2017/7/31

夕立(スコール)  旅の一場面




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(写真 ラオス・フアパン県 サムタイにて)

2017/7/30

一日一本のみんなの田舎バス  旅の一場面




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(写真 ラオス・フアパン県 サムヌア〜サムタイにて)

荷揚げ荷降ろし、地すべりの道路復旧、エンスト時の押しがけ、皆で協力するみんなのバス。

2017/7/29

20c初 タイ・デーン シャーマン儀式用布”パー・サバイ”  染織




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製作地 ラオス北東部 フアパン県 Houaphan Province
製作年代(推定) 20世紀初め
民族名 タイ・デーン族(Tai Daeng)
素材/技法 絹、木綿、天然染料 / 平地、緯紋織、縫取織
サイズ 横幅(緯)43cm、全長(経)72cm(フリンジ部分除く)

ラオス北東部のフアパン県に生活する「タイ・デーン族(Tai Daeng)」の手による、シャーマン(巫師)儀式用布”パー・サバイ(phaa sabai)”、20世紀初めのアンティークの作品です。

“ヒーリング・クロス”と訳される“パー・サバイ”は、アニミズム(精霊信仰)色の強い仏教或いはアニミズムそのものを信仰する民族グループの多いフアパン県(サムヌア・サムタイ等)を中心につくられてきたものであり、無病息災・長寿を祈る(祝う)高齢者の祝祭時、またシャーマン(巫師)が病気の治療を行うための布として用いられてきました。

タイ・デーン族の手による本パー・サバイは、生成り(白)絹細糸を経緯とする地織に、絹赤糸を用いた緯紋織(浮文)により多重の菱状文様が無数のモチーフ構成で描かれ、中央部分には9つの多色縫取織による菱形文、上下のボーダー部分には藍木綿により“双頭の蛇龍神(ナーガ・ナーク)”、多色絹により”聖鳥””小紋”等が描き出された作品です。

特筆すべきは地織の繊細さ、そしてこの地織がほぼ覆い隠されるほどの密度で織り込まれた緯紋織&縫取織”浮文”の圧倒的な手の込みようで、絹と木綿、細糸と太糸を混在させ織りパターンを多様に変化させながらも、全体としては破綻の無い完成美を呈する織物の技術の高さは並々ならぬものと言えます。

また絹・木綿・天然染料のすべてに土地の素材が用いられており、手引き絹と手紡ぎ木綿の質感の豊かさ、ラック染め絹と藍木綿の濃厚かつ深みのある色彩、天然色染め絹の一色一色の美しさと調和の高さ、伝統染織の地”フアパン”たる素材の秀逸さが随所から薫ってまいります。

シャーマン(巫師)が儀式で使用する布としての濃密な精神性に惹き込まれる一枚です。




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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2017/7/28

山里の夏の匂い  旅の一場面




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(写真 ラオス・フアパン県 サムタイにて)

2017/7/27

緯絣・経紋織・緯紋織・縫取織を同時に織る織物  染織




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●技法 平地、緯絣、経紋織、緯紋織、縫取織 (経糸:絹、地緯糸:木綿、絵緯及び絵経:絹)

「シン・ムック・コー・ミー(sin muk koh mii)」と呼ばれる特別な正装用の腰衣。伝統技術を継承するタイ・デーン族やタイ・ダム族の熟練した染め織り手のみが手掛けることができるもの。

(写真 ラオス・フアパン県 サムタイにて)





●参考画像 20c初めに織られた「シン・ムック・コー・ミー」


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●技法 平地、緯絣、経縞、経紋織、緯紋織、縫取織 (経糸:木綿及び絹、地緯糸:木綿、絵緯及び絵経:絹)

緯絣、経紋織、緯紋織、縫取織にプラスして木綿×木綿の地織に紅赤絹糸が交織されている

2017/7/26

白い畦道を駆け回って  旅の一場面




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(写真 ラオス・フアパン県 サムタイにて)

2017/7/25

19c末 タイ・デーン シャーマン用・腰衣”シン・ピー”  染織





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製作地 ラオス北東部 フアパン県 Houaphan Province
製作年代(推定) 19世紀末 ※腰布・裾布は使用の中で後年付け替えられたもの
民族名 タイ・デーン族(Tai Daeng)
素材/技法 木綿、天然藍、絹、天然染料 / 緯絣、緯縞(絣入り)、緯紋織、縫取織
サイズ 全幅(経)148cm(筒状縫製)、総丈(緯)81cm(うち腰布部:14cm、裾布部:5cm)

ラオス北東部のフアパン県に生活する「タイ・デーン族(Tai Daeng)」の手による、シャーマン(巫師)用の腰衣”シン・ピー(sin phii)“、19世紀末のアンティークの作品です。

“スピリット・スカート”と訳される“シン・ピー”は、アニミズム(精霊信仰)色の強い仏教或いはアニミズムそのものを信仰する民族グループの多いフアパン県(サムヌア・サムタイ等)を中心につくられてきたものであり、精霊を呼び出す儀式を司るシャーマン(巫師)が着用する特別な衣装作品として、一般のシンとは異なる手の込んだ技巧・意匠により手掛けられてきたものとなります。

タイ・デーン族の手による本シン・ピーは、緯絣の技法により“双頭の蛇龍神(ナーガ・ナーク)””精霊の家”を表わす屋根モチーフの描かれた紺絣(経絹×緯木綿)と赤絣(経絹×緯絹)が、多色の縞(絣入り)及び緯紋織・縫取織による浮文小紋を挟んでバンド(縞)状に織り上げられた“シン・ミー・ター(sin mii taa)”デザインの作品で、腰布・本体・裾布の三枚接ぎで仕立てられたもの、絹・木綿・天然染料のすべてに土地の素材が用いられた伝統様式の作例です。

特筆すべきは、赤地の多色絣、紺地の白抜き絣、細かい絣の加えられた多色の縞、立体的な浮文で表わされた”山吹・緑・空青・紅桃”の縫取織小紋、その周囲の緯紋織による白浮文柄、これらの全要素がひとつ(一枚)の織物として表現されていることで、文様の繊細さ・複雑さ・多彩さを併せ、並々ならぬ高度な技巧が加えられた作品と言うことができます。

生活習慣の変化により、村の熟練した染め織り手が数箇月もの月日を費やし祈りとともに手掛ける“シン・ピー”製作の伝統は今ではほぼ消失、極僅かなオールド・アンティーク作品でのみ、その実物を目にすることが出来るといったモノになりました。





●本記事内容に関する参考(推奨)文献
  

2017/7/24

今はまだ樹の下でお留守番  旅の一場面




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(写真 ラオス・フアパン県 サムタイにて)

2017/7/23

無数の色糸と手指で織られる”縫取織腰衣”  染織




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●技法 平地、緯紋織、縫取織 (経糸:木綿、地緯糸:木綿、絵緯糸:絹)




●参考画像 サムタイの女性が着用していた近年作の縫取織腰衣

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(写真 ラオス・フアパン県 サムタイにて)

2017/7/5

19c後 八重山 芭蕉生成地”御絵図柄”・経緯絣裂  染織





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※画像縦方向が(緯)・横方向が(経)

製作地 日本・沖縄県 八重山
製作年代(推定) 19世紀後期(〜20世紀初頭)
素材/技法 糸芭蕉、天然染料 / 平地、経緯絣
サイズ @11cm×16.5cm、A11.5cm×15.5cm

日本の沖縄県八重山で19世紀後期に手掛けられた芭蕉生成地・経緯絣裂。

本品は経にS甘撚、緯に無撚の芭蕉糸を配し(※掲載画像は縦方向が(緯)・横方向が(経))、赤茶と濃藍の二色の染め・経緯絣の技法により、”グジリゴーシ(崩れ格子)””ウシヌヤーマ(牛の農耕具)””ミヂィフム(水雲)””カシトーニー(豚の餌箱)””ハサン(鋏)”の小文柄が、御用布”御絵図柄”のデザイン様式により緻密に織り描かれたもの、糸の細さ・柔らか味も際立っており、19c(〜20c初頭)当時の相当上質な部類の芭蕉布と位置づけられる作例です。

上質ぶりを裏付ける要素として、布地が全体にわたり滑らかで織りが均質かつ目が詰んでいること、二枚の裂中に明らかな糸績み(結び)箇所と判別できる盛り上がり(凸凹)が確認できない点で、これは極めて高度な手技により、布表面には現れないカタチでの繊細な機結びを行なったもの、或いは八重山上布と同様の”撚継ぎ”がなされている可能性を指摘することができます。

糸作り・括り・染め・織りのミニアチュールな手技・世界観に惹き込まれる八重山芭蕉布です。




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※画像縦方向が(緯)・横方向が(経)






●参考画像 八重山芭蕉布(御用布)使用と考察される尚王家衣裳
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※上画像は河出書房新書刊「図説 琉球の染めと織り」より転載いたしております






●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2017/7/3

19c後〜20c初 八重山 苧麻白地・経緯絣裂  染織





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製作地 日本・沖縄県 八重山
製作年代(推定) 19世紀後期〜20世紀初め
素材/技法 苧麻、天然染料 / 平地、経緯絣
サイズ 幅(緯):34cm、長さ(経):60cm

日本の沖縄県八重山で19世紀後期〜20世紀初めに手掛けられた”苧麻白地・経緯絣布”。

苧麻を素材とするこの白地の絣織物は”八重山上布”の名称で知られ、紺地で織られる”宮古上布”とともに、先島諸島及び琉球を代表する苧麻織物と位置付けられるものとなります。

内外史書の記述から14〜15世紀には宮古・八重山で苧麻織物(上布)の製作が行なわれていたことが確認できますが、17世紀初頭に琉球王国が薩摩藩の支配を受け、人頭税・貢納布としてこれの製作が課される中(宮古・八重山への人頭税は20世紀初頭まで継続)、技術の高度化が進んでいったものと考察されております。

本布は経に手績みZ撚の苧麻撚糸、緯に手績み不撚の苧麻平糸(撚継ぎ)を配し、経緯絣の技法により”カーヌティカー(井戸枠)””ターチブサー(二つ星)””ミヂィフム(水雲)”””カサビグムー(重ね雲)”と呼ばれる文様が黒・藍の二色で染め描かれたもの、琉球王府が御用布・貢納布として織らせるため絣柄に細かい指定を加えた”御絵図”に由来するモチーフ構成及びデザイン様式のもので、総絣”ムルドゥッチリ(クヂリ格子)”の範疇に入る手の込んだ作例となります。

両織り耳を備える貴重な古裂で、上布地色の清々しく澄み渡るような白さ、リズムカルな動きを伴って配された二色絣の瑞々しい生命感に溢れる意匠表情に目と心を奪われる一枚です。






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●緯糸(平糸)の撚継ぎ箇所が確認できる画像
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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2017/7/1

苧麻白地紅型 夏衣裳”タナシ” 参考画像  民族衣装





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(写真 日本・沖縄県 沖縄県立博物館にて)



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