ここ数日の間に二人続けて頚椎を痛めた人が来た。
二人共、最初に出た言葉は左の「肩甲骨が痛い」だった。特に1人は酷くて肩が動かないし、首も曲がったままで痛くて動かせないほど。
こういう場合は第5か6の頚神経の異常が原因。つまり頚椎の4番か5番の下から出ている神経だ。
この人の場合は頚椎がガタガタだった。昔、柔道をしていて頭から落ちて頚椎捻挫をしたらしい。その上に今回の捻挫。とても酷いので、まずは上下の頚椎から矯正していき、患部は軽く触るだけ。
それでも帰る時には首の曲がりもほぼ真っ直ぐになり、回るようになった。肩も動くようになっていた。でも肝心の患部はまだまだ。
翌日、もう一度施術。今度はかなり核心に触れて矯正。ずいぶん楽になったみたいだけど、その後の経過待ちです。
もう1人の方は、そこまで酷くないので、簡単に良くなったみたいです。でも基本的にもっと悪い部分があるので、次の機会にゆっくり直しましょう。
それにしても頚椎に限らず胸椎、腰椎は多くの人があちこちズレています。当然、そこから出ている神経が携わる部分が痛かったり病気がちだったりするのですが、ほとんどの人はそれが脊椎のズレが原因だと思っていません。
偏頭痛がしたり、熱が出易かったり、風邪を引き易かったり…。人の身体は神経により機能し、神経により病になることを意識しましょう。
と、いうことで頚椎矯正も随分と得意分野になってきました。いやあ、日々の勉強や施術が楽しくてたまらない。
しかし、ズレている場所を調べることなく、いい加減に頚椎を廻してボキボキする施術院もあるので気をつけてくださいね。
矯正は必ず、亜脱臼をしている場所にコンタクトしてしなければなりません。
そして、正しい矯正は、される方もする方もとても気持ちが良いものです。

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