Bem vindos ao site da Fadista Kumiko               Kumiko Tsumori                                                                               em Português

2010/3/17

A Liana regressou.  2010年リスボン日記

ロンドンで歌っていたリアナが活動を一度終えて帰国、リスボンのパテオでまた歌うこととなりました。彼女のファドが大好きな私は本当に嬉しい。

心静かに歌いだす彼女のファドは聴くものを虜にします。大げさなアクションもなく、無理やり声を張り上げる事もなく、ただただ心に耳を傾けて、目を閉じて語るように歌います。歌う喜びに溢れているファド、悲しい歌も彼女が歌うと「生きることへの賛歌」なのだと確信する事ができます。同年代の彼女が近くにいてくれるおかげで、より自然体のままファドに向かえることができて、本当にいい影響を受けています。

何も着飾ることなく、心と素直に対話できることが大切。彼女の歌声はそう教えてくれます。

2010/3/13

os guitarristas que tocam no Fado Vadio  2010年リスボン日記

今、ファド・ヴァディオはおもしろい!

歌いたい地元客がやってきて、飲みながらファドを披露していくのがファド・ヴァディオです。司会者またはその日のホスト役(歌手だったりギタリストだったり)が歌う順番を決めていきます。ギタリストはプロが揃います、そしてこのギタリストたちの掛け合いがおもしろい!歌い手は素人からプロまで様々、ギタリストはリハもなしに初めて合わせる歌手と演奏をしなければなりませんが、このギタリストたちの演奏も是非聴いてもらいたい!

歌手がどういう呼吸で歌うかわからないからこそ、ポルトガルギターとギターの信頼関係は深まり、呼吸がわかって来るとギタリストたちは互いに掛け合うような即興フレーズを入れて演奏を楽しみます。ギタリストも今日は誰と弾くかというのが定かではありません。他の演奏の仕事が入ったから変わりの人が来る事もしばしばあります。小さな街ですし顔見知りの場合が多いのですが「今日はこの人とどんな感じになるかな」という緊張感を彼は楽しんでいるよう見えます。

若手同士のギタリストの組み合わせ、先輩格と若手の組み合わせで飛び出す音もかわってきます。私は「お、そう来たか。これはどうだ」と言う感じでフレーズのやり取りを楽しんでいるギタリストを見るのが好きです。最近ファド・ヴァディオにも実力のあるギタリストが結構いるのでその辺りも楽しんでみてはいかがでしょう?
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(中堅40代のポルトガルギター奏者と若手20代のギター奏者。変な気の使い合いはなく、お互いの良さを引き出しあうミュージシャンシップに溢れる人がたくさんいます。)

<私のお薦めファド・ヴァディオ開催店>

●A Tasca do Chico バイロ・アウト店
 (居酒屋、月曜と水曜、司会者あり)
●A Tasca do Chico アルファマ店
 (レストラン、火曜・木曜〜日曜、司会者あり)
●Chapitô サンジョルジェ城近く
 (バー、サーカス小屋とレストランもある場の地下、金曜、ホストプロ歌手あり)

以上3店舗はチャージなし、飲食代のみ、予約なし、ファドは21:30〜22:00前後から始まる(お店によって異なります)。好きなときに行って帰ってOK。

2010/3/11


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ポルトガルから一足早い桜のご挨拶。
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桜の足元で咲く黄色の花たち。名前はわかりません。去年はリスボン大学の敷地でとった写真をブログにアップした記憶があります、こちらはアパートの近所で。この素朴なかわいらしさが好き。

2010/3/10


毎日のように続いた雨がやっと落ち着き、きれいな青空が見えたリスボンです。気温も上がり桜もところどころで咲き始めました。通り過ぎるポルトガル人をよそ目に、一人桜を眺めてしまう日本人の私です。

「雨」と言えばジョルジュ・フェルナンドの名曲「シューヴァ」(雨)、とても美しい人気曲で、パテオではいつもクリスティアナが歌います。まずギターのアルペジオで始まり、サビになるとポルトガルギターが加わる伴奏でパテオでは構成しています。私がギターで参加するようになってからはギリェルメさんとハモるアルペジオとなりました。が、ここ最近はギリェルメさんが作戦を変更、私は心臓バクバクで弾く事になってしまいました。

私一人で前奏からアルペジオを弾き、サビ手前でギリェルメさんのハモりが入り、サビでポルトガルギターも入るというプラン。クリスティアナはこれをとても気に入ってくれて、ここ最近はほぼ毎日歌うようになりました。カーザ・デ・ファドでは歌う曲はその場で決めていきます、なので彼女は2曲目辺りになると私のほうを見てにっこり笑って「chuva」と注文します。ギリェルメさんも一緒になってニヤリ、私が「ひゃー」って顔をすると2人とも嬉しそう・・・、そして私は深呼吸をして弾き始めます。そんな秘密のやり取りが最近は繰り広げられています。

今夜店に顔を出していたリアナが「Chuvaがすごくよかった!ギターいいわぁ」って興奮しながら言ってくれたので、やる気上昇♪美人歌手二人に喜ばれると嬉しいものです、あら、おじさんみたい?

2010/3/7


今夜から「Ai Mouraria」を歌い始めました。クリスティアナが普段は歌っていて、先月彼女から歌詞を教わり、お店で伴奏をしながら曲を覚えてずっと練習を重ねていた曲です。

5年前に初めてリスボンに来た時に、ファディスタの故マリア・ベンタさんが候補曲として挙げてくれたのだけど、当時の私には難しくてそのまま機会を逃してしまっていました。ベンタさんには聴いてもらえなかったけど、彼女の親友でありオーナーのドナ・リナがとても喜んでくれたし、胸の中で少しつっかえていたものが取れたような気がしました。

と、一息ついているとパレイラから「次はこれ」と2曲宿題が。とても言葉数の多い、でも美しいマルシャです(踊りながら行進するための曲、カーザ・デ・ファドでも歌われる。6月のサント・アントニオ祭では地域対抗マルシャコンテストがあるのが有名。)。名ファディスタの故マリア・ジョゼ・ダ・ギーアが歌う音源をよく聴いていたので、1曲は何とか滞在中にやれそう。早速ベテランのマリア・ヴァレージョさんが言葉運びの指導をしてくれたし、ほかに取り組んでいる曲もあるけれど、やるっきゃない〜!
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(去年のマルシャコンテストの一場面。演奏は生演奏、歌は踊りながら皆で歌う。常に足踏みをしながら踊って隊列も変化させていく、その上歌うので動きひとつひとつは激しくないけどかなりハードです。こちらはグラサ地区。)

2010/3/6

Quando ser velha...  2010年リスボン日記

私が思う難しいファドが最も単純な構成のファド・メノールやファド・コリード。たった二つのコード、ある程度しか決まっていないメロディー、語るように歌うファドの一番粋な形。今日はマリア・ヴァレージョさんのファド・メノールに心奪われてしまった。

ファド好きのポルトガル人のお客様のために久々に歌ってくれた、私は伴奏の2コードをゆっくり弾きながら、一番近くで彼女の歌を聴き、その姿を目に焼き付ける。年を重ねて、あんなにどっしりと、そしてゆるがない心でメノールが歌えたらファディスタ冥利に尽きるなぁと、おばあちゃんになった時の楽しみを思い描いた。

2010/3/2

Boa viagem!  2010年リスボン日記

月が綺麗なリスボアです。今夜はお客様の80%が日本人という凄い日でした。お越しくださった皆様、本当にありがとうございました!

一組は日本で私のライブを聴いてくださったお客様のグループ、リスボンでの再会を果たす事が出来ました。もう一組は初めてお会いする大きなグループの方々でした。帰り際に皆さんから温かいお言葉をいただき、エネルギーをもらいました。楽しんでいただけて本当によかったです。やっぱり遥々日本から来て頂けると嬉しいです、本場のファドはいかがだったでしょうか?

今度は日本で再会しましょうね!よいご旅行を!!



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