2013/6/28

19c江戸期 ”ことろ人形”  生活と祈りの意匠



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製作地 日本・山形県 米沢  
製作年代(推定) 19世紀 江戸時代後期


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「子をとろ子とろ」は鬼ごっこの一種で、”親役”の後ろに連なった最後尾の子を、”鬼役”が触ろうとし、親と子はそれを防ごうと動き回る(連なった身体を離してはならない)遊びとなります。

この遊びには、疫病で幼子が亡くなることの多かった時代、”病い神(鬼)”に子供を持っていかれないようにという願掛けの意が込められていたとも伝えられており、”ことろ”(後世”おしくら”とも)と呼ばれる土人形は、神棚や仏様の前に置かれ、子供の健やかな成長が祈られました。



●”子をとろ子とろ”遊びの情景
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●本記事内容に関する参考(推奨)文献

2013/6/26

千体仏として奉納された17c小陶仏  仏神像



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製作地 日本・栃木県  
製作年代(推定) 17c 江戸時代前期

”観音菩薩さま”が象られた4.3cmほどの小さな陶仏。栃木県佐野市に存した古寺から多数発見されたものと伝わり、民間の千体仏として作られ・奉納されたものと推察できる品モノです。

現世に一千の仏が現われ人々を救済するとの信仰から生み出された”千体仏”。この江戸時代前期に作られた素朴な意匠の陶仏は、当時を生きた庶民たちのどのような祈りが込められたものなのか... 目にしていると、時代の浪漫が薫ってまいります。

2013/6/24

美しい屋根と佇まいのお堂  旅の一場面



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(写真 日本・福島県 会津地方にて)

2013/6/22

黒蝋色塗り・”河骨”漆絵皿  技巧・意匠・素材



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製作地 日本・東北地方 県地域不詳  
製作年代(推定) 19世紀後半〜20世紀初期 明治〜大正


黒蝋色塗りを背景とする、可憐で情緒豊かな”河骨(こうほね)”の絵付けが印象的な漆絵皿。

生活の中で用いられた”菓子盆”と呼ばれる民間の作例ですが、漆掻き職人・木地師・塗り師等の江戸仕事の伝統を継承する職人たちが、“和うるし”を用い手掛けた時代の所産であり、作品からは“純国産漆器”としての独自の気品・気風と精神性が薫ってまいります。

菓子盆としては上手で、東北の富裕商人等が特別に発注し仕立てられたものとも推察できます。


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●河骨の花
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(写真 日本・岐阜県 飛騨地方にて)





●本記事内容に関する参考(推奨)文献

2013/6/16

筒描き・巻き締め絞り・型染め  技巧・意匠・素材



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製作地 日本・北東北地方  
製作年代(推定) 19世紀後半〜末(明治時代初中期)
素材/技法 木綿、天然藍 / 筒描き(手描き・糊防染)、巻き締め絞り、型染め

筒描きと巻き締め絞りと型染め、三種の技法で染められた木綿藍布が配された、明治時代初中期の馬掛け布。北東北の南部地方で作られたと推定できる作品です。

馬が纏う布のため、ここまで意匠を凝らした時代が日本にはありました。農村において馬が家族の一員であった時代の所産であり、江戸染物、江戸職人仕事の残り香が感じられる一枚です。





●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2013/6/10

頬杖をついて  旅の一場面



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(写真 日本・福島県 会津地方にて)

如意輪観音さま

2013/6/8

日本の意匠、日本の染め布  染織



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米糊と柿渋塗りの和紙等の地(和)の独自素材・道具が用いられ、和様(純日本)の意匠・文様が、紺屋職人の熟練の手技により一枚一枚個別に染め上げられた”筒描き”の布。

藍濃淡を巧みに生かしたモノトーン表現が秀逸で、藍を用いた染め布として、世界でも孤高の完成度の高さに達した染織作品と位置付けられます。



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製作地 日本 上:山陰地方?、下:東北地方  
製作年代(推定) 19世紀後半〜20世紀初頭






●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2013/6/6

明治期・堤人形のこんこん様  生活と祈りの意匠



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製作地 日本・東北地方 宮城県仙台  
製作年代(推定) 19世紀後半〜20世紀初頭(明治時代)


この稲荷狐を象った土人形は、江戸時代に浅草今戸焼の中から生まれた意匠と伝わります。

後世、この”こんこん様”は、信仰のものとして、また意匠の親しみやすさから各地でもてはやされそれぞれの地方で土物・練り物等として量産されるに至りますが、その中で、だんだんと今戸焼が有していた原初的な味わい(素朴ながら生命が息づいている)は失われていきました。

この仙台の堤人形は明治期につくられたものですが、造形・胡粉の肌合い・絵付けが秀逸で、江戸期”今戸の狐”本家の表情をしっかりと継承している点に魅力を感じます。



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●本記事内容に関する参考(推奨)文献

2013/6/4

19c 厨子納・懐中仏  仏神像



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製作地 日本・東北地方  
製作年代(推定) 19世紀半ば〜後半(江戸末〜明治初期)


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(参考画像)
●福島県会津地方 勝常寺「虚空蔵菩薩立像」

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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2013/6/2

”牡丹”と”獅子の巻き毛”の筒描き友禅布  染織



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製作地 日本・北陸地方 加賀  
製作年代(推定) 19世紀後半〜末(明治初中期)
素材/技法 大麻、天然顔料 / 筒描き及び友禅染め(手描き・糊防染)

布から飛び出さんばかりの力強い意匠により染め描かれた“牡丹”と“獅子の巻き毛”の圧倒的な存在感と生命感、取り分け火焔のごとく揺らめき躍動する“獅子の毛丸”の表情に目を奪われる作品。獅子の姿が目の前に跳び上がってくるような迫力を感じさせます。

手績み・手織りの大麻布は、多大な労力と時間を掛けて洗いや晒しが行われることにより“白布”となるものであり、本品に見られる牡丹の“白(無染)”や薄染めの線を筆頭に、加賀友禅特有の繊細な色ぼかしで表現された獅子の巻き毛や牡丹の枝葉、海を感じさせるような深みを有する青をあわせた色彩の美しさは並々ならぬもの、その完成された美の世界に深く惹き込まれます。



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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 



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