2016/1/31

本日スラウェシへの仕入れ旅より帰国いたしました  分類なし



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(写真 インドネシア・スラウェシ島 タナ・トラジャにて)

本日1月31日、インドネシア・スラウェシ島への仕入れ旅より無事帰国いたしました。

壮大なスケールの葬祭儀礼(ハレの祭礼)と、それに纏わる”聖布信仰””伝世染織”の独自の慣習を有してきたトラジャの土地を巡り、布々の蒐集を行ってまいりました。

2月上旬より、固有の”ヌノ世界””染織文化”を代々継承してきたトラジャの人々の伝世品を主体とする品モノのご紹介(ホームページ)、関連情報と写真の掲載(本ブログ)を進めてまいります。

2016/1/17

1月20日〜31日は仕入れのため休業いたします  分類なし



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1月20日(水)〜31日(日)は、海外への仕入れ渡航のため休業をさせていただきます。

2016年最初の仕入れ渡航地はインドネシア・スラウェシ島となります。

大航海時代に交易の対価としてトラジャの地にもたらされ数百年にわたり伝世品として継承されてきたマア(聖布)、祭礼のためローカルで手掛けられた儀礼染織(同じく伝世品)を中心に、この土地でのみ見出すことのできる品々を蒐集いたしてまいります。

帰国後、2月からの新規仕入れ品のご紹介を楽しみにお待ちいただければと思います。

店主 丸山

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1月20日(水)〜1月31日(日)までの間、海外仕入れにより留守となりますため、皆様には誠に申し訳ございませんが商品発送等の業務全般を休止させていただきます。

●1月18日(月)までのご注文商品 → 仕入れ渡航前のご発送

●1月19日(火)以降のご注文商品 → 2月1日(月)のご発送

お急ぎご入手なされたい品モノにつきましては、誠に恐縮ですが、1月18日(月)までにご注文くださいますようお願いいたします。

仕入れ渡航前にご注文の品モノをご送付をさせていただきます。

2016/1/15

穏やかな初春の木漏れ日を浴びて  旅の一場面



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(写真 日本・東京都 文京区 根津神社にて)

2016/1/13

江戸期の菊花模様・多色型染め布 二景  染織



●木綿地 菊唐草模様 型染め布
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製作地 日本 加賀(?)  製作年代 19世紀 江戸時代後期
素材/技法 木綿、天然染料、天然顔料/型染め、両面染め


●絹地 菊花模様 型染め布
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製作地 日本 京都  製作年代 18世紀〜19世紀初期 江戸時代中期
素材/技法 絹、天然染料、天然顔料/型染め、片面染め


”菊花”の繊細かつ華やかな色柄を表現するために、並々ならぬ緻密な手技が加えられた江戸中後期の型染め布。木綿地(上)と絹地(下)の作例です。

型紙を用い糊置きと染め及び摺り込みを行った”型染め”作品ですが、模様のディテイルを見ると、極めて繊細な色挿し・色暈し等がなされている箇所を目にすることができ、”友禅染め”の技巧・意匠の表情を同時に薫らせる、”小紋・型友禅”と位置づけられるものでもあります。

江戸中後期の庶民文化成熟の中、”菊観賞”は大きなブームとなり盛んに栽培・品種改良が行われましたが、その”菊花”をいかに美しく、目にする人を唸らせる完成度の高さで染め描けるか... これらの型染め布からは型紙師や染め師の誇りが伝わってくるように思われます。



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2016/1/11

古のベンガラ色 朱塗り・京つづら  技巧・意匠・素材



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製作地 日本 京都  製作年代 20世紀初め(明治時代後期〜大正時代)
素材 竹、漆、顔料(ベンガラ)、和紙


竹や藤のヘギ材(ヒゴ)を組み編みし漆等を塗った箱状の収納具(=葛篭・行李)は、古代に遡る時代に大陸から伝わり、様々な文物の収納・保存に用いられていたことが、正倉院に伝わる収蔵物からも確認することができます。湿度の高い日本において、通気性が良く防虫効果も高い竹編み・漆塗りの葛篭は、着物・文具類を中心とする身の回り品の収納具として長きにわたり用いられ、嫁入り道具ともされてきたものとなります。

本品は平竹ひごを四つ目に編み、和紙を貼って柿渋を塗ってからベンガラの朱漆(本体底部は黒漆)を塗り仕上げた中サイズの葛篭で、形状・サイズから文箱若しくは衣装小物類の収納箱として手掛けられ用いられたものと推察されます。

時代が進むと、居住環境及び服装の変化などから、葛篭が収納箱として用いられる機会・頻度は低下し、木地師や塗り師等の職人が分業で手掛ける”京葛篭”製作の伝統は衰退、また化学塗料や輸入素材を用いた安価な葛篭が市場に流通するようになり、国産素材・手仕事により一つ一つが職人の手で生み出される昔ながらの葛篭はほぼ失われしものとなりました。

古(いにしえ)のベンガラ色、華やかさと深みを湛える滋味あるいろに惹き込まれる一品です。





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2016/1/9

染め際の美 江戸期の型染め縞  染織



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製作地 日本 ※地域不詳  製作年代 19世紀(江戸時代)
素材/技法 木綿、天然藍、天然染料/型染め、両面染め
裂サイズ 幅:34cm、縦:132cm


片子持ちの縞柄を、織りではなく染めで表わした江戸時代後期の木綿・型染め布裂。

質感豊かな手紡ぎ・手織りの木綿地に両面から糊置きし”黄”と”藍”を重ね染めすることで緑色を表現した作品で、華やぎ溢れる萌黄の色味、黄が滲み出る”染め際”が見所となります。

染め師が、この”いろのきわ”を意識して染めたものであることはまず間違いなく、江戸染め師の技と粋が伝わってくる一枚です。



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2016/1/7

明治期 ”雨龍・揚羽蝶”模様 筒描き風呂敷  染織



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製作地 日本 ※地域不詳  製作年代 19世紀末(明治時代)
素材/技法 木綿、天然藍/筒描き(手描き・糊防染)
サイズ 136cm(四枚接ぎ)×141cm


”雨龍(あまりゅう・あまりょう)”は角・鱗をもたない龍の幼い姿とされるもので、”雨乞い”の象徴模様として、また”成長”へ向かう願掛け模様等として古来より描かれてきたものとなります。

手紡ぎ・手織りの質感豊かな木綿地(4巾)のうえ、中央に”丸に揚羽蝶”の力強い家紋、周囲に4体の”雨龍”が流麗に描かれ天然藍で深く染められた本布は、日常遣いではなく、祭事の風呂敷(若しくは油単)として特別に手掛けられたものと推察されます。

豊穣祈願のお祭りの際、雨乞いの祈りが込められ奉納品が包まれたもの... ”雨龍”を守り神として伝えてきた土地の氏神様のお祭りで用いられたもの... 節句のお祝いの際に子供の健やかな成長が祈られたもの... 想像は様々な方向へと広がります。

 



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2016/1/5

江戸期 絹交織・縞木綿”丹波布”裂  染織



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製作地 日本・兵庫県  製作年代 19世紀(江戸時代後期)
素材/技法 木綿、絹、天然染料/平地、絹・木綿交織、縞格子
裂サイズ 幅:16.5cm、縦:43cm


この丹波布は、江戸後期に織られ始め、輸入木綿の紡績糸と機械織の布が市場を席巻する明治半ば頃までの比較的短い期間に丹波国佐治村(現兵庫県)で製作されたローカルな織物ですが(昭和初期の民藝運動期に復興される)、手紡ぎ木綿の中に手引きの”絹つまみ糸”(引き始めの繭表層の荒糸)を加えて生み出す、素朴ながら染め色と交織パターンに繊細な味わいがある独自の織り表情は、京・大阪の町人を中心とする庶民層の間で愛好されたものとなります。

江戸時代後期は、国産木綿の生産・流通が日本全国に広まり、庶民層の間で縞木綿の使用が隆盛を極めた時期で、織物殖産の各地で特徴ある”縞木綿”がつくられましたが、この絹入り縞木綿”丹波布”は、素材・意匠・技巧それぞれに新鮮味と完成度の高さが備わる織物として人気を集め、また絹織物を大っぴらに使用できない庶民層の需要を喚起したものと考察されます。

手紡ぎ木綿の一糸一糸、手引き絹の一糸一糸に愛おしさが感じられるような江戸縞織物です。


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2016/1/3

江戸期 白綸子地”松竹梅”刺繍・着物裂  染織



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製作地 日本 京都(?)  製作年代 19世紀(江戸時代後期)
素材/技法 絹、天然染料、天然顔料、金属モール糸/綸子、刺繍、摺匹田(型染め)
裂サイズ 幅:35cm、縦:134cm


“紗綾・花文”を繻子の地組織で精緻に織り出した白絹の綸子(りんず)地に、多色絹とモール糸の刺繍及び摺匹田(型染め)により”松竹梅”模様の装飾がなされた、武家女性の着物類(打掛・小袖等のいわゆる”御殿もの”)に典型的な素材・意匠様式の織物裂。

上質な絹生糸で織り上げられた純白の綸子地、繻子組織で表わされた”紗綾・花文”は何とも瀟洒で気品があり、布地からは製作工程のすべてが職人手仕事で行われた江戸期の綸子織物に固有のふくよかさや柔らか味が感じられます。

そして同じく上質な絹釜糸を紅花等の天然染料で鮮やかかつ力強い色味で染めた糸及び繊細な手仕事で生み出した金属モール糸を用いた刺繍は細部に職人の神経が通っており、摺匹田による巧緻な染め意匠をあわせ、デザイン面での完成度の高さに魅了されます。

布上に視線を動かすと隣へと続く”松竹梅”の意匠と空間の広がりが感じられる大判裂です。



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2016/1/1

祝・2016年  分類なし



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(写真 インド・ラージャスタン州 ウダイプールにて)

祝新年、祈平安
2016年、新しい年も何卒よろしくお願いいたします。



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