2009/2/28

水牛に囲まれて  旅の一場面

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まるでテレビか映画の一場面のような水牛の群れに囲まれて、圧倒されるような地響きと砂埃を体感いたしました。これまで遠目でしか見たことのなかった水牛の群れを、手に触れられる距離で、毛並みや表情までしっかりと拝むことができたのは感動的でした。

菜食が中心のグジャラートでは、この水牛の乳から作られるパニールやギーは貴重な蛋白源となります。(写真:インド・グジャラート州カッチ地方バンニエリアにて)

2009/2/27

4000年続く綿花の地  旅の一場面

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インダス文明期から息づいてきたカッチ地方の木綿(綿花)。今でもカッチ北西部の辺境で遺伝子を繋ぎ続けています。遊牧民が行き交うこの辺りは、舗装された道路が通ったほかは景色すら変わっていないかもしれません。(写真:インド・グジャラート州カッチ地方バンニエリアにて)

2009/2/26

サウラシュトラ地方のヘリンボーンステッチ刺繍  刺繍

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インド・グジャラート州西南部の”サウラシュトラ地方”の刺繍作品を特徴付けるものに、糸を交差させて面埋めの刺繍を行なう”ヘリンボーンステッチ”技巧の使用があります。

画像の作品は、地が見えないほど糸目がタイトに詰まった”クローズド・ヘリンボーンステッチ(フィッシュボーンステッチ)”により、象・馬・牛・孔雀・花々等の吉祥モチーフが生き生きと描き出された婚礼用の掛け布ですが、象の胴体や顔から牛の蹄や乳まで、良く見ると大小すべてのモチーフに、この刺繍技法が用いられていることが判ります。

ごく小さなモチーフであれば、糸を交差させないサテンステッチで刺してしまえば簡単でしょうが、そうはしないところに作者のこだわりと伝統美があるように感じます。婚礼用の作品のため、象や孔雀や牛等は対で描かれますが、ステッチ自体も常に糸が対でクロスすることに吉祥的な意味合いが含まれているのかもしれません。

2009/2/25

羊を連れて遊牧するラバリ族の家族  旅の一場面

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(写真:インド・グジャラート州カッチ地方ミディアロにて)

2009/2/24

牛飼いの民アヒール族の村の日常風景  旅の一場面

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(写真:インド・グジャラート州カッチ地方ラトナルにて)

2009/2/23

ブージの宮殿”プラグ・マハル”  旅の一場面

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1865年に建造されたカッチ藩国ブージの宮殿”プラグ・マハル”。この地がまだ東西交易の中枢として賑わっていた時代の栄華を薫らせる、ブージの街の象徴的な歴史建造物です。

同敷地内の1752年建造の旧宮殿”アイナ・マハル”は、2001年の大地震で大きな被害を受けましたが、この新宮殿”プラグ・マハル”はその雄姿を保ち、崩れ落ちることがありませんでした。

新世紀の激動を前にした世紀末、下にご紹介の瀟洒で煌びやかな”モチ刺繍”お姫様スカートを身に着けた貴婦人が、この宮殿内の大広間で開かれた晩餐会に参加していたかもしれません。

2009/2/22

19世紀・インド辺境の地のお姫様スカート   技巧・意匠・素材

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19世紀にインド・グジャラート州カッチ地方のブージ宮廷や貴族階級の間で用いられたお姫様スカート。宮廷の命で組織された刺繍専門職人”モチ共同体(Mochi)”の手による作品です。

今ではインドの辺境と呼ばれるカッチ地方ですが、インドとパキスタンが分離独立する以前は、ペルシャや中東とインドの都を結ぶ陸海路交易の中枢であった土地であり、この煌びやかなスカートの意匠からは、辺境などという言葉とは無縁であった栄華の時代が偲ばれます。

鈎針(アリ)を用いて、布の下から上へ針を引き上げてチェーンステッチ状の刺繍を行なう”タンブルワーク”の技法により、極めて細密な文様が描き出されておりますが、このモチ刺繍職人の手による”タンブルワーク”は、環縫いミシン発明(英国)の原型であったとも考えられております。

素材・技術・製作の背景を含めて、そのすべての要素が今では失われしもの、現代では再現不可能な品モノであり、歴史の浪漫が薫るインド・アンティーク刺繍の名品です。

2009/2/21

ヴェール彩々  旅の一場面

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(写真:インド・グジャラート州カッチ地方ラトナルにて)

2009/2/20

カッチ地方諸民族 ヴェール彩々  技巧・意匠・素材

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アヒール族 マシュルー(絹と木綿の朱子織)経縞&刺繍

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ラージプート族 ウール赤染め&刺繍

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ラバリ族 ウール絞り染め&刺繍

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バルドワード族 ウール絞り染め&刺繍

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ジャート族 コットン絞り染め&刺繍

婚礼用ヴェールが中心ですが、お嫁入りの際に手掛けたヴェールを普段の生活の中で大切に使い続ける人たちもいます。遊牧民は自身が育てる羊の毛、つまり自家製の素材を用いるのであり、カッチ地方の土地の素材と技術で作り続けられている点が素晴らしいところです。

民族それぞれの美意識や誇りが込められた作品ですが、例えばラバリ族のウール・ヴェールについては、羊毛は自前、織りはメグワール族(ヒンドゥ)、絞りと染めはカトリ族(イスラーム)、刺繍はラバリ族(ヒンドゥ)の職人、といったように様々な民族が関わり、この一枚が完成されます。

職能コミュニティと民族の支え合いが今に息づく、カッチ地方ならではの作品たちです。

2009/2/19

インド・グジャラート州 カッチ地方ブージにて  旅の一場面

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