昨日、耶馬溪であった、友人である222のライブ観戦ついでに山国川の支流をかなり奥まで入っていった。
ここは、かって草本金山があった場所で、どんなところか偵察に行き、ちょっと砂金を探してみようと思ったから・・。
金山の近くでちょっと探ったけど、砂防堰堤が出来ていて堆積した瓦礫や砂を調べたけど全く微塵も見当たらなかった。もちろん、本命はもっと下流であることは判っていたけど・・。
釣りも兼ねていたので更に上流を目指した。
初めて来る渓流は興味津々。良い流れが続いていた。そして川の合流地点まで来ると、「あれあれ、なにか見たことあるぞ・・」。
あっ、ここは昔、正やんこと伊勢正三氏とNHKの「おおい、ニッポン今日はとことん大分県」の釣り取材で来た川だった!
4日間の釣り取材でまったく釣れずに最後の場所となったこの場所で始めて最初の一匹が釣れた場所だ。それで、みんなホットして、ようやく私も自分の釣りが出来ると思って本気モードで一匹釣った。
本当は伊勢さんの画像は出したくなかったけど(肖像権があるからね)、まあ放映されたものだしちょっとだけ・・。
2人とも若い! 私は49歳、髪はフサフサ。正やン47歳。1999年4月の取材。
昨日も女房同伴だったから釣りも本気ではなかったけど、偶然にもあの取材の場所に来たのだから・・と川に降りてあの頃を思い出しながらフライロッドを振った。
わずか30mの距離を狙っただけ。しかしポイントだらけだから、それなりに楽しんで女房が写真を撮ってくれた。(本気で釣ればもちろん釣れる)
他の釣り人が下から釣り上がってきたので、早々に上がりゆずってあげた。
川から上がると、女房がどこかのおじいさんと話をしていた。私も話に加わっていたら、あれあれ、どこかで見たことあるぞ!?
ひょっとしたら、20年位前に伊勢正三さんの釣り取材の時に土手の上から「ここヤマメ居ますよ。下の合流から上の合流まで・・」と言ってた人じゃないですか?と聞いてみた。
すると、「ああ・・、そうです」と云う。「私、あの時、伊勢さんと一緒に釣っていた者です」というと、一挙に距離が縮まって親しみが湧いてきた。^^
「それなら、相良恵子さん知ってるでしょう?」と私。
おじいちゃんは「けいこちゃんはずっと昔から仲良くしちょります」
二組の夫婦の音楽ユニット「222」のピアニスト、恵子さんに以前、このNHKのビデオを見せた時、「あっ、藤原のおいちゃんや!」と叫んで、ずっと昔から仲良くしていることを聞いていた。

テレビに出た藤原さん

昨日、偶然会った藤原さん
そういえば20年前のベストはまだ現役!
さすがにウエーダーやシューズは何回か変えたけど。
藤原さんとの話は延々と続く。
藤原さんが「うちの工場に来ませんか?」というので女房とすぐ近くにある工場に行った。
藤原さんは大分でも最大手の木の工芸品を作る工場を経営している。大きな工場にいろいろな機械が沢山揃っていて木の材料ストックも豊富。隅から隅まで案内してくれて多くの作品を見せてくれた。
帰りに女房にケヤキで作ったトレーをプレゼントしてくれた。模様が複雑に入った最高級の逸品!
本当は中流域で狙っていた砂金採りもどうでもよくなって、途中の渓流の観光名所を見て、夕方には耶馬トピアに行って幻想的な雰囲気の中で二組の夫婦ユニット222のライブ。
222が繋いでくれた幾つかの偶然の縁。あ、222のベーシスト力徳氏は正やん公認の伊勢正三トリビュートの似勢正三氏です。^^
素晴らしい一日だった!

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