『インファナル・アフェアU 無間序曲』をWOWOW待ちしてやっとみました。
1作目の「インファナル・アフェア」がすごく良かったから、あのふたりの潜入者(トニー・レオンとアンディ・ラウ)の若かりし頃のエピソードが見られるってことで見るのをすごく楽しみにしていました。でも、WOWOWで放映するまで我慢我慢…。レンタルで我慢しきれず借りてしまうとやっと放映されたころには、大体視聴済みになってもったいないんですよ。ああでも、これ2003年だからやっぱり2年はかかっちゃうんですね。もう「インファナル・アフェアV」も公開済だという現実を考えると、WOWOWさんもっと早くしてください…とお願いするしかないです。
そんなわけで待っただけに、ストーリーも映像も1作目と遜色ないほどよかったです。すっごくカッコいい〜。どうしてヤンとラウが潜入(マフィア&警察)することとなったか?というエピソードもわかったし、スリリングな攻防も、ウォンとサムのやりとり、そしてその恵比寿顔のサムがどんどんのし上がっていくさまも良かったです。
でもね、突っ込みどころもかなりありました。若者役の俳優たち、エディソン・チャンとショーン・ユーが全然アンディ・ラウとトニー・レオンに似てなかったのが不満(かなりのイケメンですが)です。1作目にも出ていたから、もちろん今さら代えるわけにも行かなかったと思うけど、このふたり雰囲気までよく似ているので、どっちがトニー・レオンだった方?こっちがアンディ・ラウ?なんて考えながら見ないといけないのですごくややこしかったです。あと、1作目の時潜入警官だということでヤンの罪を被って死んだキョンが2作目では、ヤンとほとんど同年代だったのが変。1作目ではトニー・レオンよりかなり年下の下っ端という印象だったから。どうしても今回出すんだったら中学生ぐらいじゃないと辻褄が合わない…。
その他にも、1作目では話題になったことすらなかったのに、潜入(マフィア側)していたヤンは、元々香港のマフィア一家の大物ンガイ家の血筋なんだそうな?異母兄のハウのマフィア内での重用を裏切って警察官としての仕事をまっとうして行くということなんだけど、驚いたよ〜。だったらハウが亡くなった後、マフィアのボスにだってなれたはずなのに。「今日から仲間だ」なんて曖昧なままサムの手下になっちゃったんだよね。そのまま10年も潜入。1作目のヤンにそんな大物の血筋を伺わせる伏線は何もなかったよ?
やっぱり未来を書いてから過去を書くのってこじつけになるから危険だと思います。(SWもそんな感じじゃないでしょうか?)
とはいっても、かなり面白かったです。(ここまで突っ込んでおきながらですか?)
なぜなら、若者よりもなによりもマフィアのボスにのしあがるサム役のエリック・ツァンに釘付けでしたから。どう考えても人のいいおじさんって感じなのに、怖いんです。香港の女優さんもメチャメチャカッコいいです。同じアジアでもそれぞれカッコよさ美しさが違うのが気になります。見て損はないと思います。どうせなら、一作目からご覧くださ〜い

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