2015/11/28

江戸期 ”小紋寄せ”多色型染め(和更紗)裂  染織



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製作地 日本 ※地域不詳  
製作年代(推定) 19世紀 江戸時代後期
素材/技法 木綿、天然染料、天然顔料 / 型染、摺り込み、片面染め

本品は国産木綿と思われる手紡ぎ・手織りの木綿地を台布に、灰・二色の茶・緑の4色遣いで複雑な絵柄が染め表わされた”和更紗”系統の江戸期・型染作品となります。

色数の多さとともにモザイク状の寄せ形一つ一つに細密な模様が彫られた”小紋・型紙”が用いられている点で相当に手が込んでおり、特別な発注により手掛けられたものと推察されます。

染めには顔料化した染料を複数(多数)の型紙を用い摺り込む手法が取られていると考えられますが、灰地”青海波”のように糊置き(防染)をして染めた部分と、”菊”・”桔梗”等のように染め色の上から白顔料を摺り込んで絵柄を表わしている部分が確認でき、合計では何枚の型紙が用いられ、どのような顔料を用い、どのような手順で染められていったのか興味をそそられます。

型紙づくりと染め双方の熟練した手仕事ぶり、江戸職人の息遣いが伝わってくる一枚です。


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