2014/10/19

17−18cラーンサーン様式 青銅・仏坐像  仏神像



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製作地 ラオス北部  
製作年代(推定) 17−18世紀 ラーンサーン王国期

ラオスにはラーンサーン王国の宮廷仏教様式に基づく優れた仏像製作の伝統があり、14世紀王国成立時のクメール系仏像の影響にはじまり、その後スコータイ、ビルマ、チェンセーン、ランナー等の仏教美術の影響を受けつつも独自の様式美を有する作品が生み出されてきました。

本品はビルマ(タウングー王朝)の支配から脱した17世紀〜18世紀初頭の”スリニャ・ウォンサー王”治世前後の作と推定できるもの、端整な卵型で顎にポイントを有する顔、流麗な半月弧を描く眉、高くは無いが横から見るとしっかりと尖ったカタチの良い鼻、ほんのりと微笑を湛える穏やかな 口唇、前から見ると美しい弧を描き側面から見ると内部が巻き貝(conch shell)状の螺旋を描く大ぶりの耳、小粒の螺髪と火炎状の繊細な意匠付けがなされたラスミーを備える頭部、胸板厚くがっしりとしながらも肩・腕・膝・ 指それぞれの曲線が優美な体躯・印相... 像全体からラーンサーン仏教美術の興隆期に製作されたものならではの気の充実が感じられるところとなります。

ラーンサーン宮廷寺院出自の正統な信仰仏としての格調の高さと精神性の深みが薫る逸品です。


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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
Lao Buddha: The Image and Its History



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