今日はめちゃくちゃ忙しいからどこまで書けるかわからないけど・・。
さっき来ていた男子高校生。大分で有名な、いや、このスポーツでは全国的に有名な高校の某運動部の生徒ですが、(何故はっきりと書かないかと言えば、ここのクラブの監督が「治療は必ず自分の先輩がやっている整骨院に行け」と強制するらしくて指定以外の治療院に行ったのがバレるとまずいらしい。最初は行ってたらしいんだけど、効果が出ないんであれば仕方ないですよね)
左のお尻の下(大腿の付け根)が痛くて走れないと言う。
今日の午前中にしかるべき病院に行ってMRIまでとって精密検査をしたけれど、特に異常は認められなかったとのこと。だから治療も出来ないが、本人は痛くて走れない。
「じゃ、痛み止めの注射でも打っておきましょうか?」と言われたが、今まで何度もそういう経験のある彼は断って当院に来たのでした。
彼は
『痛み止め』は誤魔化しであって治療ではないことを経験として知っています。
筋肉に損傷が無いのであれば原因特定は簡単です。
その場所を支配する神経は腰椎の二番から出ています。だから、
一つ目の予測は腰椎二番が左側にずれている。(腰椎の右後方変位)
二つ目の予測は左骨盤の後転変位。これが起きると坐骨を始点とする
大腿二頭筋や半腱様筋や半膜様筋が収縮するので歩いたり走ったりすると痛みが出ます。
調べて見ると、やはり左骨盤が後転変位していました。それと若干外方変異もありました。
施術は簡単です。左の上後腸骨棘(じょうこうちょうこつきょく)を左回転を加えながら上前方に押し込みます。カツッと小気味良い音がして終わりです。^^
骨格の変異を矯正すれば筋肉関係の痛みは瞬間に消えます。(打ち身とか肉離れは別です)
逆に、その痛い箇所の筋肉にシップしようがマッサージしようが効果はまずありません。それこそが対症療法であって、原因を無視しているからです。
このことは整形外科学では知らない、いや知ろうとしないカイロプラクティックならではのごく当たり前の現象です。
さて、ここで
あることに気付いた人は、世の中の事柄をとても良く観察し考えている人です。
今日の某運動選手の痛みは普通に有り触れている症状ですから、当院などでは
日常茶飯事のように取り扱っています。
でも、これってあの
北京オリンピックのマラソン金メダルを棒に振った野口みずき選手と全く同じ症状のはずです。
当所、マスコミは野口選手は
肉離れと報道しました。
「ああ、それなら出場は無理だな」と思いました。
しかし、最終報告では
「MRIでの精密検査の結果、大腿二頭筋か半腱様筋が損傷しているのではないかと思われる」と発表されました。
つまり、
「MRIでは何も異常は認められなかったけど痛いんだから損傷しているのではないか?」という見解です。
ほら、今日の高校生の診断結果と同じでしょ?
整形外科学は『痛みがある以上、骨、関節、筋肉、神経等の組織に識別出来る損傷があるはずだ』という仮説から成り立っています。
それでレントゲンやMRIで損傷を見つけようとします。しかし、打ち身、捻挫、骨折など、いわゆる
怪我以外の殆どの痛みやしびれ、コリなどは識別出来る損傷はありません。
いくら酷い腰痛でもヘルニアが見つからなければ『異常無し』という判定がされます。
異常が無いとなれば治療のしようがないですね。
でも、実際には『痛みが出る以上、必ず脊椎や骨盤、関節などにズレが出ています。この骨のズレが原因で神経圧迫が起きたり筋肉の張りが出ます。』こういう症状をカイロプラクティックでは『サブラクゼーション』と呼び、もっとも重視することです。
筋肉に損傷が無くても痛みが出るという事実。
骨格の変異が筋肉の痛みを誘発するという事実。
骨格の変異が神経の異常を誘発するという事実。
こういうことを知る必要があります。
熟練したカイロプラクターはレントゲンでは判らない程のわずかなズレも指先で発見できます。逆にそれが出来ないようではカイロプラクターとは言えません。
そんなことで、実はあの野口みずき選手の発表の後、ワタシはかなり
イライラしていました。
「簡単に回復する症状なのに・・」
「東京には外国のトップアスリートが治療に来るカイロプラクターや、整形外科医で医学博士のカイロプラクターも居るのに何故行かないんだろう?」
「外国のトップアスリートはプロアマ問わずカイロプラクティックの治療を受けているのに、何で日本は・・」
あの報道の後、多くの人から治療院の紹介があったらしいですね。
国民の大きな期待を裏切ってまで他の治療を受けなかったのには、
『ある大きな力』が動いたという背景があるのかなと思いました。
いや、あくまでも個人的に想像するだけですよ。ワタシ、想像力が豊かですから。(笑)
皆さんはよけいな想像はしなくて良いです。^^
あっ、それからついでだけど、男子マラソンの大崎悟史選手も直前で『股関節痛』を理由に棄権しましたが、『股関節痛』の原因の殆どは骨盤の外方変異です。股関節痛は骨盤がずれて大腿骨頭との関節角度がずれることにより関節や筋肉に痛みが出ます。
当院でもそういう症状の人は多いのですが、ある国体出場の重量上げの選手は国体4日前に股関節を痛め出場が危うくなっていましたが、わずか一回の施術で回復し、無事国体に出場しました。
これももちろん、レントゲンやMRIで調べても損傷はありません。
『オリンピックの出場を止めるからにはよっぽどの大怪我だろう』と思われる方が殆どでしょうが、
『よっぽど』なのは症状ではなくて他にあるのですね。
それにしても、もっとも辛い思いをしたのは野口選手及び大崎選手自身です。四年間、雨の日も風の日も激しいトレーニングを続け、オリンピックに照準を合わせてきたのに直前で出られなくなるなんて・・。
増して、それを取り返すことは出来ず、また四年間苦労して次の目標を目指すことは並大抵のことではありません。
それを思うと可哀相で、また
イライラしてきます。
正しいものの見方、考え方から生まれたもの
それが真のカイロプラクティック
今からでも遅くない
長い間、回復の兆しが見えなかった人も
すぐ目の前に必ず希望が見えてくる
根本原因を正す
快方の森カイロプラクティック院

0