2011/5/31

北前船で加賀から津軽にもたらされた筒描き・夜着  染織




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製作地 日本・北陸地方 加賀 / 使用地 日本・津軽地方  
製作年代(推定) 19世紀後半 江戸時代末〜明治時代初期
素材/技法 絹、天然染料、木綿(中綿) / 地紋織り、筒描き及び友禅染め


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この”夜着”は、筒描きに一般的な木綿地ではなく、細密な地上げ紋織りの絹地をベースに、“霊亀(瑞亀)”のモチーフが友禅技法の染めにより表現された作例、筒描きと友禅染めの併用によりつくられた品モノとなります。巧みなぼかしが加えられた友禅と青藍の美しさが見所です。

本品は青森県津軽地方の北前船の船頭の家から出たものと伝わっており、津軽と加賀を行き来する間に、特別な発注により仕立てられたものであることを伺うことができます。

友禅の染め師が”霊亀”を精緻に描き染め、家紋・波文様とともに糊伏せがなされ、最後に紺屋が藍を染めることとなりますが、発注者の北前船の船頭、つまり海の男が最もこだわったのがこの海の色、青藍の染め色ではなかったか... そのようなことを想像するもの楽しい一品です。

2011/5/29

奉納用の神馬(じんめ)と絵馬  生活と祈りの道具




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製作地 日本・庄内地方(山形県酒田)  
製作年代(推定) 19世紀 江戸時代

神社・寺院での祈願の際にひろく用いられている“絵馬”は、本来、神様の乗り物である馬(=神馬)を豊穣祈願として奉納することに由来しており、時代とともに簡素化・形式化されていった慣習の一つとなります。

馬自体を奉納(献納)することは、する側・される側の双方の負担が高く、絵馬へと移り変わっていったものですが、絵馬以前には木や土でつくられた馬型の像が奉納された期間があり、東北地方のような馬に纏わる民間信仰が根強い一部の地域では、比較的近年(江戸時代)まで、本品のような“神馬”を製作・奉納する伝統が継承されました。

現在”絵馬”というと、一方的にこちら側(人間側)の願いを予め用意された木板に書き、用意された場所に吊り下げ、”神様お願いいたします”とお祈りするものとなっており、奉納の意味合いもほぼ失われてしまいました。せめてお礼参りは忘れないようにしたいものです。




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製作地 日本・北東北地方  
製作年代(推定) 20世紀初頭 明治時代

2011/5/27

東北の祈り  旅の一場面



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(写真 日本・山形県 鶴岡にて)

2011/5/8

優しき懐かしき一目の木綿絞り  染織



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製作地 インド・ラージャスタン州  
製作年代(推定) 20世紀半ば
素材 木綿、染料、絞りの糸も木綿

手織りの木綿をベースに、一目一目の糸括りにより染め上げられた絞り染めのヴェール。異国のものながら、まず第一に懐かしさが感じられるような作品です。

手紡ぎの木綿、手織りの布、括りの糸にも手撚りの木綿糸が用いられており、丹念な染めも併せて、手仕事の幾つもの重なりが、この優しい表情を生み出していることが判ります。

20世紀半ばに作られたのち、未使用のままで残っていた、貴重な古手一目絞りの作例です。

2011/5/6

夜行列車のホームで  旅の一場面



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(写真 インド・グジャラート州にて ※ムンバイとブージ間を往復する列車)

2011/5/5

古い経典カバーの装丁3(絣入りマシュルー)  染織



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製作地 インド・グジャラート州若しくはラージャスタン州  
製作年代(推定) 19世紀半ば〜後半
素材/技法 経糸:絹、緯糸:木綿、天然染料 / 朱子織、経絣、経紋織


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2011/5/4

古い経典カバーの装丁2(ベルベット更紗)  染織



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製作地 不詳  
製作年代(推定) 19世紀〜20世紀初頭
素材/技法 ベルベット地 / 銅版捺染?


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2011/5/3

古い経典カバーの装丁1(経紋織布)  染織



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製作地 インド北西部〜中西部  
製作年代(推定) 19世紀
素材/技法 経糸:絹、緯糸:木綿、絵糸:絹 / 経紋織


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2011/5/1

拡大画像で見る”モトゥラ”染め織りの表情  染織



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製作地 インド・ラージャスタン州 マルワール地方  
製作年代(推定) 20世紀前期

十倍程度に拡大して見る”モトゥラ・ターバン”の織りと染め。20世紀前期当時の木綿モスリンの糸と織りの表情、ザリ(金属糸)の織り入れの組織を確認することができます。



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