしてすべてのゼクターを要求したわけですが、天道総司(水嶋ヒロ)が持ってきたのは、カブト、ザビー、ドレイク。それだけで、神代剣は加賀美新を解放するのです。キックとパンチのホッパーズは勘定にはいらないのネ。こーゆー野生のゼクターみたいなのはどこから沸いてきたのかねえ?第36話で、三島正人(弓削智久)が加賀美陸(本田博太郎)に「すべてご存知だったのですね、ホッパーについても」と言ってたけど・・・この種明かしはどうなるのかな?
先回、ネイティブ根岸(小林正寛)に椅子をすすめていた加賀美陸だけど、ちゃんと自分が椅子に座ってるジャン。両脇に根岸と三島を従えてさ。しかし、一言もオコトバが無かったのは残念。出てただけ〜。
それにしても、加賀美陸がいる場所は、どういうところなのでしょうネ。すぐ傍にエスカレータがあるようで、通路か何かみたい。カフカ『審判』の役所のように、とんでもないところにあるみたいだ。
むしろ、予告のワーム検知ネックレスをかざしてる加賀美陸のほうがソソラレル。なんて言うんだろう?この期に及んでも、ワタクシ、加賀美陸のあの示唆に富んだとゆーか意味ありげな重層的なご託宣を期待してしまうのです。

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