すっかり秋ですね。
もう窓の外は秋風。
いかがおすごしですか?
今日私は珍しい出来事に遭遇いたしました。
朝ベランダに洗濯物を干そうと出たところ、コンクリートの床面に鳩がいたのです。ふつう、スズメや元気な鳩なら窓をあけるだけで驚いて逃げるのがふつうなのですが、その鳩はじっと私を見て「あ、どうも」という感じだったのです。とっさに私は居座られて巣でも作られたら困ると思ったので手を振り回して追ってみましたが、鳩の方は、まるで「あ、ちょっちょっっと待ってくださいよ奥さん」とでもいうように後ずさりするばかりで飛ぼうとしなかったので困ってしまいました。
落ち着いたところで、鳩を見てみると脚に環があるのが目に入ったので、鳩を掴まえ脚環をじっくりと見てみました。(元来動物は嫌いではなくセキセイインコを飼っているので持つのもへっちゃら。)すると人の名前がはいっており、なにやら数字も入っていました。それで(レース鳩だな?)と思ったので、鳩ちゃんを空いたゴミ箱に入れておきインターネットで『レース 迷い鳩』と入れ検索してみました。
すると「迷い鳩を見つけたら」というページが見つかったので、調べてみたところ鑑札に書いてある認識番号によりレース鳩協会(団体がいくつかあるらしいです)に連絡すれば持ち主が見つかるということなどがかいてありました。
朝は弁当づくりもあるし、会社にいくための身支度もある。いそいでことを済ませ思案しました。(この子どうしよう?)まさか鳩を見捨てて出掛けるわけにも行かず、鳩協会が9時過ぎからはじまるためすぐに連絡が取れないので鳩を会社に連れて行くことにしました。アタックギフトセットの空箱に鳩を入れて。なんだかペットを連れて会社に通勤する「きょうのわんこ」みたいでうれしかったです。断っておきますが、鳩ちゃんはいたっておとなしく突っついたりバタバタすることなど一切なく部屋にちょっとだけ放してみても写真のとおり落ち着いたものでした。すっごく「かわい〜」のでした。
そんなことで会社でもとっても静かに箱に入っていてくれたので、その間レース鳩協会に連絡を取ったり、飼い主が見つかったりした間も鳩ちゃんはクルクル目を回しながら箱の隙間から外を覗くだけでとってもおりこうさんでした。
飼い主からの電話でその鳩はなんと1999年にどこかのレース場から放された迷い鳩で飼い主は愛媛の方だと判明しました。こんな時、通常飼い主が取りに来てくれるそうなのですが「こちら神奈川なんです」と話すと驚いていました。6年も彷徨っていた鳩ちゃんはすっかり野生化していても不思議はなかったのに、人間に対してとっても従順な感じがしました。
そこで驚いたのが「レース鳩引取りサービス」というのが存在することでした。日通の特定のダイヤルに連絡すると(フリーダイヤルです)鳩専用のダンボールを持った日通の人が来てくれて、飼い主の着払い(2000円)で返すことができるのです。どんなことにも仕組みがある…ということに驚きました。
そして、午後1時過ぎに鳩ちゃんは日通のおじさんに連れられておそらく航空便で6年ぶりに無事帰路に着いたのでした。
とっても鳩が可愛くて飼ってしまいたくなるぐらい癒されてしまった私です〜。
迷い鳩を見つけたらどうか連絡してあげてくださいね!!
(なんとなくHappyを運んできてくれそうな予感♪)

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