2014/11/22

寺院を装飾し荘厳する様々な祈りのもの  技巧・意匠・素材



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●奉納され寺院や仏塔の壁に付される陶板仏(せん仏)

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(写真 ラオス・ルアンパバンにて)

2014/11/20

素材の段階から祈りが込められた床敷き布  染織



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製作地 ラオス北部 ウドムサイ県  
製作年代(推定) 20世紀半ば
民族名 タイ・ルー族(Tai Lue)

床の上に敷いて寝具として用いるために織り上げられた、”パー・ロップ”と呼ばれるタイ・ルー族の伝統織物。手紡ぎ木綿・天然染料を素材に、丹精を込めた一織り一織りにより手掛けられたもので、布上に12段にわたって織り描かれた総異柄の二色浮織・吉祥文様が見事です。

パー・ロップは旅行等の外泊時に携帯されますが、本品のような手の込んだ作品は、出家僧侶がお寺や僧院で用いるため、村の女性の手で奉納用として織られたことが伝わっております。

白地の部分も単純な平織ではなく糸浮きと畝を加えているのは、この上に身体を横たえた際に柔らかみと暖かみが感じられるようにという、実用的な工夫であることが伺えます。また天然の藍には蚊除けの効果があることも知られます。

手紡ぎのふんわりとした木綿糸でなければ、天然の藍染めでなければ体を成さない(目的に適わない)織物であり、素材作りの段階から祈りが込められた作品と言うことができます。


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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2014/11/16

木の家屋、木の空気  旅の一場面



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(写真 ミャンマー・シャン州にて)

2014/11/14

牛牽きの陶器売り  旅の一場面



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(写真 カンボジア・タケオにて)

2014/11/12

ラオスの裾刺繍スカート”シン・ティーン・サオ”  染織



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製作地 ラオス北東部 フアパン県  
製作年代(推定) 20世紀半ば〜後半
民族名 タイ・ヌア族(Tai Nuea)  ※フアパン県に生活するタイ・ダム族、タイ・デーン族、タイ・カオ族等の総称

”裾刺繍のスカート(=シン・ティーン・サオ)”とは裾部の装飾が織りではなく刺繍によりなされるシンを指すもので、主にベトナムと国境を接するフアパン県及び国境をまたいだベトナム側に生活するタイ・ラーオ族系民族の間で培われてきた技巧のものとなります。

緯紋織・縫取織で表現されるモチーフとほぼ同一の文様が刺繍で表現されることが意匠上の特徴で、第二次世界大戦〜インドシナ戦争の戦乱時、移動・避難生活を継続して強いられる中、大きな織機の利用がかなわなかった人々が、シンの装飾については針仕事で行ったことが製作の発端とも考えられております。

”白い鹿”の可憐な表情と背景の多色文様の美しさに目を惹かれる本スカート、一針一針の刺繍からは平安や子供の健やかな成長等を祈る気持ちが伝わってくるようにも思われます。





●本記事内容に関する参考(推奨)文献

2014/11/8

カンボジア染織と聖鳥ハムサ  技巧・意匠・素材



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○絹絣と織機部品(綜絖吊り滑車)ともに
製作地 カンボジア南部  
製作年代(推定) 20世紀初め



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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2014/11/6

一針一針の手仕事が見事なファミ・アカ族の衣装  民族衣装




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製作地 タイ北部  
製作年代(推定) 20世紀半ば
民族名・支族 アカ族 ファミ・アカ Phami-Akha

遠目では刺繍なのかアップリケなのか判然としませんが、目の前にまで近づくと、多彩な絹糸を用いたクロスステッチによる無数のドット(点)によりモザイク様の文様が描き込まれていることが確認できるファミ・アカ族の衣装、20世紀半ば頃の女性用の盛装衣としての上着です。

刺繍の美しさと存在感が際立ちますが、手紡ぎ・手織り木綿を深く染める濃藍(黒)染めの服地の質感の豊かさ、天然色染め木綿によるアップリケ、一針一針の丹念な手縫いの縫製等をあわせ、作品全体から心の入った手仕事のものならではの凛とした空気感が薫ってまいります。



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●本記事内容に関する参考(推奨)文献

2014/11/4

山間の街の市場で  旅の一場面



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(写真 ラオス・フアパン県 サムヌアにて)

2014/11/2

タイ・ダム族(黒タイ族)の頭布  民族衣装



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製作地 ラオス・フアパン県  
製作年代(推定) 20世紀半ば〜後半
民族名 タイ・ダム族

「タイ・ダム族(黒タイ族)」の民族名の由来通り、”黒”の色遣いが印象的な頭布。束ねて団子状となった結い髪の上から被せるようにして使用するもので、片端は後頭部から背へと垂れるようなかたちとなります。

一見するとフリンジやタッセルのように思える布縁の多数の丸いカタチの装飾は、赤のパイピングの布が紐状に伸ばされ、その先端が円盤状に丸められ多彩な絹刺繍で彩られたもの、植物の”ワラビ”を彷彿とさせるような渦巻状の形状が目に新鮮に映ります。

この種の渦巻き状の文様カザリパーツは、装飾デザインであるとともに、魔や病を寄せ付けないための”目くらまし”の意匠であることを指摘することができます。



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※上画像はStudio Naenma Co Ltd刊「Lao-Tai Textiles」より転載いたしております





●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 



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