明日一日が終れば年が改まるのだが、まだ忙しさにかまけて新年を迎える用意が出来ていない場合、翌日に大晦日を控えているのは頼もしくもあり、有難いことである。その一年の最後の日にあたる大つごもりに対してその前日が小晦日(こつごもり)と言って朝から年越しの準備に妻たちはおさおさ怠りなく、東京からも息子の嫁が先行してくれた。
そんななかに鏡餅、注連飾り、おせちなど、いわゆる年用意など新年を迎えるためのさまざまな仕度が待っていて正月にやって来る孫たちのお年玉の用意などこの小晦日の一日は忙しい日になっている。
山茶花はこのまま年を越すらしく花こぼれるは正月の夢

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