「しとしと」と形容されてきた梅雨。朝、まどろみながら耳を澄ましてみた。窓の外で一定のリズムを刻みながら静寂の音が聞こえている。
『悪くはない』と思った。
歯を磨きながら洗面所の窓を開けてみる。裏庭の大きな豊後梅や、その周辺にあるカリンや蝋梅の木々の葉が雨に打たれて音を立てている。存在するすべてのものが雨に洗われている。
自然は自浄作用を持っている。古いものは朽ち、また新しい命を育んでいく。太陽の恵みと雨の恵みがバランスをとりながら地球という生命体に力を与えてくれる。
人は利便と利益を追求するあまり(それを欲というが)、作ってはいけないものを作ってしまった。決して自浄作用もなく、人の管理能力をはるかに超えて永遠に破壊し続けるもの。原子力。
46億年前に誕生した地球。類人猿が生まれたのが500〜600万年前。300〜400万年前に猿人。180万年前に原人。
北京原人やネアンダルタール人などの旧人が30〜40万年前に生まれたと言われている。もっとも現代人に近いクロマニヨン人が生まれた後にネアンダルタール人が滅亡したそうな。なんと歴史上20万年も彼ら(ネアンダルタール)は続いていた。原人に至っては150万年も続いていた。
『ほんとかいな?』と思う。
現人類なんて、まだ数万年しか続いていない。まして、文明なんぞ5000年前に初めてはっきりと表れたばっかりだ。その上、現代の最新土木技術を駆使しても造れないピラミッドなどを造ってしまうのだから。人類の歴史には何万年、何十万年の空白があるとしか思えない。その間にどんなことがあっても全然不思議ではない。
原子力については今後、地球の歴史上とんでもない出来事が起こる可能性が多分にある。それでもおろかな金の亡者達は「今の利益」だけを考え、推進していくのだろう。
これから5万年先の地球を見てみたい。また原始人が暮らしているのかも知れない。そして、その1万年後。
6万年前の高度文明の存在は知られているだろうか?
と、つまらぬこともを考えながら、とりあえず目の前の問題を解決していかねばならない。それとて、過去と同じ事の繰り返しながら。
今を生きていかねばならない。苦しむことも楽しむことも、それこそが生きるという行為なのだから。
人生は常ならず。
あ、そうそう。今日はどういう訳か土曜にしては少し暇です。(笑)
今からでも遅くない
長い間、痛みで苦しんでいる人も
すぐ目の前に必ず希望が見えてくる
根本原因を正す
快方の森カイロプラクティック院

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