2021/2/19

インド 18c シャム向け”円花&瓔珞模様”インド更紗裂  染織




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製作地 インド南東部 コロマンデル海岸エリア
製作年代(推定) 18世紀
渡来地・使用地 シャム王国 アユタヤ王朝期
素材/技法 木綿、天然染料 / 手描き(カラムカリ)、媒染、防染、片面染め
サイズ 横25.5cm、縦124cm

インドで手掛けられ、アユタヤ王朝期18世紀のシャム王国(タイ)にもたらされた”円花&瓔珞模様”インド更紗裂。

本布は、本体部に大ぶりの”円花模様”と”火焔状模様”、エンドボーダーに多層の”瓔珞模様”が表されたもので、部分裂ながら124cmの長さがあり、完品では横幅1m・長さ3mに達する大判の仏教儀礼用の腰衣”パー・ヌン(pha nung)”であったと考察される一枚です。

何と言っても9層におよぶ”瓔珞模様”の存在感が際立っており、茜赤と黒(焦茶)の深く鮮やかな色味が印象的な”円花&火焔状模様”とあわせ、インド・コロマンデルへの特注品である宮廷様式シャム更紗ならではの格調の高さと荘厳美が濃密に薫ってまいります。

そして特筆すべきは、大小すべてのモチーフが総手描きの”カラムカリ”で染め表されている点で、流麗で躍動感のある毛抜き状の線描きが見事、円花模様のひとつひとつ、瓔珞の部分部分の表情が異なっており、モチーフには硬さが無く細部にまで美の生命が宿っております。

糸・布・染料、職人の染色技術、作品の背景にある精神性、そのすべてが今では失われし再現することの出来ないもの、土地と時代が育んだ木綿染色の孤高の名品裂です。



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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
   



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