2022/1/12

江戸時代初期 絹”御簾垣しだれ桜”模様 寛文小袖裂  染織




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製作地 日本 京都
製作年代(推定) 17世紀後期 江戸時代初期
素材/技法 絹、天然染料 / 糊染(筒描)、色挿し、型鹿の子(摺匹田)
サイズ 幅(緯)29.5cm、長さ(経)50.5cm

右肩上がりに配された御簾垣模様の入り方から着物全形を想像することが可能な(本記事最下の参考画像参照)、”寛文小袖”右後ろ身頃の部分裂。

350年前後を遡る時代の裂ながらここまで状態が保たれているのは、小袖が打敷等として寺院に奉納される慣習があったためであり、本布も長い年月にわたり寺院内で大切に保存・継承されてきたのち、比較的近年に裂として外に出てきたものと推察されます。

模様は糊染(筒描)の防染後に萌黄の地染めがなされ、型鹿の子(摺匹田)を交え鼠・茶・藍・紅花で色づけがなされていますが、友禅染め誕生以前の”初期友禅”と位置づけられる技法による色挿し、取り分け紅花の濃淡を効かせた染めに得も言われぬ雅な空気感が感じられます。

糸・織・染・描の細部に生命が瑞々しく嫋やかに宿っており、目にしていると時空を超えて彼の時代に誘われるような心地となるいにしえの一枚です。


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(光学顕微鏡による画像)
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(参考画像)
同時代・同デザイン様式の寛文小袖

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※上画像は(財)歴史民俗博物館振興会刊「[染]と[織]の肖像」より転載いたしております



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