Bem vindos ao site da Fadista Kumiko               Kumiko Tsumori                                                                               em Português

2009/6/6


クリックすると元のサイズで表示します
毎年6月13日はリスボンのお祭り「サント・アントーニオ祭」。サント・アントーニオはリスボンの守護聖人なので、リスボンだけのお祭りだ。街ではお祭りの飾り付けが少しずつ始まっている。

写真はリベルダーデ大通りの仮設客席。前夜の12日の夜は各地区が衣装をつけ音楽を鳴らして踊りながら行進をする。リベルダーデ大通りはそのハイライトとなる場所だ。これはコンクール形式になっていて、どの地区が優れていたかが翌日発表される。最近はアルファマ地区が3連覇中だそうだ。今年はどうなるだろう?

お祭りムード漂うこの季節が私は一番好き、初めてポルトガルに来たのがちょうど4年前の6月だったというのもあるけれど、気候も良いし一番リスボンらしい気がする。お酒に弱い私も、この季節はビールを飲みたくなってしまう。今年も人ごみでもみくちゃにされながらこのマルシャ(行進)を観る予定。

2009/6/5


明日から歌おうと思っていた新曲だけれど、調子が良かったので今日から歌い始めた。悪くはなかったけれど、どうやらキーが低い。リハではあまり感じなかったのだけれど、声があまり伸びなかった。本番後に「キーをあげよう」ということになり、EからGに上げて歌ってみた。と、ギリェルメさんが「その声、それだよ、それがすごくいい!」と目を輝かせた。私も「この声だ。」と確信した。

ポルトガル語で歌うことは日本人の私にはとても難しい。筋肉の使い方が違うからだ。日本人はどちらかというと口を縦に開いて声をだすが、こちらは横に開いたり閉じ気味で声を出し、かつ喉はしっかり開けている。そして日本語とは違うアクセント使いがある。だから私はその違いから喉に力が入ってしまっていた。でも今日、その無駄な力が取れて発音も成立するところを見つけられた。そうすると全てが楽になってきた。やっと獲得できたようだ。以前も「いいところに来れた」と喜びつつ何かが違っていた、もう少しで届きそうで届かない・・・そんなジレンマにずっと苦しんでいたけれど、やっと見つかった。

師匠は私が自分で発見するまでずっと見守っていてくれた。前からちゃんとわかっていてくれていたように思う。単にキーをあげることではなく、ポルトガル語においても日本語同様に歌える自分の声を発見すること。この修行の最重要課題、日々の積み重ねが実を結んだようだ。

2009/6/4

Guitarra Triste  2009年リスボン日記

今夜から名曲「Guitarra Triste」を歌い始めた。女性をギターラに例えた美しいファドだ。師匠自身が好きな曲で、私に似合うと以前薦めてくれた。今日やっと歌うことが出来た。

本番前、お店に着いてから廊下で一人で歌っていたら、バレットさんが離れたところから聴いていてくれて、より美しい歌いまわしを伝授してくれた。いつもさりげなくアドバイスをくれて去って行くおじさまだ。それを踏まえて歌ってみた。師匠は真剣に「本当によかった」と言ってくれた。詩がとても難しい言い回しをしているのだけど、最近ポルトガル人の友人が解説をしてくれたし、ポルトガルにきてから7ヶ月以上経った耳がいい状態で取り組んだので、気持ちも発音もいい仕上がりになったようだ。

先日リハーサルをした新曲も土日あたりに歌う予定だ。帰国まであと3週間、一日も無駄に出来ないっ。


2009/6/3


クリックすると元のサイズで表示します
今夜は待ちに待ったシルク・ド・ソレイユのリスボン公演「VAREKAI」へ行って来た。私はシルクのショーが大好きだ。日本でまだシルクが有名でなかった頃に、友人から輸入版のシルクのビデオを見せてもらったのがきっかけで気に入ってしまった。日本公演の場内スタッフのアルバイトをしたことも実はある。

やっぱり今回も素晴らしいショーだった。ずっと感激しっぱなし、拍手しながら涙が出る出る。シルクでは当たり前だけれども、命綱なしでやっている演目もたくさんあって会場中が吸い込まれた。その練習量の凄さ、そしてスタッフさんとの見事な連携プレー、ミュージシャンたちの絶妙のBGM、あぁ何回でも見たい。

拍手や声援がとても大きいポルトガル人の中で観るのも最高だった。思わず一緒に大声をあげてしまった。帰国したらちょうど「コルテオ」の大阪公演が始まるので、観にいく予定。刺激をたくさんもらえた、明日からまたがんばれるぞ!

2009/6/2

Toco a cantar.  2009年リスボン日記

今夜はずっと歌いたかった曲を思い切ってリクエスト。と言っても今日はまだリハーサル、この滞在で最後の新曲だ。うまく合わせもできたので週末にはお客様の前で歌う予定。リハの際に「こんな曲です。」と自分でギターを弾いて少し説明ができたことが私には大進歩♪ギリェルメさんが歌い方のコツを伝授してくれたし、いい仕上がりになりそう。

空き時間には廊下で師匠と弾き語り。まだまだ下手な私の伴奏だけど師匠も口ずさむ、かなり嬉しい一時。こういう時には必ずドアマンのセニョール・アルマンドが側で微笑みながら見守ってくれている、サービスの人たちも通りすがりに鼻歌、私の大好きなパテオの舞台裏。

2009/6/1

sentir e lêr  2009年リスボン日記

詩についての疑問があって、今日は日本語を話せるポルトガル人の友人に会って教えてもらった。詩は本当に難しい。ポルトガル独特の言い回しや文化背景もあるので、文法を勉強しただけでは読みきれない。

アマリアは「読むより感じる」と言っていたそうだ。私も感じるほうが好きなのだけど、やはりアジア人の私にはポルトガル語はまだまだ大変。友人に訪ねたところ、「これ、ポルトガルならでは言い回しだね」というところがたくさんあったし「ポルトガル人でもこれは難しい」というものも多かった。でも疑問を抱えながら歌いたくはないのでとてもすっきりした。

生活習慣や文化の違いを詩の中でも発見するけれど、それを越えた人間としての感情に共感するからこそファドはおもしろい。どんな文学も音楽もきっとそうなのだろう。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ