昨日の朝から大腿が筋肉痛。
実は一昨日、釣りに行って来た。佐伯市宇目町を水源とし、宮崎は延岡市で海に注ぐ北川水系のとある支流。あまり釣り人は入らない。
結構、深い谷になっているので普通の水量があれば、途中、途中で遡行困難になるやっかいな場所だが、今は渇水状態。
一旦、渓に降りれば
疲れたおいちゃんでも、どんどん遡行出来るのだ。でもその谷底に降りるのに、落差20メートル以上のきつい崖を降りなければならない。
と、いうことは、又、後で登らなければならない。
…。
水量が平水の1/5位だから、どんな大岩があろうが、本来は滝であろうがヘッチャラ。天気が良くなり過ぎたけれど、谷底の渓は涼しい。天国に近づく気もしてどんどん遡行して行った。
15cm位のヤマメが
かなりの数釣れた。炎天下の釣りだから手の平の温度も高い。手を充分に冷やしては、すばやくリリースをする。
遡行することが楽しくて、その後はヤマメをあまり釣らないようにした。こんなに水量が少ないのに、疑いもなく飛びついてくるスレていないチビヤマメ。
私が相手をするには幼すぎる…。犯罪だ。歳相応の相手でなくては…。

(大岩にびっしり付いた見かけない植物)
かなり登ったら、二又になった広い場所に出た。右に行こうか、左にしようか?
左に入り、流れ通りに大きく迂回しながら次の二又を右に入る。水が無くなっていた。岩場を歩いていたら広い場所に出た。ん? いつのまにか川を下っているではないかいな。
廻りを見渡す。
ここはどこ?状態。 冷静に考えたら、さっき遡行してきた場所に戻っていた。おお危ない。 これが夕暮れ時や豪雨になって焦ったら自分の場所を失って遭難に繋がる場合もある。
林道への登り場所まで戻って、さてどういう風に登ろうかと見渡していたら光るモノ発見。
正体は
「大学受験講座 国語4」のCDだった。数メートル離れた場所にもう一枚。これは同じく
「国語5」だった。
これを木にぶら下げた人は、望みどおり登り口を見失うことなく無事生還したのだろうけど、このCDを使った人が無事に大学に受かったのだろうかと、ふと不安になった。
雨の降らない梅雨時の谷底で、涼しい風に吹かれながらクルクルと回り、その時その時の一瞬の光を反射させ、
もっとも有意義な使命を果たしているのかも知れないこの円盤に永久の時を与えられたら…。


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