2015/11/24

江戸初中期 唐木綿裂  染織



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製作地 中国・南部
製作年代(推定) 17−18世紀  江戸時代初中期
渡来地・使用地 日本
素材/技法 木綿、天然染料 / 平地、緯紋織(浮文)、捩織
裂サイズ 35cm×45cm

”唐木綿(からもめん)”は、江戸初期の鎖国(海禁)政策後、長崎の出島を通じてオランダ船・中国船(唐船)との交易が行なわれた時代を中心に、中国南方産の木綿織物として舶来したもので、他の縞物(唐桟・奥嶋等)とは一風異なる厚手の風合いと紋織・捩織等を駆使した変化のある織り文様が好まれ、大名・貴族・商家等の富裕層の間で珍重されたものとなります。

同種の厚手木綿織物で、オランダ船を通じて舶来したものに”阿蘭陀縞”と呼ぶものがあり、厳密な製作地・出所の特定については未解明の点が残る染織作品でもあります。

本裂は、経糸に白・山吹(本来の色は朱)、緯糸に白・山吹・藍の手紡ぎ木綿を配し、”浮文”の緯紋織と”捩織”の技巧で立体感のある緻密な文様縞を織り出したもの、表裏の表情の変化をあわせ、”変わり縞木綿”とも称される織物ならではの表情の豊かさと新鮮味が薫ってまいります。

甲冑(武具)の装飾に付されていた布から得られた裂のため、鉄さびのシミと小穴が散見されますが、唐木綿の中では古手のもので、糸と染め織りの表情に滋味が感じられる一枚です。



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