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2006/1/30

ファドを愛する人たち  2006年2月リスボン日記

1月30日(月)晴れ

 今日は智子・ドゥアルテさんのお店「Castella do Paulo」(カステラ・ド・パウロ)へ行ってきました。
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(こちらの一押しはこちら、ポルトガルに里帰りした日本のカステラ!そしてポルトガルの銘菓パステイシュ・デ・ナタ。)
 ご主人のパウロさんが、本場長崎の老舗で修行して作ったこのカステラは智子さんとの二人三脚でお店のショーウィンドウに並ぶ、想いのこもった逸品です。しっとりとしていて本当に美味しいです。ポルトガル人にも人気です。

 今日はバイロ・アウトの「A TASCA DO CHICO」へ行くことになりました。こちらは普段は普通の地元の飲み屋さんですが、月曜日と水曜日だけファドをやります。歌うのは飲みにやってきた地元客たち。おじさんが多いです、でも若い女の子もたくさん集まってくる面白いお店でもあります。そしてプロの歌手も遊びに来て歌ったりもします。ファドが好きな人たちが集まってくるお店です。
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(奥に細長い形の店内。今後どんどん人が集まってものすごいことになります。壁には名ファディスタたちの写真や絵、サッカーのタペストリーが所狭しとはってあります。)

 司会者もいます、スーパーマリオのマリオのようなおじさま・ジョアオンという名司会者が一人一人を紹介したり冗談を言ったりして場を仕切ります。
 まるで満員電車のように混雑するうるさい店を仕切る名司会者です。向かいにあるバーの客が路地に出てうるさくしていると、店の外に出て行って「うるせー!」と叫びます。ファドが始まる時にお店の中がうるさいと、こちらも叱咤「静かにしろー!」。歌が始まってもしゃべりつづける客には「お前は出てけ。」と追い出す始末、みんなの信頼を集めていました。
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(ぶれちゃって御免なさい。暗くなってファドが始まります。歌いたくて仕方ない人たちが、次は次はと待ち構えます。)

 こちらのヴィオラをつとめていたのが、去年ファド・マイオールで会ったアンドレイでした。はなしかけると覚えていてくれていました。ポルトガルギターのジョゼと遊び心いっぱいのいい音楽を奏でます。遊びまくって聴いてて面白い!
 80才になろうかという地元男性が小節数めちゃめちゃで歌っても、もう二人は慣れたもので、うまく合わせて最後は大盛り上がり。
 母と娘で掛け合いで歌う親子、音痴だけど魅力ある歌の女性、迫力満点の歌で魅了してくれるマダム、柱に寄りかかって絵になるおじさん、十人十色です。楽しくてしかたありません。地元の味ある歌い手がたくさんやってくるんです。そして間奏中はみんなで大合唱、ファドを愛している人たちがそれぞれのサウダーデを歌います、ここでは言葉は無用です。

 プロフェッショナルのお店では味わえない、ファドのもう一つの姿。どちらも真実です。「出会えたなぁ」という言葉に尽きます。
 水曜日にまた来るからと約束して帰りました。次は歌わせてあげるとジョアオンが言ってくれました。

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(ロッシオ広場ちかくのレストランで食べた海鮮リゾット。あさりの出汁がきいていてはまります。本当に美味しかった〜、ボリュームもすごかった〜。)



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