全国の伊勢正三ファン、その中でも正やんが作詞作曲をした佐伯市立本匠小学校校歌「水の大地」に深く感銘を受けた人々へ送る、本匠小学校と番匠川を巡る青い夏のドライブ日記。また、正やんのファンでもなくて、この校歌にも本匠という地にも関心が無かった人々も、少しでもこういうスバラシキモノに興味が湧いてくれたら嬉しく思います。

深い山間を流れる果てしなき時の清流、番匠川沿いにその学校がある。
この日は我が町大分より、正やんの古里、津久見を経由して佐伯市に向かう。かって正やんの家があった「海岸通り」も、ここ最近は大きく様変わりをして、数年前までは、「埋め立てられて公園になっている場所の片隅に、かすかにその跡を残していた正やんが釣りをしていた船着場の跡」も今はすっかりと消えて、大きなショッピングセンターなどが立ち並んでいた。

正面に見えるピラミッドのような三角山のあたりが本匠だ。

先の交差点を右折すると本匠に入っていく。

番匠川の中流部を覗いてみる。

本匠観光案内図

いきなり飛び込んできたのは、カヌーやボートで遊ぶ人々。泳いでいる人もいる。おお、すばらしく美しい流れ! 向こうの山裾には、どうやら学校らしき建物も見える。

道路側から見る本匠小学校のグランド、校舎。見えていないけどこの左手には幼稚園も併設されている。

正やんが校歌を作った後で判ったのですが、この校舎はワタシの友人であり、正やんとは幼馴染で今も変わらぬ親交がある建設デザイナーのM氏がデザインしている。縁というものはどこでどう繋がっているのか、不思議なものです。

正やんが校歌を作ることになって初めてこの地を訪れた時、その美しさを正やん流の表現でワタシに報告をしてくれました。^^ 君なら知っているよね?夏ヤマメちゃん。

小学校のすぐ上流。

この川には橋が沢山ありますが、すべての欄干にデザインが違う河童の焼物が設置されています。一つの橋に四っつの河童。この地にはきっと河童が棲んでいたに違いないとホンキ?で思いました。

そういえば、今でもこんなに河童が大勢いる。^^

日本一の大水車があるキャンプ場。手打ちそばも食べられます。この日はなんてたってソフトクリームが一番。

この老夫婦、昔河童だったに違いない。(爆)

本匠は何の匠かと思ったら、河童の焼物の匠だったのか?(笑) でも、ホント本匠の由来を調べなくっちゃ。♪

大水車からクルマで数分のところに小半(おながら)鍾乳洞があります。この辺は津久見と同じ石灰岩の山です。

ちょっと奥に入ると渓谷です。

小学校の隣には中学校があります。
そろそろ帰ろうと名残惜しく振り返ると、そこにはなんとも言えぬ神々しい風景が広がっていたのでありました。
本匠に住む人達は、どこの田舎でもそうあるように、「ここには何も無い」と言うのでしょうか? 否。 ワタシが見た本匠の人達は輝いていました。きっとこの緑と水の大地に住むことの幸せを知っているのだと思いました。
そして、この美しい番匠川を心底愛して生きているのだと思います。それを、いたるところにある多くの河童が示しています。
来てみて良かった。ほんとに穏やかで豊かな気持ちになれた。
「豊の国」大分を感じることが多いけど、この地はちょっと違う豊かさを感じたのでした。
本匠小学校校歌 「水の大地」
作詞・作曲 伊勢正三 編曲・佐藤準
1: 川の光りと ふるさとの山々よ
いつも心に 清き水の大地を
緑のこの星に 僕らは生まれてきたんだ
澄みわたる青さの 番匠の流れよ
2: 今は小さな 希望をふくらませて
西と東が 出会ったこの場所で
未来の自分と いつかは語りあえるんだ
学び舎の窓から 大空の向こうへ
3: 森のしずくが せせらぎに変わるまで
時に抱かれた 美しいホタルの里
緑のこの星を みんなで守ってゆくんだ
果てしない命の 番匠の流れよ
せっかくここに訪れた皆様へ
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