2011/2/11

グジャラートのモチ刺繍  刺繍



●19世紀 「モチ共同体」による宮廷様式のモチ刺繍
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素材 絹織り地、絹糸刺繍  
技法 タンブルワーク  



●20世紀半ば 「パテル族」によるモチ(デザイン様式の)刺繍
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素材 木綿織り地、絹糸及び木綿糸刺繍  
技法 チェーンステッチほか

18〜19c、カッチ及びサウラシュトラ藩国の全盛期、宮廷・貴族等富裕階級の求めにより刺繍品を手掛ける“モチ共同体(Mochi)”が編成され、この地に優れた刺繍作品が生み出されました。

職人コミュニティ”モチ共同体”には、カンビ族・パテル族・アヒール族等の少数民族を出自とする人々が含まれ、モチ共同体の中で培われた技巧と意匠は、逆に農牧民たちの婚礼衣装・調度品などの生活の刺繍に反映されるに到りました。

”モチ刺繍”本来の技法は鉤針=アリ(ari)を用いた”タンブルワーク(ルーピングステッチ)”ですが、農牧民たちはチェーンステッチを主体とする技法により、このデザイン様式を再現しました。

藩王・貴族の没落により、モチ共同体による宮廷刺繍の伝統は20世紀前期には終焉を迎えましたが、その血脈は、この地の農牧民たちの間で継承されていきました。

現地の人々は、この種の刺繍作品を披露する際に”モチワーク”の言葉を誇らしげに口にします。



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