「オペラ座の怪人」を見ました。
ふ〜ん、こんなお話だったのかなあ?という感想でした。昔、本を読んだ記憶ではオペラ座の火事で顔があんなになった少年が、オペラ座の地下深くに住んでいて…というような話だったような記憶だったのですが、今回見たこの映画では、サーカス団の見世物となっていた少年をオペラ座の寄宿生の女の子が地下深くに匿ったことからはじまり、その少年がオペラ座の中だけで育ちやがて屈折した孤独を抱えるファントム(怪人)となっていったというお話でしたね。(見世物の時に人を殺して逃亡)
その男が、長年成長を見守ってきたオペラ座の寄宿生のクリスティーヌに歪んだ愛情を寄せていくのだけど、それが、ほとんどストーカー状態。彼女のスターとしての舞台デビューをきっかけに、トップの歌手を舞台に上げないために数々の事件(含む殺人)を起こす。そのために、クリスティーヌは恋人のラウルと共に恐怖と血塗られた事件に巻き込まれていく…というこんなお話だったんですね…。
しかし、悪い男にゃ魅かれるぜってことで、このファントムさん仮面から半分だけ見えるお顔は結構素敵。それに、さすがクリスティーヌのお師匠さんというだけあって、歌声もなかなか。そうそう、これはミュージカルなんで会話がほとんど歌になっております。
人間の深層心理として、ダメだと思う方ほどひき寄せられてしまうんですね。私もみながら、指の先からぞわ〜っとくる感覚に陥りながらも、無難なラウルよりファントムの押しの一手にクラクラきそうでしたから。それにしても、あのね、あんな悪いことしてすぐ捕まらないのはどういうことよ。(劇場のオーナーに給料くれとかファントムがいろいろ手紙をだしているのが笑えました。給料制なのかよって。)
ただ一度だけでいいから人に愛されたかった、彼女の愛だけあれば…そうなのかいファントムさん…という感じでした。
それにしても、あの「デイ・アフター・トゥモロー」に出ていたエミー・ロッサムがあんなオペラを歌える子だったなんで驚きでした。音楽はさすが良かったです。映像も、見ごたえありました。こういうのは、劇場で見るものだよなと思いつつ。(ヒッキー気味の私の反省)
3,4パターン仮面の着替えありましたね(笑)

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