2022/2/23

沖縄・八重山 竹富島 苧麻地グンボウ絣装飾 衣装  染織




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製作地 沖縄・八重山 竹富島
製作年代(推定) 20世紀前期
素材/技法 服地:苧麻×苧麻、加飾:(経)木綿×(緯)芭蕉 / 平地、経絣
サイズ 袖丈30cm、肩幅62cm、着丈88cm

苧麻織りの服地に木綿と芭蕉の交織(グンボウ)による経絣布の装飾が加えられた、八重山諸島竹富島の衣装作品。

筒袖で身頃脇にマチスリットが入った単衣の上着で、同手衣装についての資料・文献が見当たらないため詳細は不明ですが、祭事の衣装と推察されるものです。

苧麻糸の経は甘撚、緯は不撚の平糸でそれぞれ撚り接ぎがなされており、加飾の芭蕉緯糸は平糸の結びつなぎがなされている様子を顕微鏡画像で確認できます。

染めは絣の藍のみで、苧麻の白、木綿×芭蕉の白、絣部分の白が異なる色として目に映り、糸・繊維の生の美しさが最大の見どころです。藍が白の美しさをより際立たせているとも感じます。

八重山の空・海・陽光のもとで、本衣装の生命の輝きはいかばかりであるかと想像します。



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(光学顕微鏡による画像)
●服地 苧麻×苧麻
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●加飾 (経)木綿×(緯)芭蕉
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2022/2/4

江戸時代末 木綿”波に真向兎”模様 筒描布  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代(推定) 19世紀後期 江戸時代末
素材/技法 木綿、天然染料、天然顔料 / 筒描、線描、摺込み
サイズ 幅(緯)18cm、長さ(経)83cm

荒波の中を正面に向かって駆けるうさぎの姿が躍動的に描かれた江戸時代末の筒描布。

うさぎは真剣な表情で、通常ののどやかな動物模様の染織とはやや趣きが異なります。半巾の中に表現は見事に結実しており、職人の気概、決意さえも伝わってくるように思われます。


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2022/2/1

18c シャム向け ”火焔状花模様”手描インド更紗裂  染織




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製作地 インド南東部 コロマンデル海岸エリア Coromandel coast
製作年代(推定) 18世紀
渡来地・使用地 シャム王国 アユタヤ王朝期
素材/技法 木綿、天然染料 / 手描き(カラムカリ)、媒染、防染、片面染め
サイズ 横17cm、縦32cm

アユタヤ王朝期のシャム王国でデザインされ、インド南東部コロマンデル海岸エリアで手掛けられた交易染織としてのシャム更紗、宮廷儀礼用布の本体柄部分の断片です。

”火焔状花模様(ライ・カノック)”と呼称される花繋モチーフの連続文様が総手描き(カラムカリ)によりびっしりと染め描かれたもので、17cm×32cmの小裂ながら、サイズが小さい分、毛抜き状の描線(防染描)と色の染め分け(媒染描)の細密ぶりが際立って目に写ります。

インド更紗特有の媒染茜染めにより赤(明礬)と焦茶(鉄漿)が深く力強い色味で発色及び定着しており、250〜300年前後の時を経過しながら色褪せることの無い卓越した染色技術に圧倒される思いがいたします。

また糸遣いの繊細さ・織り密度の高さ・滑らかさも特筆すべきもの、当時インドが保有していた木綿染織全般にわたる高度な技術が小裂のうちに凝縮されている様を確認することができます。



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(光学顕微鏡による画像)
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