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2008/10/19

Foi Maria Madalena  2008年リスボン日記

この週末は祈りの街「ブラガ」へ行ってきました。ポルトガルの北のミーニョ地方に位置し、かつて宗教都市として栄えた街です。

街の郊外には海抜400メートルの丘の上に立つ教会「Bom Jesus(ボン・ジェズス)」があります。キリスト教の巡礼地として有名な聖地です。バスやケーブルカーで頂上の教会の近くまで行くこともできますが、丘の中腹から続く祈りの道から歩いて登ってきました。

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(街の中心から20分ほど歩いた丘の中腹から始まります。道の左右には礼拝堂が点在し、頂上の教会のある丘のあたりまで15箇所ほど続きます。礼拝堂の中はキリストの受難が一場面ずつ像で描かれており、祈りを捧げながら登ります。)
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(まず「最後の晩餐」から始まります。キリストの隣にいるのはマリア・マダレナ〔マグダラのマリアのポルトガル称〕。ポルトガルではマリア・マダレナへの愛情も大きく、彼女についてのファドもあります。それを思い描きながら登りました。)
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(木陰の中、道が続きます。)
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(十字架を背負うキリスト、見守る聖母マリア:一番左)
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(教会下の階段。かなりな傾斜のため、途中の白いバロック様式の階段からは横にジグザグに進みます。)
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(十字架に打ち付けられたキリスト、嘆き悲しむ人々。聖堂内は各場面に合わせて背景や地面が異なり、像は表情豊かに場面を伝えます。このあとは十字架から降ろされ埋葬後、復活まで場面が続いて行きます。)
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(頂上の教会Bom Jesusの内部。)
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(Bom Jesusから更に30分ほど登ると、もう一箇所教会があります。天に更に近い教会、日曜ということもあり、地元の方々がたくさん礼拝にいらっしゃっていました。)
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(後ろを振り返るとその高さに驚きます。昔の人は熱い信仰心で、これだけのものをこんな高い場所に作ったんですね。)

「Maria Madalena」

 愛に悩み人生を狂わせてしまった人
 私はその人に対して泣きもしないし可愛そうとも思わない
 聖人の一人もそういう人生だったから 
 それはマリア・マダレナ

  私たちを魅了させるその愛はキリストも感じた
  だから彼は愛によって狂った人も
  聖人にしたではないか

 イエスは私たちに何を見せたかったのか
 それは愛は罰されないこと それゆえ彼女を救った
 だから私は愛に悩み苦しむ人を
 哀れと思わないし泣くこともない

  聖母マリアもこの二人の愛を知っていた
  知っていて罪深い彼女を聖人として迎え入れた

 彼女はたくさんの罪を犯した
 小さいものから大きいものまで
 しかし最も愛し 最も愛を知ったのも
 マリア・マダレナ







2008/10/16

Ha' muitas fadistas!  2008年リスボン日記

リスボン大学の私のクラスの授業は月〜木曜日までなので、今週は今日で最後となりました。今日も充実した授業でした♪午後からはポルトガル人学生主催のコミュニケーションクラスが大学のカフェであると聞き行ってきました。

複数のポルトガル人学生たちがリーダーになって、みんなでポルトガル語で話しをしようというものです。日本・フランス・オーストラリア・インド・コロンビア・スペイン・中国などなど様々な国籍の学生が集まり、いくつかグループを作り2時間話しつづけました。これは発音練習には最適です。

夜からパテオヘ行って来たのですが、師匠に「格段に発音が良くなった」と言われました。恥は捨ててどんどんしゃべって、細胞に叩き込みます!

さて、本日のパテオはファディスタ大集合、途中でヴァディオ状態になったりと、とっても楽しい夜となりました。

クリスティアナ、バレットさん、マリアさん、オーナーのドナ・リナ、コインブラファドのおじさま、ティナさん、私

の7人に加え客席から大物が登場。名前が確認できなかったのですが、コンサートを中心に歌っている年配の女性歌手がお店に食事に来ていて、飛び入りで5曲も披露してくれました!声量と表現力の素晴らしさに客席は大盛り上がりとなりました。それから、オーナー夫妻のお友達のポルトガル人男性も歌い、盛り上がった客席では演奏の合間にカンツォーネを歌いだす方まで!

今日はポルトガル人のお客様がたくさんいたこともあり、お客様の合唱が続きました。そんなこともあって、今日の私の曲は、

Tudo isto e fado(これすべてファド)
Canto o fado(カント・ファド)

「これすべてファド」は皆さんご存知の名曲ですから間奏は心温まるハミングとなり、「カント・ファド(私はファドを歌うの意)」はもちろん大合唱、びっくりするほど皆さん笑顔で楽しんで歌ってくれました。この曲をパテオで歌うのは初めてだったんですけど、今晩はぴったりでした。


2008/10/15

tres guitarras(トリプル・ポルトガルギター)  2008年リスボン日記

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先日再会できたカルロスさん(写真右)が、昨晩からパテオに演奏にきました。とっても嬉しい、私にとっては居てくれるだけでとても安心できる方なんです。2年前に作ったCDを渡したらとても喜んでくれました。このCDが作れたのはカルロスさんも含めて、リスボンの皆さんのおかげです。

というわけで、昨夜のポルトガルギター奏者はペドロも加わって3人という豪華な夜となりました。

やっぱり、この編成になると古典曲が光ります。うまく説明できませんが、主軸のメロやリフをとる人、古典のリフを応用でちりばめる人、ハモリでリフを入れる人、と厚みが出てきます。「ファド・モウラリーア」や「ファド・ペドロ・ロドリゲス」等の王道曲が本当に美しかった。日本でもこういうのをできたらいいなぁって憧れました。

少ないコードにメロディーを乗せていく、単純なようで一番難しい古典:ファド・カスティーソ、しっかり歌えるようになりたいです。


さて、リスボン大学スタートしています!本日で3日目となりました。

とっても充実したいい授業で楽しんでいます。


私の授業は、

月:9〜13時
火:9〜13時
水:8〜12時
木:9〜13時

の週4日間、1日4時間の授業です。途中30分間の休憩があるので、教室のすぐ横にあるカフェでクラスメートとお茶をしてリフレッシュできます。

先生は基本的にポルトガル語ですが、補助で英語も話してくれます。先生もクラスメートも気が合う人たちで気に入っています。

スペイン・ドイツ・ロシア系・モンゴル・日本とバラエティーに富んでいます。名簿上は10人以上のクラスでしたが、午後へ移動希望を出す人もいるようで、今日は4人だけでした。私は少数クラスのほうが好きなので、このくらいでキープできたら嬉しいなってこっそり思ったり・・・。

生徒の中には英語がペラペラな人もいるので、彼らが英語で質問をとばすと授業が5割以上英語になります。今日のメンバーは英語が不得手だし、ポルトガル語派だったので8割ポルトガル語でした。

教えてくれるペドロ先生は小柄な男性、チャームポイントがヒゲとホワイトボードの綺麗な字。ポルトガル人のおおらかさとフランクさはあるものの、おおざっぱ感をあまり感じない人です。生徒それぞれの要求をしっかり汲み取ってくれます。

単語解説の際には、「カフェの種類」「食生活」「髪型の名前」なんかも入れてくれます。生活でどう生かしていくかも踏まえて授業をしてくれるので、大変助かります。面白かったのは「ヒゲの名前いろいろ」生え方に名前があるんです♪日本じゃこんなこと習えません〜。ポルトガルは人種が多彩な分、色彩感覚や髪の毛の色などの身体的特徴も様々、だからこういった事って案外大切なんです。

それと、日本人にとっては発音が難しいのでその辺りの質問にも丁寧に答えてくれるのがありがたいです。歌の発音にかなり生かせそうです。

と、そんな訳で、あこがれのキャンパスライフはいいスタートを切っています☆

Ate' amanha~.


2008/10/13

em frente dos grandes fadistas  2008年リスボン日記

今日はBirro AltoのFado Vadio(お客さんも店の人も歌う店)「A Tasca do Chico」で歌ってきました。月曜と水曜のみファドを開催するお店です。週に二日間ということもあって、ファドの日は大混雑します。

こちらではリスボンっ子のファドを存分に楽しめます。地元の人気者達が自慢の喉を披露します。サビや間奏になると店中みんなで大合唱、名曲「Nem As Paredes Confesso」が始まると、自然と皆が口ずさむ・・・。この空気がたまらないです。

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お店の司会者のJoa~oが私のことを覚えていてくれて、一年半ぶりでしたが歌わせてくれました。

緊張で気が気じゃなかったですが、途中からの大合唱でそんなことは吹っ飛びました。ファドを愛するリスボンっ子の仲間入りができて、胸がいっぱいでした。

そして、この写真(↑)の左側、私の前方の水色のシャツの方、誰か分かります?
人気男性ファディスタのCamaneです!弟さんも人気ファディスタPedoro Moutinhoなんと今夜は兄弟揃ってお店に登場!!歌う私の目の前にお二人揃って座っていました。

お二人の前で歌えて光栄です。話し掛ける勇気はありませんでしたけど、ちょくちょくお店に顔をだしているそうなので、今後チャンスがあったら嬉しいなぁ・・・・。

今日から始まった大学が朝早いので、毎回は来れないけど、この空気を味わいに通いつづけますよぉ。

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(本日のギターラとヴィオラのお二人。真中の80歳のおじいさまはここの主のような方。私にいっぱい話し掛けてくれました。ショルダーの中にはお店で撮ったファディスタや仲間のフォトアルバムが入っていて、宝物のそのアルバムを嬉しそうに見せてくれました。)

2008/10/11


今日は市電28番に揺られて街の西にあるカンポ・デ・オウリケへ。
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(市電から見える「エストレーラ聖堂」)

3日のアヴェイロのイベントでご一緒したガラス作家の豊田康次郎さんがこちらに滞在中なので、彼の友人と一緒にお昼を食べて、バイシャ・シアードまでゆっくりと散歩しました。

異業種の方とお話するのは視野が広がって本当に楽しいです。ポルトガルは以前ガラス産業が盛んだったそうです。最近は中国が圧倒的になってしまい、ガラス工場も姿を消してしまいましたが、近年ガラス技術の見直しのプロジェクトがポルトガルで進んでいるそうです。これまた初耳。

友人の日本人の方はこちらに3年住んでいるそうで、ガイドブックには載っていない穴場に連れて行ってくれました。地元の人で溢れる高台のカフェや、有名観光スポットの裏道等を満喫。お二人とも、どうもありがとうございました♪

さて夜のパテオは土曜日でお客様がたくさん!日本人のお客様もいらっしゃいました。演奏が終って帰るときには午前1時をまわっていました。

今日は久々に「セニョール・コインブラ」が登場。コインブラファド歌手のおじさまが、マントを翻して美声を披露。リズムも声の伸ばし方もリスボンファドとは違って独特です。コインブラファドも演奏できる師とギリェルメさん、さすが!!

今日の私の曲目は、

Cancao do Mar(海の歌)
Alfama(アルファマ)
Julia Florista(花売りのジュリア)

「海の歌」は合わせもなしでしたが、師匠たちがこちらの呼吸にぴったりと合わせてくれるので、伸び伸びと歌えました。毎日見える美しいテージョ川と、飛行機から見えた広い大西洋のおかげでイメージが膨らみました。滞在中に大西洋沿岸へ行って、肌でその姿を感じてこようと思っています。

2008/10/10

brincar brincar!!  2008年リスボン日記

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(今日のパテオの最終ステージのひとコマ。左:師アントニオ・パレイラ、中:クリスティアナ、右:ギリェルメ・カルバリャイス)

今日は心惹かれるファドに出会いました。バレットさんの歌う「Boa noite solidao」というファドです、初めて聴いたその瞬間に心を持っていかれてしまうファドでした。詞とメロディーが美しい秀作です。バレットさんのやわらかい声がこのバラードをより切なくします。

【一部抜粋】

 こんばんは、孤独よ
 あなたの(孤独の)その手をかして
 この暗い夜に

 彼女に(孤独に)これ以上を伝える事はない
 今は眠りたい
 彼女と(孤独と)共に夢を見たいから

バレットさんの出演後にこの曲について聞いたところ、女性が歌ってもいい歌詞の内容だったので早速歌詞を教わることに。そして、歌詞の発音を教えてくれた後に、ギタリスタも巻き込んで「もう一回歌うから録音しちゃいなさい」とおしげもなく美声を披露してくれました。何のためらいもなく弾いてくれる師とギリェルメさんもありがとう!!

帰国したら日本で歌います。

そして、今日私が歌ったのは、
Tudo isto e fado
Julia Florista
Tunica Negra
歌い方にだいぶ変化がでてきました。発音練習が少しずつ、口周りの筋肉に変化を与えています。

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左:ジョゼ・マヌエル・バレット
右:ドナ・リナ(パテオのオーナーでファディスタとして出演もする私のポルトガルの母です)

最後のステージの最終曲は3人のファディスタで掛け合うというものでした(写真2枚目)。一人が歌っているところに、台詞のような合いの手が入ります。まるでおしゃべりをしているように、わいわいがやがやと盛り上がる曲、明るいドナ・リナの十八番です。

演奏の合間、師匠の冗談魂に火がついて爆笑の渦が・・・。バレットさんも、ギリェルメさんも一緒になってbrincar(冗談・いたずら〜♪)、お茶目でファドを愛するのおじさまズに囲まれています。


2008/10/9

passeio(お散歩)  2008年リスボン日記

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今日はとてもいい天気、こんな日はお散歩が最高です。寮の近くのパステラリーア(パンや焼き菓子を置いているカフェ)でお昼ご飯代わりにパステイシュ・デ・ナッタ(エッグ・タルト)を買って、青空の下で食べながらのんびりとお散歩。
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(パステラリーアのお菓子。下段がパステイシュ・デ・ナッタ。焼き立てでした!!)

私の住むバイシャ・シアードからアルファマ方面へむかうと、まず出会うのはマダレナ教会。こじんまりとした教会ですが、内装の金の装飾が美しい教会です。マリア像を始め、たくさんの像があり、心静まります。それから、リスボンの顔とも言える大聖堂「Se'」へ。

写真が「Se'と市電」、リスボンと言えばこの組み合わせです。そして、リスボンの一番高いところに位置するサン・ジョルジェ城へ。わりと急な坂道を歩いていかなければなりませんが、城に着くとその疲れは吹き飛びます。

最高の景色が待っているからです。
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(目の前に広がるパノラマのほんの一部です。270度近く開けた素晴らしい景色が待っています。)

ますますリスボンが好きになってしまうのも無理はありません。

そして夜はまたまた嬉しい再会が待ってくれていました。

3年前にお世話になったカルロスさんご夫妻がお店に来てくれました。ご主人のカルロスさんは、ポルトガルギターも弾くしファディスタとして歌も歌う方です。時々お店に遊びに来て、一緒に弾いて歌っています。誰に対してもいつも笑顔で接する彼には、紳士という言葉が似合います。奥様はリスボン大学で教授をされていて専攻は英語です。13日からのリスボン大学のキャンパスライフに心強い方が加わってくださいました。二人揃って笑顔が爽やかな仲のいいご夫妻です。

嬉しくって思いっきり抱きつきました。今日はカルロスさんはポルトガルギターを持ってきてなくて、来週から弾きにくるとのこと。ああ、楽しみがまた増えました。

あまりに嬉しくておしゃべりしすぎて写真を撮ることなんかさっぱり忘れてました。またそのうちご紹介しますね。

そんなわけで、カルロスご夫妻も一緒にファドを聴いて、間奏ではファディスタみんなでハミングして、とても幸せな時間でした。

今日歌ったのは

Que Deus me perdoe(神の許しを)
Tudo isto e fado(これすべてファド)
Julia Florista(花売りのジュリア)

「花売りのジュリア」はクリスティアナからもらったリズムのアドバイスと、バレットさんからいただいた呼吸のアドバイスのおかげで歌詞の美しさが今までより掴めました。クリスティアナから「よくなった!」のベイジーニョをもらって今日は終了♪

そうそう、今日は日本人のお客様もいらっしゃってくださいました!ありがとうございました!ファドの宵に心打たれたようで何よりです、よいご旅行を。



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