風もなく波一つなくのっぺりと
さんふらわあ行く別府湾
いろいろな想いを乗せ、黄昏の西大分港から「さんふらわあ」が出航する。
女房と二人で姪の葬儀へと出かけた。
姪は子供の頃から、いつも笑顔を絶やさずノホホンとした可愛い子だった。こんな子が大阪で一人暮らしが出来るのか?と心配してたけど、一流の大学を出て、一流の企業に就職し、一流のオフィスレデイとなり後輩を育てる指導者として信頼され、多くの人々に愛され慕われるりっぱな社会人として大阪に根を下ろしていた。
いつか彼氏も出来、結婚式の段取りを進めていた頃、突如、病魔が彼女を襲った。
それは生存率がかなり低い病気だった。手術後の経過は良かったけど、病気と戦う為に二人は昨年の
7月7日に籍を入れた。
1昨年の10月には一人で私の長女の結婚式に、昨年の11月に夫婦で長男の結婚式に出席してくれた。苦しくきつい状態なのに相変わらずニコニコとして自分のことのように喜んでくれた。
6月に35歳の誕生日を迎えて数日後に短い人生を終えた。
迫り来る死と向かい合い、泣き言一つ言わず、自分の葬式の手筈まで伝え、香典は一切お断りをして、旦那さんの将来までも話したという。
彼女は神の域まで達していたのかとさえ思う。
数百の人々が彼女の葬儀に参列した。
今までに自分の両親や女房の両親を含め、数十回の葬儀を経験してきたが、参列者が一人残らず涙する葬儀を初めて経験した。
もう見ぬと思えば哀し君なれど
幾千の想い織る永久(とわ)の空から
(千織ちゃん、もう逢うことはかなわないと思うとあまりにも哀しすぎるけど、君は数え切れないくらい沢山の想いを織り続けてくれてるね、いつまでも、いつまでも)
もうすぐ七夕。 結婚記念日には光ってあげて、愛し合った人に・・
今からでも遅くない
長い間、痛みで苦しんでいる人も
すぐ目の前に必ず希望が見えてくる
根本原因を正す
快方の森カイロプラクティック院

3