早いもので正月も15日になった。娘が、外した注連飾りなどを持って朝から最寄りの神社に行ってくれたのは例年のことである。火勢の盛んなことが喜ばれて、「どんど」とも呼ばれ神聖な火ともされ、餅やさつま芋などを焼いて食べると、一年を無病息災に過ごせるとあり、あとに続く人の注連飾りの投入で火勢が強まったところで交替するという火の行事でもあると聞く。また、書道教室に通っていた子供のころは、書初めを「どんど」の火に投げて燃えながら高く舞い上がると、書道が上達するという俗信があったのだが、いつの間にやら住宅が建て込んでしまいこの風習は無くなってしまったようだ。
海見たき日もありされどコロナゆえ外に出づらく餅焼きている


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