2011/2/28

水瓶で汲んできた水を使いお洗濯  旅の一場面



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(写真 インド・グジャラート州カッチ地方 ブージ近郊にて)

2011/2/26

ラージャスタンの絞り染めヴェール  染織




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製作地 インド・ラージャスタン州 西部  
製作年代(推定) 20世紀半ば〜後半

この”バンダニ・オドニ”と呼ばれる大判の絞り染め布は、ブラウス(チョーリー)・スカート(ガーグラ)に合わせて、頭から腰部下までをすっぽりと覆うヴェール(被衣)として用いられるモノ、主にラジャスターン及びグジャラートの遊牧民・農牧民の衣装スタイルとなります。

手織りの上質な薄手木綿(木綿モスリン)をベースに、一目一目の絞りにより“メダリヨン(円花)”“踊り子”“パルメット(椰子)”“孔雀”等の繊細な文様が、華やかな色彩で染め出されておりますが、色彩の乏しいラージャスタン西部の砂漠地帯において、この色柄の美しさはさらに際立つこととなります。織り・染め、職人手仕事の技巧の高さが光る染織・衣装作品です。


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●チョーリー・ガーグラ・オドニ姿のラージャスタン西部の女性
(写真 インド・ラージャスタン州 ジョドプールにて)

2011/2/25

雄々しき荷車牽きの牛  旅の一場面



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(写真 インド・グジャラート州 カッチ地方バンニエリアにて)

2011/2/24

ラージャスタン西部の大地  旅の一場面



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(写真 インド・ラージャスタン州 ジョドプール近郊にて)

2011/2/23

オウムと花々のチャクラ  刺繍



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製作地 インド・グジャラート州 サウラシュトラ地方  
製作年代(推定) 20世紀半ば〜後半
民族名 アヒール族

シルク釜糸を巧みに用いた一刺し一刺し、煌びやかさの中にも優しさと温かみ、作り手の息遣いが伝わってくる、アヒール族の婚礼用刺繍掛け布です。

2011/2/22

ビシュノイ族の村で見た刺繍パッチワークの天幕  刺繍




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(写真 インド・ラージャスタン州 ジョドプール近郊にて)

ジョドプール近郊のビシュノイ族の村を訪ねた際、家屋の天井に刺繍パッチワークの大布を天幕のように張っている光景を目にしました。

パッチワークの布に対して、これまで壁掛け若しくは床に敷くイメージしか持っていなかったので、なるほど天幕として床に横たわって見上げた際、星空を目にするようで或いは空から大地を俯瞰してみているようで、まったく異なる見え方がすることを知りました。


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●同じ地域で手掛けられた刺繍パッチワークの大布

2011/2/21

ビシュノイ族の村で  旅の一場面



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(写真 インド・ラージャスタン州 ジョドプール近郊にて)

2011/2/19

バンニエリア ジャート族の衣装  民族衣装




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製作地 インド・グジャラート州 カッチ地方バンニエリア  
製作年代(推定) 20世紀半ば〜後半
民族名 ジャート族


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2011/2/18

ムルシダバード 19c絹ブロケード”バルチャー”(2)  染織



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製作地 インド・ウェストベンガル州 ムルシダバード  
製作年代(推定) 19世紀半ば〜後半
素材/技法 絹、天然染料 / 空引機(ナクシャ)による縫取織及び緯紋織

人の手指が一織り一織りの経糸を操作する”空引機”は、通常の織機では切れてしまうような、極めて繊細な絹糸を優しく扱いながら織り進めていくことが可能でした。

絹糸のふくよかさ、織り表情の柔らかさと流麗さは、職人の手指の加減が生み出したものであり、金糸・銀糸を用いずにブロケード織物の煌びやかさを表現する特殊な技巧からも、職人の誇りを感じ取ることができます。

糸・染料の素材、職人の技術、製作の背景を含めて、そのすべての要素が今では失われしものであり、現代では再現不可能な染織作品の一つとなります。

2011/2/17

ムルシダバード 19c絹ブロケード”バルチャー”(1)  染織



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製作地 インド・ウェストベンガル州 ムルシダバード  
製作年代(推定) 19世紀半ば〜後半
素材/技法 絹、天然染料 / 空引機(ナクシャ)による縫取織及び緯紋織

ムルシダバードはムガル帝国衰退後の18世紀初頭以降、イギリス東インド会社の庇護(支配)のもとムスリム宮廷として栄えた土地であり、ムガル帝国を離れた染織・絵画をはじめとする宮廷おかかえの職人たちが新天地を求めて集い、宮廷様式とコロニアル様式の混交した、独自のデザイン様式と空気感を纏った手工芸文化を花開かせました。

ムルシダバードのバルチャーには宮廷絹織物の職人が集い、この地方の貴族・富裕階級向けに空引機による最高級の絹ブロケード・サリーを手掛け、その独自の意匠を有する織物には村(コミュニティ)の名前”バルチャー”が付されました。“鉄道客車”のデザインは、19世紀半ばに英国により敷設された鉄道への憧れが反映した貴族趣味及びコロニアル様式のモチーフとなります。

ムガル帝国の終焉、英国植民地支配の深化... 煌びやかさの中に世紀末の空気感・終末観が薫る絹織物であり、実際に、ジャカード織機(機械紋織機)の流通と人々の嗜好の変化により、この”バルチャー”は20世紀初頭には役割を終え姿を消すこととなります。

同時代にシェカワティ地方で描かれたフレスコ画(下)とも共通する薫りのある絹織物です。


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インド・ラージャスタン州シェカワティ地方の貴族邸宅に描かれたフレスコ画(19c)

2011/2/16

サウラシュトラ 婚礼用のビーズワークうちわ  技巧・意匠・素材



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製作地 インド・グジャラート州 サウラシュトラ地方  
製作年代(推定) 20世紀半ば
民族名 カティ族

婚礼の際に用いられたビーズ細工絵のハンドファン、ろくろ挽きの木製軸を支点にくるくると回転するつくりで、着飾った新郎新婦が手にし回していた、その姿を想像するのも楽しい品モノです。

数千個にのぼる古手のグラスビースにより“孔雀”“神様”“生命樹”“オウム””象””牛””ラクダ“”犬“等のモチーフが、巧みなビーズワークにより瑞々しく表現されており、作品からは婚礼の喜びが伝わってまいります。

ろくろ挽きの軸(手持ち)は、天然塗料としてのラッカーワークが施されており、この作品の完成には、幾つかの職人コミュニティーが関わっております。土地と時代の空気感を薫らせる、今では失われし表情の作品です。

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2011/2/15

屋台のマサラドーサ  旅の一場面



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(写真 インド・ラージャスタン州 ジョドプールにて)

2011/2/14

1946年のモトゥラ・ターバン  染織



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製作地 インド・ラージャスタン州 ジョドプール
素材 木綿モスリン  技法 格子状の巻き絞り染め モトゥラ

1945年第二次世界大戦終結、1947年英国からのインド・パキスタンの分離独立、その狭間の1946年につくられた木綿巻き絞りのターバン布と出会いました。

幅80cm・全長約8mもの長さで繊細に織り上げられた薄手の”木綿モスリン”が用いられ、斜格子文様”モトゥラ”の巻き絞りで精緻に染め上げられた、職人技術の粋が掛けられた作例です。

激動の時代、職人たちはどのような心持ちでこの作品を手掛けたのでしょうか。

1947年のインド・パキスタンの分離により、ムスリム・ヒンドゥ相互の有機的な職人コミュニティはその関係性が崩れ、伝統手仕事の多くが失われ或いはかたちを変えていきました。
インド・パキスタン分離以前の、今では失われし表情の染織作品の一つです。

2011/2/13

マルワールのポートレートと絵画  旅の一場面



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(写真 インド・ラージャスタン州 ジョドプールにて)


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●マルワール(ジョドプール)絵画 19c前期 馬上のマン・シン王

※上画像は京都書院刊「インド宮廷絵画(畠中光亨)」より転載いたしております

2011/2/12

ラージャスタンの湯たんぽ  旅の一場面




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(写真 インド・ラージャスタン州 ジョドプールにて)

ジョドプールで宿泊したホテル、スタッフが”今晩はとくに寒くなりそうですから”と湯たんぽを部屋まで届けてくれました。

ラージャスタンで湯たんぽ... 湯たんぽを届けてくれるインドのホテル... まったく思い掛けない出来事で、すでに眠りについて夢でも見ているのではないかと疑いました。

マルワール貴族(ラジャ)に仕えた執事家族がオーナーのホテルであり、古い時代、寒い夜やラジャ(主人)がナイトサファリに出掛ける際など、こうして湯たんぽの準備をすることが日常だったのかもしれません。

概観、外庭、部屋、中庭の食堂、調度品、そしてスタッフのホスピタリティ、すべてにマルワールの土地の気が流れているホテルでした。



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