2021/1/12

ガンダーラ 3−4c ストゥッコ・菩薩頭部像  仏神像



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製作地・出土地 パキスタン・ガンダーラ地方 タキシラ−タルベラ Taxila−Tarbela
製作年代(推定) 3−4世紀
種類(推定) レリーフパネル中の菩薩立像或いは坐像の頭部
素材 ストゥッコ、※部分的に赤い彩色の痕跡(酸化鉄或いは酸化水銀)
サイズ 高約11.5cm、幅約9.5cm、奥行約9cm

パキスタン・ガンダーラ地方で3〜4世紀に手掛けられた、ストゥッコ製の”菩薩頭部像”。

ガンダーラ仏教美術においてストゥッコ(化粧漆喰)は片岩と並ぶ彫刻・彫塑の主要素材となりますが、2世紀には製作の盛期に入ったとされる片岩よりもやや遅れ、ストゥッコは3〜4世紀頃に製作の盛期をむかえたものと考察されております。

アフガニスタン東部ハッダのガンダーラ遺跡より多数のストゥッコ像が出土したことにより、本品に類するストゥッコ製の仏像に対して総じて”ハッダ”の名が冠せられますが、パキスタン・ガンダーラ地方のタキシラ及びタルベラからも同種のストゥッコ像が出土しており、いずれの地においても完成度の高い優品が生み出された様子を、現存する作品により確認することができます。

仏頭像では、ハッダはやや面長(瓜実顔)の傾向が見られ、タキシラ−タルベラにおいては丸顔で鼻と唇の間が短く、口元から顎が引き締まった表情のものが多いという傾向を見出せます。

本品はタキシラ−タルベラ系の仏頭像に典型的な丸顔で、波状の頭髪と頭頂の花冠装飾(摩耗のため細部が判然としないものの冠帯と推察されるもの)もあいまって、どこか中性的で若い(幼い)雰囲気を感じさせるもの、端麗かつ優美で気品溢れる顔相に心惹かれる作品です。


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●参考画像
ペシャワール博物館所蔵 同地域製作のストゥッコ・菩薩頭部像
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(写真 パキスタン カイバル・パクトゥンクワ州 ペシャワールにて)





●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2021/1/10

ガンダーラ 3−4c 雲母片岩・脇侍菩薩頭部  仏神像



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製作地・出土地 パキスタン・ガンダーラ地方 サハリ・バハロール Sahr-i-Bahlol
製作年代(推定) 3−4世紀
種類(推定) 仏三尊像レリーフ中の脇侍菩薩頭部
素材 雲母片岩
サイズ 高約9cm、幅約5cm、奥行約4cm、重さ227g

パキスタン・ガンダーラ地方で3〜4世紀に手掛けられた、雲母片岩製の”脇侍菩薩頭部像”。

頭に装飾的にターバン巻いた、王侯風の威厳を感じる相貌が印象的な本頭部像は、出自がはっきりしている複数の現存作品により、ガンダーラ地方仏教文化の中心都市のひとつである”サハリ・バハロール(Sahr-i-Bahlol)”で製作されたものであること、仏陀を中央に左右に脇侍として菩薩が並ぶ”仏三尊像”のうちの菩薩として造形されたものであることがほぼ特定できております。

サハリ・バハロールの片岩製レリーフは総じて彫り表現が緻密で写実的であり、ガンダーラ彫刻が技術的に高まり製作の盛期に達した時期とも見做されており、数多くの優品が今に伝わります。

高さ9cmほどの本菩薩頭部は、仏三尊像のレリーフに当てはめるとレリーフ全形の高さは60cmほどになると考察され、現存するレリーフ(下の参考画像)のサイズと符号するものとなります。

掌に収まる大きさの像片ながら、眼に宿る力強さを筆頭に細部及び全体から圧倒されるような存在感と濃密な精神性が感じられる作品であり、まだ日本には仏教が伝わる前の時代の信仰像として、歴史の浪漫に誘われる一品です。


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●参考画像
サハリ・バハロール出土 仏三尊像 3−4世紀 ペシャワール博物館蔵
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      高さ59cm

※上画像は東京国立博物館−NHK発行「パキスタン・ガンダーラ彫刻展」図録より転載いたしております


サハリ・バハロール出土 仏三尊像 3−4世紀 阿含宗蔵
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※上画像は二玄社刊「愛しき仏像・ガンダーラ美術の名品」より転載いたしております




●本記事内容に関する参考(推奨)文献
  

2017/6/20

16−18c 青銅製”仏像”・彫金アムレット  仏神像





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製作地 カンボジア ※タイで製作された可能性あり
蒐集地 カンボジア
製作年代(推定) 16世紀〜18世紀
素材 ブロンズ(青銅)
サイズ 横幅(最大部)2.6cm、縦(中央部)4.8cm、重さ16g

カンボジア(※)で16〜18世紀に作られた青銅製の”仏像”・彫金アムレット。

この舟形の青銅製彫金作品は、片面に”菩提樹・ナーガの下の坐仏”、もう片面に歩く姿の仏様”遊行仏”が浮彫されたもの、サイズ及び意匠からアムレット(持念仏)的なモノとして手掛けられたことが推察されます。

片面に見られる”菩提樹・ナーガ・坐仏”の配置・デザインは、アンコール期〜ポストアンコール期に手掛けられた”せん仏(及びその青銅製型)”に近しい表情があり、青銅の質感を併せカンボジア製作と考察されるところですが、もう片面の女性的な優美なフォルムの”遊行仏”(背面姿で描かれている)は明らかにスコータイ様式の影響であり、本品の製作地がタイである可能性が指摘されるところとなります。

磨耗の具合やパティナ(緑青)の風合いから相当の長きにわたる年月を経たものと判断できる品モノ、彫金の表情はどこか妖艶で格調高く、信仰の宇宙観に惹き込まれる一品です。





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2016/7/3

18−19c 銅製鍍金”大日如来”仏坐像  仏神像




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製作地 インド ジャンムー・カシュミール州 ラダック地方 ※チベットの可能性あり  
製作年代(推定) 18−19世紀
素材 銅、金(鍍金)、顔料
サイズ 高さ約8.5cm、幅(最大部)約5.2cm、重さ136g

両手を胸の前に上げ親指と人差し指を合わせて輪をつくる”転法輪印(説法印)”を結び、吉祥坐姿の本像は、金剛界五仏(五智如来)の中心たる「大日如来(マハー・ヴァイローチャナ)」が表されたもの、チベット仏教(後期密教)においては”本初仏(原始仏)”が主尊とされますが、中期密教の主尊であるマハー・ヴァイローチャナも長きにわたり民衆の尊崇を集め続けてきました。

本像は銅を素材とする鋳造で成型され細部に彫金が加えられたのち、純度の高い金を素材とする鍍金とラピス顔料等を用いた彩色が施されたもの、高さ8.5cm程度の比較的小ぶりのものですが、顔相・螺髪・印相・衣文等の細部のつくり込みは繊細で、像からはサイズを超えるスケール感、また信仰の像としての濃密な精神性が感じられます。

敬虔な仏教信仰の地”ラダック”で祈りの対象とされ伝世した、18−19c作”大日如来”金銅像の貴重なマスターピース作品です。




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2014/10/19

17−18cラーンサーン様式 青銅・仏坐像  仏神像



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製作地 ラオス北部  
製作年代(推定) 17−18世紀 ラーンサーン王国期

ラオスにはラーンサーン王国の宮廷仏教様式に基づく優れた仏像製作の伝統があり、14世紀王国成立時のクメール系仏像の影響にはじまり、その後スコータイ、ビルマ、チェンセーン、ランナー等の仏教美術の影響を受けつつも独自の様式美を有する作品が生み出されてきました。

本品はビルマ(タウングー王朝)の支配から脱した17世紀〜18世紀初頭の”スリニャ・ウォンサー王”治世前後の作と推定できるもの、端整な卵型で顎にポイントを有する顔、流麗な半月弧を描く眉、高くは無いが横から見るとしっかりと尖ったカタチの良い鼻、ほんのりと微笑を湛える穏やかな 口唇、前から見ると美しい弧を描き側面から見ると内部が巻き貝(conch shell)状の螺旋を描く大ぶりの耳、小粒の螺髪と火炎状の繊細な意匠付けがなされたラスミーを備える頭部、胸板厚くがっしりとしながらも肩・腕・膝・ 指それぞれの曲線が優美な体躯・印相... 像全体からラーンサーン仏教美術の興隆期に製作されたものならではの気の充実が感じられるところとなります。

ラーンサーン宮廷寺院出自の正統な信仰仏としての格調の高さと精神性の深みが薫る逸品です。


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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
Lao Buddha: The Image and Its History

2014/9/25

ラーンナーの気  仏神像



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製作地 タイ北部 ラーンナー地方 Lanna  
製作年代(推定) 19世紀後期〜20世紀初頭





●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2014/7/6

インレー湖上の寺院に伝わる五体仏  仏神像



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●インレー湖上に建てられた寺院(仏塔)”ファウンドーウー”本尊の五体仏

原初的にはパガン王朝期の11世紀にスリランカからもたらされた香木から作られたとする伝承を有する”ファウンドーウー”の五体仏(現存する像の製作年代は不詳)。

長い年月にわたり参詣者の手で膨大な数量の金箔が貼り続けられてきたため、仏像としての原型は既にとどめておらず、丸々とした珠のような姿となっております。

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仏像に貼るための金箔




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●”ファウンドーウー五体仏”が象られた民間信仰の漆仏

製作地 ミャンマー・シャン州  
製作年代(推定) 20世紀初め
素材 漆、(金箔貼り)

歴史ある五体像(本尊)を象り、シャン州インレー湖エリアを中心とする民間で奉られてきたのが上掲画像のような漆仏や薬木仏で、家庭の仏壇(祭壇)に置かれ、日常のお祈りとともに本尊と同じように金箔貼りが繰り返されていったものとなります。






●本記事内容に関する参考(推奨)文献

2014/6/16

17−18cビルマ青銅製仏坐像  仏神像



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製作地 ミャンマー  
製作年代(推定) 17〜18世紀

形の良い蓮華光背が付された高さ12.5cmほどの青銅製の如来形坐像。端整かつ優美に表現された顔相と光背との秀逸なコンビネーションに目を惹かれる17〜18世紀の作例です。

小ぶりながらも六層の玉座、結跏趺坐の坐姿、降魔印と定印の印相、徳利型の髷等のディテイル造形が繊細で素晴らしく、2〜3世紀余りの歳月を経た青銅の風合い、パティナ(緑青)、ほんのりと残る金彩を併せた古色にも格別な味わい、精神性の深みが感じられます。


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2014/5/29

18−19c”仏陀とナーガ(龍王ムチャリンダ)”像  仏神像



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製作地 ミャンマー  
製作年代(推定) 18−19世紀
素材 青銅(ブロンズ)


White Lotus刊「Burmese Buddhist Sculpture」掲載の同種作例
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仏陀像の体躯・顔相の様式の一致から、上二像は同所での製作物と特定することができます。

ナーガは鍛造・曲げ・彫金・鑞付けが駆使されており、職人手仕事のもの故に、全く同じディテイル表情のものは二つと作られなかった、そのようにも推察することができます。

「成道後の仏陀が菩提樹の下で瞑想を行っていた際に激しい嵐が起き、龍王ムチャリンダが自身の身体を用い雨風から7日間にわたりこれを守った...」

信仰の世界観と物語性に惹き込まれる仏教国ミャンマーのブロンズ作品です。





●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

2014/2/3

ラーンナー宮廷の”チャーン・プアック(白象)”  仏神像



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製作地 タイ北部 ラーンナー地方  
製作年代(推定) 19世紀初期

19世紀初期のタイ北部ラーンナー地方で、宮廷様式の調度品として手掛けられた「チャーン・プアック(白象)」の装飾箱。

白象は釈尊の生誕に纏わる仏教説話に登場し、仏教に縁の深い聖獣として知られますが、タイにおいては古来より王族のみが所有し乗ることを許される動物と看做されてきました。

民間で”白象”が生まれたり発見された場合、国王に献上する義務が法制化されておりますが、この”象法”は現在も(法律上では)効力を有し続けているそうです。

近年つくられたお土産品に類するものは別ですが、古手のアンティークに類する本格的な象の調度品で、本品のような”白象”が表されたものが少ないのは、工芸・調度品と言えども、これが”王様のもの”という意識がタイの人々の間で根強く存してきたためと思われます。

本チャーン・プアック木像は、ラーンナー宮廷のために手掛けられた特別な作品であり、信仰の調度品、仏神像に類する精神性の深みが感じられる一品です。


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●本記事内容に関する参考(推奨)文献

2013/11/16

寺院・僧院の壁龕に奉られる仏坐像  仏神像



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(写真 ミャンマー・マンダレー地方域 バガンにて)

2013/10/27

11−13c パガン王朝期・せん仏片  仏神像



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製作地 ミャンマー中部  
製作年代(推定) 11世紀〜13世紀 パガン王朝期

”塼(せん)仏”は、寺院や仏塔等建造物の装飾、或いは単独で奉納仏・礼拝仏及び法具等として用いるため、雌型に 土・粘土等を詰めて型押しし、乾燥若しくは焼成させて作られた比較的小型のプレート状の仏像及びそれに類する品モノとなります。

インド・中国を製作・伝播の起源地として、製作された時代はそれぞれ異なるものの、日本を含む東アジアから東南アジア全域の、仏教圏の広い範囲で手掛けられてきたものであることが、各国各地に存する仏教遺跡の残存物・発掘品等から確認されております。

ミャンマーにおいては、ピュー時代及びパガン時代に製作の最盛期をむかえ、その多くは仏塔(パゴダ)内の壁や基部に敷き詰められるよう用いられたものであることが知られます。

800〜900年もの年月を遡る”塼仏”片、篤き信仰の精神性が凝縮された作品であり、目にしていると彼の時代の人々の息遣いやざわめきが聴こえてくるようにも思えます。



●参考画像 同時代・同系統の”パガン王朝期せん仏”全形
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※上画像はWhite Lotus刊「Burmese Buddhist Sculpture」より転載いたしております





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2013/10/24

薬木・香木から彫り表された祈りの像  仏神像



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製作地 ミャンマー  
製作年代(推定) 20世紀前期
素材 薬木・香木に類する木、漆、金彩(金箔)

ミャンマー現地で”メディスンツリー””メディスン仏陀”等と呼ばれる小ぶりの仏神彫像。上は菩薩様(遊行僧)と仏塔パゴダが表された20世紀前期の作例です。

古くから伝わる民間信仰と医術のもと、病気を治すと信じられている薬木や香木を素材に仏神像や仏塔が彫り表され、祭壇(仏壇)に奉られ健康・長寿の祈りの対象とされてきました。

漆塗りのうえから金彩が施されておりますが、これは製作当初のものではなく、日常的に祈りや願掛け、また仏神に感謝を奉げる際に何度にもわたり金箔が貼られていくものとなります。

病気の際には実際にこれを摺り、煎じ薬とする慣習を有してきたと伝えられます(下画像参照)。


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2013/10/1

18ー19c初 チーク彫り・仏像台座  仏神像



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どのような姿の仏様がこの上に乗っていたのか、想像を巡らせることに浪漫と愉しみが見出せるチーク材”象頭透かし彫り”の仏像台座。

200〜300年の月日を経てきた作品で、浸食が進み”滅びの美”を感じさせるものですが、それ故、台座には自立的な”個の生命”が宿ったように思われます。

このまま単独で鑑賞する... この台座に相応しい(似合う)仏様・菩薩様や縁のものを探し求める... 愉しみは様々な方向へと広がっていきます。


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製作地 ミャンマー  
製作年代(推定) 18c−19c初期
素材 チーク材

2013/9/29

飛翔し楽舞を司る”キンナリー・キンナラ”  仏神像




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製作地 ミャンマー中部  
製作年代(推定) 19世紀後半
素材 木(チーク材)、漆、顔料、金彩(金泥)、ガラス片

半人半鳥の神様”キンナリー(Kinnari)・キンナラ(Kinnara)”は、梵天(Deva)や阿修羅(Asura)等とともに仏法を守護する八部衆の一つであり、楽舞を司る神様として知られます。

ガルダ・ハムサ(ヒンタ)・キンナリー・キンナラ等の“鳥”に纏わる守護神及びその意匠はミャンマーにおいてとくに愛されてきたもの、それはビルマ宮廷装束のうちにも取り入れられております。

寺院・僧院の装飾パーツとして手掛けられた19cの作例、信仰の精神性に惹き込まれます。



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