昨日、関係者から依頼があり、治療に来られた身長2m近くのアメリカの大男は、なんと世界的なエンターテイナーだった。
明日3月26日にiichikoグランシアターで公演があるワグナー作曲「さまよえるオランダ人」のオペラで主役を張っているバリトン歌手ロバート.ボークさんだった。
最初、関係者からの電話で聞いたのは身長が2m近くあるアメリカ人で日本語は全く通じないのですが大丈夫ですか?ということだった。
まあ、言葉は通じなくても背骨、骨盤、筋肉の張りを調べれば、どこがどういう風に痛いのか? 具合が悪いのか?は判断できるので「大丈夫、来て下さい」と答えた。
そして、彼は声楽のプロで欧米では日常的にカイロプラクティックの治療を受けている、とも聞いていた。
だから、私はチャンス到来と待ち構えていたのだった。(笑)
欧米ではカイロプラクティックは専門の大学で4年以上学び、難しい資格試験に合格しなければならない。そして、医学的授業時間は医大の整形外科以上である。
そうして、その試験にパスした人はDC(ドクター.オブ.カイロプラクテイック)と呼ばれ、DM(ドクター.オブ.メディカル)つまりお医者さんと同等の地位である。
そんなDCの治療を日常的に受けている人ならば、それ以上、少なくとも同等の治療をしてやろうではないか!と私は密かに燃えたのであった。(笑)
DCでなくても、出来るカイロプラクターがここに居ることを証明したかった、というか、自分の技量がどの程度のものか判断出来る絶好のチャンスであった。
もとより、私はプロになる決心をした時に、その辺にゴロゴロいるカイロプラクター?と同じことしか出来ないのならプロにはならないと決めていた。
なる以上は限りなくテッペンを目指す、それが出来ると信じてやってきた。
もちろん、今も当ての無いテッペンを追求している。
生活の手段でやるのではなく、どれだけ人々を助けられるか? その為に必要なことは何であるか? 意気込みだけは誰にも負けないつもりでやっている。
さて、ロバートさんは欧米のカイロプラクティックは慣れているので、骨格模型を指さしながら脊椎の5.6.7番が悪いのだと言った。それと両首筋、両肩。
「OK!OK!」と言いながら頸椎、胸椎、腰椎、骨盤の変位を調べた。
実際には、5番7番が一番悪く、それが日常化しているのだけど、その他にもいくつものサブラクせーション(骨格の変位によって神経や筋肉に異常をきたす原因になる個所)があった。
大柄だけど、見事にカツンカツンと矯正出来る。やりながら楽しかった。もちろん、矯正だけでなく筋肉のほぐしやリンパ調整もしていく。
とても、気持ち良さそうに施術を受けてくれるのが、また嬉しい。
終わった後にも骨格模型でどこをどう矯正したか説明して、ついでにボイスの出が良くなったよ、と身振り手振りで言うと、得意のバリトンを発声して、二人で大笑いをした。
最後に、「こんなに安らかになって幸せだ、あなたの治療はとてもファンタスティックだ」と言ってくれた。
明日は、素晴らしい公演になるに違いない!^^
何かやりつくした感に満たされてデレッとしているの図
大分で数少ない本格的治療院
快方の森カイロプラクティック院

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