Bem vindos ao site da Fadista Kumiko               Kumiko Tsumori                                                                               em Português

2009/6/24

Estou perto de ti.  2009年リスボン日記

クリックすると元のサイズで表示します
ついにこの日がやってきてしまった。日本に戻る日が。あっという間に9ヶ月が経った、特に最後の1ヶ月は怒涛の早さだった。私はなんて幸せだったことかと、ただそれだけ。

書ききれない事が山ほどある。言葉にできないと言った方がいいかもしれない。でも確実に言える事は、私は沢山の愛情をもらって、本当に幸せだったということ。

最後の夜の最後のファドはアントニオさんのファド・モウラリーアだった。シンプルで美しさがあるファド、ポルトガルギターをより生かし、ファディスタの歌いまわしを存分に楽しめるものだ。ヴィオラはそれを支えながら一定のリズムを刻み続ける。なんて愛しい時間だろうと思った。オレンジのロウソクの明かりに浮かぶ師匠やギリェルメさん、カルロスさん、ジョアキンさんたちの姿を見ながら、そしてたたみかけて行くアントニオさんの背中を見ながら弾いた。目を閉じながら弾く巨匠アントニオ・パレイラのモウラリーアは本当に美しかった。

仕事の後、みんながケーキやシャンパンを用意して歌ってくれた。ボーイさん、コックさん、オーナー夫妻、ファディスタたち、ギタリストたち、みんなみんな大好きな私の家族。涙をこらえることはやっぱりできなかった。「日本は遠いけれど、心はいつでも近くだから」みんなが言ってくれた。本当にその通り、私の胸には刻まれたファドとみんなの心がある。そう断言できる。また近いうちにリスボアに戻る予定、再会を約束して帰路についた。こんな遠い異国に私は自分の場所がある、そして日本にも。

ありがとう、ありがとう、いつでも心は近くに。

2009/6/22

Até breve!  2009年リスボン日記

クリックすると元のサイズで表示します
今夜は「タシュカ・デ・シーコ」でお世話になったギタリストや友人たちに挨拶へ。写真で歌っているのはこのお店で私をとても可愛がってくれたエドアルドおじさん。私を娘と呼び、いろいろなファドの場へ連れて行ってくれた人。いつも明るくて、歌にもその人柄がにじみ出ているいい歌を聴かせてくれる。皆に愛されているおじさまだ。

それから今日は偶然、4年前にパテオで歌っていたシーコにタシュカで再会する事が出来た。彼は現在、名店「オ・ファイア」で歌っている。ちゃんと覚えていてくれて、力いっぱい抱きしめてくれた。彼の歌うカスティーソ「Fado João Maria dos Anjos」がとても美しくて歌詞を教えてもらったのが懐かしい。「あなたに教えてもらったおかげで、よく歌っています」とやっと言えた。

家の前まで送ってくれたエドアルドおじさんとの別れの言葉は「また近いうちに」。もちろん!

2009/6/21


今夜はゼ・マヌエルと帰国前のお別れをした。私が大好きなおじさま、いつもとろけるような歌を聞かせてくれる最高のファディスタ。彼の得意曲「Ladrão enamorado」を聴きたいとリクエストしたら快くOKしてくれた。歌う前に小さな声で「君に、ね」と言ってくれて歌い始めたこのファドは今までで一番心に染みた。

私が歌う番になると逆に今度はゼ・マヌエルが私にリクエストをして、一番最前席で私の歌を聞き届けてくれた。「O fado de ser fadista」というファド、彼は私が歌ったのを聴いて気に入ったそうで「これ覚えて近いうちに歌うから」と先日言ってくれた。尊敬するゼ・マヌエルのレパートリーにこの曲が加わるきっかけになれたことがとても嬉しくてならない。今度リスボンに来る時に是非聴きたいと願っている。

彼の歌にはたくさんのことを教えられた。そしていつもあたたかく接してくれた、本当にありがとう、ゼ・マヌエル。

2009/6/20

HOJE HÁ CARACOIS.  2009年リスボン日記

クリックすると元のサイズで表示します
ポルトガルのレストランやバルで5月くらいからよく見かける「HOJE HÁ CARACOIS」の張り紙。「カラコイシュあります」という意味、このお店は「BOM」がついてるので「いいカラコイシュあります」と宣伝。

さて、カラコイシュとは・・・

 ↓
 ↓
 ↓


クリックすると元のサイズで表示します
カタツムリでーす!!

ポルトガルでは、季節のおつまみとして今人気のメニュー、私もこれにはびっくりっ。でも今日ついにいただきました!つまようじで身をとって食べるんですが、確かにビールにはいいかも。ポルトガルで出会った大事な友人と色々なことを話しながら食べました。昼から飲むなんて、いつぶりだろう?ポルトガルではお昼からお酒ってわりと普通のことなんですが、お酒に弱い私は普段あまりしません。でもこの暑さでアルコールは体からすぐ飛んでしまうので、ちょうどいいほろ酔い加減に♪
クリックすると元のサイズで表示します
友人と会ったレストランの行きと帰りは路面電車でリスボンをぐるりと。人気の28番線でカンポ・デ・オウリケからバイロ・アウト、バイシャ、アルファマを経由してマルティン・モニスへ。快晴のリスボンをゴトゴト揺られながら、心地いい風を味わいながら目に焼き付けた。色鮮やかな花と空がキレイだ、私の大好きなリスボン。

友人はファドとは異業種の人だけれど、海外で働く姿は本当に尊敬できる。お互い、目標にむかって歩んでいけたらいい。リスボンへの想いと酔いと友人との会話のせいだろうか、なんだか泣けてきてしまう28番線だった。

2009/6/17


クリックすると元のサイズで表示します
こんな感じで伴奏修行中♪私の横のベースで弾いているのが私の新CDのエンジニアであり、ベーシストのフレデリコさん。今日マスタリングを終えたマスターCDを店まで持ってきてくれて、一緒に演奏もしていっちゃいました。

一番左に手だけ映っているのが、ポルトガルギターを弾く彼のお父さん。親子揃ってとても人柄のいい方々。というわけでポルトガルギター3人、ヴィオラ2人、ベース1人の伴奏に。フレッドのベースは軽やかでやっぱりいい〜、ドナ・リナ熱唱中。

2009/6/15


クリックすると元のサイズで表示します
今日はまた一つ私の願いが叶えられた日だった。このリスボン滞在の集大成とも言える、新CDのレコーディングを私の大好きなギタリストたちと行うことができた。

ポルトガルギターは師アントニオ・パレイラ、ヴィオラはギリェルメさん、そして師の次男リカルドがもう一人のポルトガルギターで加わってくれた。エンジニアにはミュージシャンから信頼厚いフレデリコ・ガットさん、ベースの腕も素晴らしい彼はミュージシャンとしても参加してくれた。レコーディングを進めながら「とても美しいアルバムになる、光がある」とアントニオ・パレイラは腕を振るった。

ポルトガルにやってきて無我夢中で毎日やってきたけれど、こうやって心に強く願ったことが一つ一つ形になっていくことの喜びをかみしめた。たくさんの愛情を感じながら、ファドの中に生きていることを感じながら歌ってこられた。このアルバムはその思いと歩んできた一歩一歩が詰まったいい作品になると疑わない。

休憩中にリカルドが外に私を呼んだ。彼が指差すスタジオの外の庭には一匹のホタルが光を燈していた。生まれて初めて間近で自然のホタルを見た、それもポルトガルで、こんな思い出の日に。

アルバムは帰国ライブツアーで発売予定です。リスボンの香りが詰まった新CD「Cheira a Lisoba」どうぞご期待ください。




2009/6/13

Parabéns menino António♪  2009年リスボン日記

本日、サント・アントーニオ祭は師匠アントニオ・パレイラの誕生日でもある。お店に着くと彼の孫の女の子2人が遊びに来ていた。私がプレゼントを持ってきたのを知ると2人は大喜びで一緒にハッピーバースデーを歌ってくれた。師匠を3人で取り囲んで、開店しているのでちょっと声を小さめにアカペラで歌った、パレイラはものすごく嬉しそうに微笑んでくれた。

私は彼に本当にお世話になった、この留学が充実したものになったのは彼のおかげだ。私がファディスタとして成長することが恩返しに他ならない。彼は日本でファドが浸透していく事を願っている一人でもある。いつもありがとう、これからもどうぞ元気でいてね。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ