少し暑さを覚えるくらいになった気候を薄暑というらしい。「賛成」か「反対」かの判断があと一日に迫っている、大阪市をどうするかの街宣車の攻防が入れ替わり立ち替わり、激しく駆け回って来る。無責任な予想が入り乱れ、陰湿な腹の探りあいで迂闊なものの言い方はできない状態になっている。先程も、大阪市内に住んでいない知人が、どうするのだろうかと現市長の去就を心配していた。
「考ふることもまぶしき薄暑となる」とは、細見綾子の句であるが、熟考するまでもなく汗がにじみ出て来る。
薄暑の候、大阪のかまびすしさを避けて、何処かに出掛けてみようかと思っているところである。
・きょうのわが駄作詠草
続々と外国人が来る街に何の用事か手招きされる


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