先の日曜日と月曜日は鹿児島で研修会及び忘年会でした。
色々と充実した研修と楽しい忘年会でした。
されど、その前の日まで鹿児島は行けないと思っていました。
二日前の金曜日のこと。
珍しく、まだ夜も明けぬ頃に尿意を覚えベッドから立ち上がった途端、
頭が
グラッと来て後ろに倒れかけました。
すかさず、猫が開けていた押入れの戸につかまり事なきを得ました。
されど、足元はふらつき、頭はグラグラ。
何かがおかしいと思いながらもトイレを済ませ、また寝てしまいました。
朝、『おかしい、頭がオカシイ』と言いながらも仕事場へ。
その日は予約もかなり入っていたので、まず最初のお客さんの治療を始めました。
なんとか核心の治療を終えた頃には頭がグラグラして立っておれなくなりました。普通なら、もうちょっと続けるのですが、もうダメ。
お客さんもワタシの体調を気遣ってくれて帰ろうとしていた矢先に次のお客さんが来ました。
その人にも『今日は無理だ』と事情を話し、帰ってもらいました。前回の治療で殆ど良くなっていたので快く帰ってくれました。
どこか病院へ行こうと思っていたら、そのお客さんが『すぐそこに病院が見えていますよ』と教えてくれました。普段、病院なんて縁が無いワタシは、当院からあるいて2分の表から引き込んだ場所にある大きな病院の存在を知らなかったのです。^^:
病院の診断は『過労でしょう』ということでした。それならば納得出来ます。月に2日しか休んでいなくて、そのうちの1日は研修で後の1日は山登りをしているのですから。
昼休みに病院に来たのですが点滴は1時間以上かかるそうです。
1時になって予約のお客さんから電話が入りました。
『来たんですが鍵がかかっていて入れません』
『ああ、ゴメンなさいね。今、病院で点滴中です。1時までに戻るつもりだったけど今日はちょっと無理です』
その方も気遣って帰ってくれました。
(う〜ん。今日の話しは長くなりそう。笑)
さて、点滴も終わり戻って来ました。点滴の効果はほとんど無さそうでしたが、もう次のお客さんが見えられる頃。
普通通りに治療を始めましたが10分でダウン。
立っておられません。
ベッドにつかまり、しゃがみこんでどうしようか考えていました。
『〇〇さん、すいません。体調が悪くてもうダメです』
常連の80になろうかというご婦人は『先生はいつも無理をしているから身体も壊すでしょう。ワタシが代わりにしてあげますよ』と言って肩や首を揉んでくれます。
『ワタシはまた来るから今日はもう休んだ方がいいですよ』と言ってくれました。
この方はタクシーで通院しているのでフラフラしながらタクシーを呼んであげました。
そうこうしているうちに次のお客さんが40分早く来られました。
『すいません。バスの時間が合わなくて早く着いてしまいました』
この若い女性は福岡県から泊まりがけで3日間の治療に来られている人です。前日こられて大変良い結果が出て喜んでいた矢先のことですが、事情を解ってくれて、とても心配をしてくれながら帰って行きました。
『オレ、どうなったんだろう?』
『折角、頑張ってきて多くの人達に喜んでもらえていたのに志半ばでもうダメになってしまうのか・・?』
『いずれにせよ、とりあえず鹿児島研修には行けないな・・』
治療ベッドに寝たまま、一緒に研修に行くようになっているワタシの師匠とも言える先生に電話をしました。
『今日、朝から頭がグラグラして何度も倒れそうになりながら治療を続けようとしたんですが、途中で出来なくなって皆に帰ってもらいました。病院に行って点滴を打ったけどダメです。悪い病気かも知れません。いずれにせよ、鹿児島には行けません』
しばらく黙って聞いていた先生
『仕事が終わったら夜そっちに行ってやるけん寝て待っちょきよ!』
多分、早く仕事を切り上げたのでしょう。6時過ぎにわざわざ津久見から治療に来てくれました。
『こりゃひでえのお! クビも胸椎もガタガタじゃあ!』
いつもより入念に筋肉を緩ませる作業の後、
『カツン!』『バキッ!』『ポキッ!』『コツン!』
場所場所で色んな音を立てながら矯正してくれました。
『普通、これだけずれちょったら立てんで。寝たきりで動けんはずじゃあ!』
最後にテーピングをしてくれながら
『これで鹿児島にいけるじゃろう』
翌日の土曜日。
この日も予約が多く入っていて、当日の予約電話も次々と・・。
そうそう、福岡から来てくれていた彼女にも朝一で電話を入れておいたので来てくれました。
結局、その日は9時から20時まで充実感溢れる仕事が出来たのでした。
ワタシがカイロプラクティックの道へ進めたのもこの先生のお陰でした。そして、何かと言えば世話になっている先生です。
『いやあ、命の恩人です』とワタシが言えば
『何を大袈裟な! ワハハ』と笑って帰って行かれました。
身体は小さいけど、とても大きな人間です。
男の鑑。
普段の言動を見て、漢とはこういう人を言うのだなと思っています。
それにしても・・
何度も倒れそうになりながら、それが頸椎や胸椎の大きなズレが原因だったと気付かずに病気だと思ってしまったとは・・不覚。
なんともカイロプラクターとして不覚だった。
翌日の土曜日には、前日治療が出来ないまま帰った人全員からワタシが無事か確認の電話がありました。有難いことです。
そして、ここからが本題・・。(笑)
昨日のお客さんにも同じ症状の人がいた。
数年前からメマイがひどく、半年に一度は倒れるという男性。病院での精密検査では異常無しと診断されています。
聞いた瞬間、見た瞬間、『あ、それは頸椎のズレが原因ですよ』と言えるのに、自分の時は頸椎が原因と判らなかった。それ程、症状がひどかったのです。
今日の男性も10年前から首や肩が痛くて、尚、パニック障害と診断されている。
何年、病院に通っていても悪くなるばかり。
『これはね、頸椎と胸椎がガタガタにずれているからですよ。ウチに来れて良かったですね。^^』
5年前にパニック障害が元で仕事を辞めていると言い、それが為に結婚も遅れている。
『あのね、パニック障害やうつ病は心の病ではないですよ。身体の病、つまり背骨のズレが原因です』
『ああ、僕もそう思っていました。薬を飲んでも悪くなるばかり。医者が言うように精神的ストレスも幼少期のトラウマも無い。身体はきつい。これは身体のどこかが悪いせいだな、と』
『これは簡単です。週に2回来てくれたら今月中に元気になれます。そうしてあげます』
『新年早々に心機一転、仕事にも就いて結婚も考えましょうね!』と言った。
今日のたった1回の治療だけでずいぶん良くなった。
本人もあまりにの変わりようにビックリするやら喜ぶやら。
今日の本人の自覚症状は・・
首、肩、背中の痛みが随分軽くなった。
アレルギー性鼻炎の症状が消えた。
耳の幻聴が消えた。
目の疲れが取れ視界が明るくなった。
首、肩、背中は頸椎の6、7番、胸椎の2、3、4番を矯正したから。
目、鼻、耳は最後の最後に頸椎の2番を矯正した瞬間。
こんなに簡単に矯正出来て、結果がすぐ自覚出来る患者さんは治療するのがとても楽しい。
パニック障害は背骨が綺麗に揃っていく段階で自然に消えているでしょう。
今日も言いました。
『世の中には間違ったことがまことしやかにまかり通っている。真実は必ず在る。それを経験できて良かったでしょ!?』
あ、この人、ワタシのブログを読んで来てくれました。『10年来の病から脱却出来るのはここしかない』と思ってくれたとのこと。
このブログも多少は世の中の役に立っているんだなと嬉しく思いました。^^
゜
さて、ここまで何人の人が読み終えたことやら・・。(笑)
正しいものの見方、考え方から生まれたもの
それが真のカイロプラクティック
今からでも遅くない
長い間、回復の兆しが見えなかった人も
すぐ目の前に必ず希望が見えてくる
根本原因を正す
快方の森カイロプラクティック院

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